悪事を己に向かえ好事を他に与え、己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり、彦根在住の時、比叡山に通った時に住職から聞いた伝教大師最澄の言葉。
漢文なら忘己利他と記述するから読み方はモウコリタ、もう懲りた。
この思いは仏様の思想で、悪魔なら忘他利己。
人間ならどちらを選ぶだろうか。
人間はどちらも選べない。なぜなら両極端を選択することを人間集団が許さないからである。
好事と悪事を半分ずつ己と他で分け合うのが凡人だろう。
小仏と小悪魔の両面を持つ人間は仏様も閻魔大王も困惑するだろう。
喜怒哀楽を分け合うのが人間社会、仏様と悪魔は少数野党、人間様が絶対多数の安定与党。
![ブログランキング・にほんブログ村へ](http://www.blogmura.com/img/www88_31.gif)