JR西日本の特急、阪和線・紀勢本線きのくに線「くろしお」、山陰本線の「こうのとり」「きのさき」「はしだて」の国鉄時代からの振り子式の特急形電車381系は10月30日に引退、北陸新幹線の金沢延伸開業に伴い余剰となった「しらさぎ」、ほくほく線の「はくたか」をJR西日本289系に改造して後事を託す。
国鉄色381系は曲線の多い中央西線の特急「しなの」の速度向上用として登場、同様の線形の花形直流電車だった。
残るは岡山から八雲立つ出雲に向かう伯備線特急「やくも」が日に15往復する。
八年後に北陸新幹線が敦賀まで延伸開業した時点が引退の潮時だろうが、それまで老骨に鞭打ち頑張るのだろう。