古希の祝いに息子達から頂戴したミラーレス一眼カメラが故障したので修理見積依頼した。
どたらこたら、専門用語を並べ立て、要するに三万円程と消費税で修理するかどうか伺う葉書が来た。
故障原因由来がメーカーなのか、ユーザーなのか、説明が無いが保証期間の一年が経過しているので責任は全面的に愛用者の側にある様だ。
以前にも新車購入の愛車が三年保証期限の過ぎた四年目にショックアブソーバーの油漏れで4万3千円で修理した。
戦後間もない日本製は粗悪品だったが、先人の懸命な努力で世界一の製品となり称賛を浴び、企業は巨大化した。
経済優先のアベノミックスの時代の優秀な価値観は、保証期限が過ぎたら速やかに故障するモノ作りを志向する技術者が選良なのだろう。
戦後の貧乏生活が三つ子の魂の老人は「あんな技術者」を殴り倒したいが、それが誰なのか烏合の衆の大企業では窺い知れない。