高度経済成長時代に「値決めは経営」なる言葉が流行した。
モノの価値を数字に置き換え、世間に問うとモノと数字の比較で売れたり売れなかったり、企業の業績を左右する。
そして一物一価、ある企業のある商品の価格は全国津々浦々、同一数字だった。
規制緩和による巨大企業の大量生産大量消費が加熱しモノ余りのデフレスパイラルで値決めは定価から希望小売価格そしてオープン価格と移行する。
そして情報公開が進み、モノの価値のメーカー格差は縮小し、世間の関心は価格に向かい、巨大企業は恐竜やマンモスの様に絶滅の危機。
得意商品をすこし、ゆっくり、こつこつ製造するアメーバの様な単細胞経営の零細企業が生き残るだろう。