先行大逃げ、中盤バテバテで後退、終盤は驚異の差し脚で勝利、競馬の話ではない。
米国人に「クレイジー」「アメイジング」「アンビリーバブル」と言わしめたアラサーの日本人男性・最強市民ランナーの埼玉県庁公務員・川内優輝、強く冷たい雨が降る悪条件のボストンマラソンで瀬古利彦以来31年ぶりとなる優勝。
プロでなくアマチュアの「参加する事に意義がある平和の祭典・オリンピック」が国費を投入する金メダル争奪のビジネスに変貌した現在、古き良きアマチュアスポーツは絶滅していない。
絶滅寸前のコウノトリやトキを増殖し野生に返した日本人、スポーツを経済野獣から勤勉な国民に奪還するなら、「うぉー!っしゃ」の歓喜の歓声が全国にこだまする。