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アベノミックス時代は二元論が主流で勝負、優劣が優先し善悪の判断を忘れ格差社会に成ったが、新型コロナ風邪でその価値観が崩壊したように感じる。
金メダル獲得が最善とする東京五輪も悪性ウイルスの前では空しい叫びである。
東京の天台宗の寺の住職は「DOINGからBEINGへ」と述べる。
目標に向かって行動する時代から、無事に皆が暮らす時代の到来をコロナ禍が教えてくれた。
大きな教団の一員として行動するのではなく、一人ぼっちの行動の積み重ねが大きな教団を支えるとも述べる。
ケネディ大統領の「あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。 あなたがあなたの国のために何ができるかを問うてほしい」を思い出す。
新型コロナウイルス感染症は感染してるかどうかはPCR検査をしなければ分からないから、健康保菌者を識別する方法が無く、私は他人に感染させる加害者かもしれないし、感染する被害者かもしれない。二元論では説明できないややこしい鶏卵論争で悩ましい。
生老病死の苦しみは万人共通の課題、明日は我が身の共通認識が常識となれば世間は極楽だろう。