夢物語 ２３号

日本国の厚生労働相が女を「産む機械」と発言して物議をかもしている。「同じ人間であるが、女は男には無い子を産む装置を持っている」という事である。本当のこと言っているが、表現が強烈である。視聴率を念頭に置いた映像メディアと同じ発想の表現で、やらせ番組に似ている。最近増加した女性議員の活動目標を与えたことになった。国民総中性症候群になっている現状で、男女の違いを考え直す問題提起をしたという視点でみると、某大臣の発言の功績は大きい。
「食って糞して寝て起きて、さてその次は死ぬるばかりよ」という禅僧の言葉は、基本的人権を言っている。「差別の無い平等は、不平等」とも言っている。種のレベルの人間としては同じであるが、族としての女・男は違うのである。誤解してはいけない。男は外で食料を調達する狩猟民族で、女は家を守る農耕民族なのである。仕事の役割分担である。かかあ天下でも亭主関白でも主導権争いは遊びで、基本的な役割の違いは有るのである。混同して考えてはいけない。
機械化・電子化され効率が上がり、男としての労働をする仕事場が減っている。反面、体力の要らない頭脳労働が増えた関係で職業婦人が増殖している。男支配の職業社会の意識はまだまだ女は弱いと思っているので、女を保護し、男に負担を掛けている。結果男はますます弱くなり、女はだんだん強くなっている。
女性議員は声を大にして訴えなければいけない。「私たちを家庭に戻して、子供を育てさせてください。そして旦那の給料を大幅に増額してください」
うなされて目覚めた。朝である。夢だったのである。夢で美しい国日本を見たのである。