風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

古きを尋ね求め、新しきを拒否

2020年01月04日 15時29分05秒 | 随想

令和二年箱根駅伝では7区間で新記録が生まれたのは、ナイキ社の厚底シューズが貢献した様だ。ゴルフも同様だけど道具の善し悪しが勝敗に影響するならスポーツとは言えず、科学技術の勝負になり感動が無くなる。

アベベ・ビキラが注目されたのは裸足だったから。人類の英知が進み過ぎると感動が薄れ、恐怖に変わる。

台風19号の影響で、複数か所で倒木や線路内土砂流入、斜面崩落、橋梁流失などの被害が発生し、不通の箱根登山鉄道線の全線運転再開予定は2020年秋。

形あるものは壊れる、直して使うのが美徳。

箱根湯本~強羅15キロ、標高差445mを37分で走行する。評定速度は時速25キロ程度であるが、塔ノ沢・大平台・宮ノ下・小涌谷・彫刻の森に停車し、出山信号所大平台・大平台駅・上大平台信号所でスイッチバックして登るから駅伝走者と速さは同じ程度であるが、強羅駅では前後が逆になるのが人間と大違い。

会社員定年の20年前の転勤先の東京の慰安旅行は新宿から小田原、箱根湯本、強羅、箱根登山鉄道ケーブルで早雲山駅、箱根ロープウエーで大涌谷・蛯子駅を経由して桃源台駅、遊覧船で湖尻港から箱根園港を経由して箱根関所跡港で下船、バスと鉄道を乗り継いで戻るきっぷを支給され、各自勝手に行って下さい、そんな企画だった。

又、箱根駅伝のコースを車で走ってみようと思い、大平台温泉に一泊した際には大平台駅から宮ノ下駅を往復した。

自然破壊を極力避けて、自然と同化する鉄道は古き良き遺産であるから末永く保存活用するのが温故知新だろう。


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