高齢化社会、老いて介護、病を患い入院、死ぬ人様が世間に満ち溢れている。
自分は決してその様にならないと顛倒夢想し薔薇色の人生を謳歌している。そしてその時期を迎え、右往左往する。
両親の死に遭遇し、人間に「老・病・死」が等しく訪れる事を知り人生観が劇的に変化した。老人・病人・死人は命懸けで教える教師なのだろう。
老人の関心事は死後の墓の心配である。亡骸を火葬にした骨は廃棄物、そんなに価値のある . . . 本文を読む
自宅に引篭り自らの来し方行く末を深く瞑想する林住期から、人生の知恵を人々に授ける遊行期に入る年齢を迎える。
身内の病気見舞いに兄貴が来訪した。経済を学んだ尊敬する兄貴で80歳。
「入るを量りて出ずるを為す」が経済の大原則と述べる。
頼るべき友人が無く、自分で悩み、自分で答えを探す試行錯誤の義理欠く、恥かく、人情欠く、自己中で貧相な城を守る喜怒哀楽の人生だった。
お陰様で他人の慈悲にすがる事 . . . 本文を読む