雉鳩二羽、庭に舞い降り、餌を与えて一ヵ月程になる。最近姿が見えない。
最後に目撃した日は手の届く程の近くに寄って来て暫し遊んだ。
翌朝の庭には尾羽が一本落ちていた。
野良猫か、カラスの襲撃にでも遭遇したのだろうか気になる。
知人は子育てで渡りをしたのだろうと楽観論。
ならば接近して徘徊した行動はお別れの挨拶だった。鳴き声が物悲しかった。宴席を設けるべきだった
義理欠く、恥かく、礼儀欠く現代の世相、義理堅い鳥社会には任侠道が存在する。
吉良の仁吉、森の石松はたまた番場の忠太郎の風貌に似ていた雉鳩。
来春、子鳩をつれて訪ねてくれると嬉しいのだが。