風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

さらば伝統の大相撲

2018年09月26日 07時13分52秒 | 随想

定住して植物を育てて暮らす農耕民族がいる。流浪して動物を捕獲する狩猟民族、草を求めて動物と共に移動する牧畜民族がいる。

四季のある豊かな国土の大和魂は農耕民族だろう。本家長男が采配を振るい、家の田畑の農作業で一族郎党が暮らす家父長の大家族制は敗戦に伴う狩猟牧畜民族の個人主義に駆逐された。

農耕民族の祭りが大相撲だったが、ジンギスカンの末裔に支配され栃若時代の面影は消滅した。あの時代の力士は怪我人が無く、美しい裸体だった。勝者は敗者をいたわる心根のかばい手・足が大切にされた。

栃若時代の末裔である元横綱・貴乃花親方が相撲協会に引退届。

力士は当然として年寄・行司・呼出など一族郎党を養う立場の横綱が故郷の老後を夢見てモンゴルに送金すれば、相撲の村社会の自治会費は枯渇する。

祭りを仕切る木村庄之助・式守伊之助の立行司不在の大相撲はノンアルコールのビール、酔えない。

地産地消、稼ぎを自主的に相撲界に徹底的に還流する、そんな横綱が出現したら古き良き村の格差社会の義理人情を思い出し大和魂は感動する。


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