国鉄が分割民営化され、民間企業に成ったのはJR東日本・東海・西日本で、北海道・四国・九州・貨物は国の独立行政法人が株式を全部保有しているから、いまだ国鉄なのである。
中でもJR貨物は沖縄を除く全国の鉄道網を走行するので昔の国鉄の面影を残している。
無動力の貨車を牽引する機関車は、直流1500v、、交流2万V、無電化の線路を走行する為にその機種は多くなる。
効率よく直通運転する為に、複数の電流に対応する機種が現れる。
強力な牽引力を得る為に機関車の重量は重くなるが線路は耐えられないから、動輪を増やし軸重を減らす努力が、動輪8軸のHになる。
直流はEH200、交直流はEH500、無電化はDD51の重連でDH51。北海道新幹線が開通すると、青函トンネル区間が交流2万5千V、EH500では通過できない。
交流2万Vと2万5千Vを走行可能な電気機関車がEH800。
北斗星やカシオペアをJR貨物のEH800で牽引可能な様であるがそうは問屋は卸さない。JR貨物の機関車が牽引すると甲種輸送となり旅客扱いが出来ない。旅客鉄道会社がEH800を購入するには採算が合わない。
採算が合わないが鉄道浪漫を継続する奉仕活動、安倍の経済は許さない。
故に北海道への長距離豪華寝台列車は消滅するのである。