うっとおしい梅雨空、政治不信の世間、閉塞感で気が滅入る日々、久々に笑った。
大雨降りしきる甲子園でのオールスターゲーム、観客が大喜びの八百屋の長兵衛試合、楽しんだ。
ご当地阪神の近本選手がサイクルヒット達成、五打席目の最難関の三塁打は両軍が一丸となって全面的に支援した台本の有る一撃の印象だった。
近本の力量はプロだが、投手はよくぞ打たせた、外野手は投球を遅らせ、三塁手はエラーに見せない落球、これぞプロの仕事だった。
勝利一辺倒なら高校野球だろうが、観衆に忖度して多種多様なプレーが瞬時に可能なのは日頃の鍛錬の賜物、鮮やかに負ける事ができるのは大人の態度だろう。
久しぶりにプロのお遊び野球を見て、プロの凄さを感じた。