信州善光寺に比叡山天台宗の大勧進がある。
尾張名古屋に高野山真言宗の八事山興正寺がある。
その二つの寺の住職が腐敗堕落した。
千数百年前に南都奈良仏教の腐敗堕落に耐えられず、比叡の山奥に天台の修行道場を創始したのが最澄さん、続いて空海さんが高野山で真言の開祖に成った。
その末裔が腐敗堕落したなら、祖師の志を見習い大都会を離れ山に籠る時なのだろう。
そして限界集落の山村に同志を集め、門前町を形成すれば地方創生になる。
悪事を己に好事を他に与える菩薩行の実践が、モノで栄えて心が荒んだ祖国を救う心の医者である宗教家の存在理由だろう。