風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

市田柿は絶滅危惧

2016年10月30日 08時04分51秒 | 随想

自宅前のバス停から名鉄の日野ポンチョに乗り、東岡崎駅から名鉄特急で名古屋、バスセンターから高速バスで中央道高森に13時36分着、迎えの車で篠田農園に、市田渋柿の朝七時から夕六時まで皮むき作業に二週間ほど没頭する。

渋柿を干柿にする理由は渋柿が甘柿より甘いからである。渋味は水溶性タンニンが原因で、乾燥過程で不溶性タンニンに変化すると渋味は消滅、甘味が際立つのである。

乾燥した表面を破壊すると内部の糖分が滲みだし白色の粉末になる。

寒風での乾燥に一ヶ月程の手間暇が必要であるが、地球温暖化による気温上昇が原因のカビ発生、田舎の限界集落化の人手不足で南信州の晩秋から初冬の風物詩は絶滅が危惧される。


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