風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

古き良き鉄道

2020年04月12日 08時35分44秒 | 随想

空を飛べる渡り鳥には国境が無いが、飛行機恐怖症の風来坊には県境が無いのである。

故に旅する手段は鉄道で、貧乏人だから線路は続くよどこまでもの普通列車限定の「青春18きっぷ」の一人旅だった。

あれは50年前 止めるアナタ駅に残し動き始めた汽車に ひとり飛び乗った青春時代を懐かしく思い出す。

高齢となり一人旅の放浪は認知症とする風評被害で介護者が必要だから、最近は「フルムーン夫婦グリーンパス」による優等列車のグリーン席乗り放題になり快適過ぎる不本意な旅。

あれは3年前、北海道を周遊した。

家康の岡崎城下から新幹線で函館北斗、特急「北斗」で札幌泊、札幌始発の特急「宗谷」で稚内、最終の特急「宗谷」で旭川途中下車泊、特急「オホーツク」に途中乗車、網走から釧網本線で川湯温泉泊、釧網本線で釧路、花咲線で根室往復釧路泊、特急「おおぞら」で南千歳で乗換、家路に就く。

釧網本線や花咲線は特急グリーンが存在しないから、懐かしい普通列車、乗車した車内にビックリ仰天、JR四国には日本一遅い〇系新幹線があるが、確実に日本一遅い新幹線車内の覇者だろう。

民営化されたJR北海道であるがJR四国と共に実態は日本国有鉄道、高額料金で 寿司詰め状態にし乗せてやる国鉄を踏襲する東海道新幹線と違い、三方良しの近江商法をするJR北海道・四国は真の民営化を実践していると思い、愛着が湧く。


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