スイッチバック駅は、急勾配を伴う地形における折り返し式のジグザグ運転を伴う鉄道線路の途中にあり、一時期そんなに駅に魅せられた。
信越本線の二本木駅、篠ノ井線の姨捨駅と桑ノ原信号場、土讃線の坪尻駅と新改駅、黒部峡谷鉄道の鐘釣駅、箱根登山鉄道の大平台駅を訪れた。残るは木次線出雲坂根駅・豊肥本線立野駅・肥薩線大畑駅と真幸駅の到達を旅の題目にしたい。
進行方向が変わる折り返し方式の駅は昨夏に特急オホーツクの遠軽駅や秋田新幹線こまちの大曲駅、特急ひだの岐阜、特急シラサギの米原など多く存在する。また山形新幹線で板谷・峠・大沢のスイッチバック遺構を通過した。
今年は九州の三駅を道標に定めたいが立野駅は先の熊本地震の影響で到達不可能、肥薩線を経由して三大車窓の矢岳越えをする夢がある。
宝くじと同様に実現しないから夢で、実現したら詰らない、立野駅が復旧するまで待つのが賢明なのだろうか。あれこれ模索するのも楽しみである。