東海道新幹線の往路は「ひかり」復路は「こだま」で川崎の岡本太郎美術館を訪れた。
太郎の選択した色、赤・青・黄色の色材の三原色と黒白の芸術に感動した。
光の三原色はRGB(赤・緑・青)で白は作れるが、黒は不可能、色材は黒は作れるが白は無理、故にテレビは画面が黒く、絵画は白い画用紙が必須になる。
停電になるとテレビ画像は消滅するが、画布の太郎芸術は太陽光の下で永遠に不滅。
テレビ画像は「ひかり」であるが、絵は太陽光を反射する「こだま」なのだ。
色材の五色は仏教色で基礎が白、元が黒いテレビは笑点の腹黒い円楽と同様に皆から嫌われるのが当然と思うのである。