函館から鹿児島まで新幹線で日本縦断したのは72歳の時だった。一年前から計画し、実現可能を信じて疑わなかった。
74歳の今年は北海道周遊の鉄道旅を計画し、切符手配、宿の予約を完了し、後は出発の時期到来を待つだけである。
二年まえは心ウキウキ、ルンルン気分だったが、気力体力が釣瓶落としの最近は不安要因が心を大きく占有する。
如何にか成るさの無鉄砲は若者の特権、杞憂に対する周到な計画は老醜なのだろう。
列車のランデブー・トランジット・ウエイティングは数十回、シティーホテル・ビジネスホテル・温泉宿の宿泊六回、北と東のたった二枚の鉄道駅の170円入場券獲得の旅は大事業になる。