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経済一辺倒の政治は混乱して争いの絶えない世間である。
天皇皇后両陛下が即位の報告で天照大御神を祭る伊勢神宮を参拝された。
人間は万物の霊長とするカトリックのローマ教皇が来日された。
最近の日本には宗教色が満ちている。
多神教の仏教徒は抵抗なく受け入れるのである。
現人神だった天皇が何か偉大な存在に祈りをささげる、人類の英知の科学技術の驕りに嫌悪し核廃絶を訴える、仏教徒も共感する。
物で栄えて心が荒む世間、人間に内在する宗教心に目覚める時機到来なのだろう。
山川草木悉有仏性、万物の霊長の責務は天然自然を大切にする心と思うのである。