食うだけで精一杯、貧乏であることの表現である。経済用語ではエンゲル係数で消費支出に対する食費の割合。
総務省発表の昨年のエンゲル係数は二割五分八厘で国鉄が消滅した昭和62年中曽根内閣の二割六分一厘に近ずいた。最低は愛知万博の平成17年小泉内閣の二割二分九厘。
原因はトヨタが利益を上方修正した円安で、保護貿易のトランプ大統領の狂気によるドル高が輸入食料を高騰させた。そして安部の都合で福祉目的の消費増税を見送り財源を貧乏人を冷遇する事で手当てし可処分所得を減少させた為である。
日本が農耕民族だった時代はエンゲル係数なる概念は存在しなかった。食料は自給して貨幣で交換する必要がなかったからである。
総務省の役人が西洋文明の数字の遊戯で食える日本は美しい、豊かな国だろうか。