不殺生を厳格に守る仏教以前のジャイナ教は、地・水・火・風・植物・動物に先祖の霊を認め、殺さない事を誓った。宗教的信念が生命の成長の時期の夏の雨季は出歩かず、徹底した菜食にする禁欲主義。ジャガイモやタマネギは土中の微生物を殺すから口にしない。
快楽主義の飽食でメタボになり、減量の為に野菜を食べる偏食とは違うのである。
お釈迦様は、動物不殺生に緩和し、植物の命は頂くことに感謝する心を勧めた。
万物の霊長や大乗仏教の誤解が呉越同舟、皆で渡れば怖いもの無しの我侭が環境破壊を招いた。
欲望の火事、禁欲の水害は災害で、火はコンロで管理し、水は蛇口で調整し、美味い食事を楽しむ事が二河白道の譬え・中道である。
比叡山の千日回峰の行者道の阿弥陀堂から横川に向かう玉体杉のある峰道は、左に京都の灯が輝き、右に琵琶湖の水、二河白道である。