強風の吹き荒れる昼飯前に予約したイチゴ狩りに息子夫婦と男の幼児三名と老夫婦で蒲郡オレンジパークに行った。日曜は予約が1500組で大混雑、駐車場には大型バスが数十台。駐車場で待たされ、受付で待たされ、ようやく暖かい温室のイチゴと対面する。
時間無制限の食べ放題を宣伝し、閉店時間は午後7時である事を強調するアドリブ会話は割安の感情を芽生させる。
大人1800円は市場相場に換算すると40個、四パック程度、三粒程度のデザートの日常と比較すると非日常。
損益分岐点を目指しての懸命な努力の結果は一時間で60粒、勘定には勝利し大満足。
近くの名所の竹島を訪れ、海上の渡橋を瞬間風速30メートルの強風に耐え、10分ほどで八尾富神社に到着参拝、過酷な運動はイチゴを消化する。
腹が減ったので近くの行列のできる饂飩屋に行く。
駐車場で待たされ、受付で待たされ、ようやく案内された暖かい奥座敷にはお雛様が飾ってある。
待つことしばし、お茶が運ばれ注文する。そっと差し出される個装のビスケットに三人の幼児達は大喜び。
待つことしばし、玩具の籠が運ばれお子様饂飩のオマケでまたまた大喜び。
待つことしばし、エビフライとフライドポテトのお子様饂飩にはスナック菓子の小袋でまたまた大喜び、上機嫌で完食。
大人様うどんは味よし、素材よし、接客よしの上質うどん、やをよし は老舗名店の奉仕技術が完成している。
古き良き日本の臨機応変の接客は買い手よし、売り手よし、世間よしの近江商法、荒天ながら大満足の行楽日和。