風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

占いは要らない 683号

2009年10月06日 14時40分57秒 | 随想
本日の新聞の運勢 「一羽の白鳥紫雲の中より汝に好信をもたらす。諸事大吉」 申年生まれの多くの老若男女に共通である。白鳥は群れるから一羽は迷い鳥。紫雲は阿弥陀様の乗り物。便りがないのが良い便り。それでも万事平穏。多様な解釈が可能である。 味噌汁をコンロで温め、浅見光彦のドラマに夢中で鍋が黒こげ、焦げる匂いが飛んできて、紫雲の煙がたなびき火事にならずに諸事大吉。 ギャンブル愛好家が熱中して財布が . . . 本文を読む

朝駆けの熊さん 682号

2009年10月06日 00時39分26秒 | 随想
立派な店構えのステーキ屋。パン・サラダ・温野菜・スープ・デザート・飲料全てセットされたステーキ定食は高額で庶民には高嶺の花の金持ちの独占物だった。 佐久間や黒部ダムは必要に迫られ、短時間で予定通りに竣工する定食的事業だった。 朝駆けの熊さんがレストランを40年ほど前に創業した。ステーキなどパーツの価格を表示し、選択可能なお品書きだった。開拓時代のアメリカをイメージした簡素な店。庶民が行列を作り . . . 本文を読む