土曜は飯田市に単独自動車旅だった。
日曜・月曜は三浦半島・横浜に夫婦ドライブ、兄貴の墓参が主目的だが兄貴家族のご機嫌伺い、息子の近況偵察など盛り沢山。
休日で高速道路の混雑を予想し、国一を選択。休日千円が廃止になったことを知らなかった。
浜名・藤枝・静清バイパスは自動車専用道だから信号は少なく高速走行が可能、ルンルン気分で沼津到着、昼食だ。
旅番組で話題の百円回転寿司の看板が眼に入り好奇の心で駐車、スシローは満車、隣の無添くら寿司なる店、岡崎の宅配専門の蔵は無店だった。最近は語呂合わせにはまっている。
待ち時間20分の行列、子供ずれの家族で満席。
着席、一皿百円がクルクル眼が回る。しばし待つが注文を取りに来ない。堪忍袋の緒が切れて店員を呼びつける。
説明によると頭上のタッチパネル画面で希望のモノを指定すると、機戒が届けるシステムなそうな。主人の心意気・気風を食らう寿司、料理人の人間性が不明のモノを食わされる。
目の前を回転する寿司は見本なのだろうか、定期的に自動廃棄される。
箸・醤油・茶、何でもDIY、空になった皿を投入口に入れる作業を客にさせ、五枚になると突然画面が変わりゲームが始まり勝利するとガチャポンの玩具が当り、孫の玩具が手に入る。ガリが存在しないのは不満。
遊びながら寿司を食う、禅寺では決して許されない食事作法、子達の習慣になれば日本の将来不安が発生する。批判の示威行動でフライドポテトを注文したが寿司店では美味くない。
当面の目的地は葉山町の最近天国に昇天した長兄宅、16時頃の到着を念頭に置く。
三島⇒函南⇒熱海⇒湯河原⇒真鶴ブルーライン⇒小田原⇒西湘バイパス⇒大磯⇒国道134号(江ノ島・鎌倉)⇒逗子を経由する。
然うは問屋が卸さない、一寸先は闇の世間、ハレの日ばかりではない。
湯河原から大渋滞、夏休み最後の日曜日、天気晴朗なれど波高し、江ノ電の走る東洋のマイアミ・片瀬海岸は絶好のサーフィン日和。海水浴客や観光客で芋を洗うような大混雑、車は前に進まない。
大企業は節電で日曜操業しているのではないのか?何でこんな混雑に成るのだろうか?
そうか大企業は独自の海岸を保有しているのだろう、そしてその恩恵に浴する人間は極々僅か、今の日本にはささやかな楽しみに満足する人間で満ち溢れている。日本の将来は明るい。
不勉強の自分の怠慢に腹が立ちイライラ虫が暴れまわるが女房は無視する人格者。
関東大震災の心的外傷が見えない若者、若い女性の超ビキニはしばし男の老人イライラ虫を退治してくれる。
海のうねりは遥か彼方の太平洋上の台風が原因、来るべき災害の備えをしなくて良いのだろうか?
明日からは辛い仕事に戻るなら安心だが、原宿・六本木界隈を徘徊するなら憂慮する事態だ。
夏に遊び呆けて、冬に蟻さんに食料を乞うても現代人はそんなに良心的でない。過労死の蟻さんの財産を横取りして暮らすなんて発想は振り込め詐欺と同様に犯罪である。渋滞のイライラが不健全な発想の原因。
倍の時間を浪費して目的地に到着、次のランドマークは横浜中区の次兄宅。夜道の運転は初体験、道に迷って20時到着、予定は17時頃。
兄貴は18時までの所用を早めに切り上げ自宅待機、3時間の待ちぼうけ。自責の念で穴が有ったら入りたい。
新横浜の息子との会合は22時、土間土間なる居酒屋でビールを飲んでポンフリッツなど色々食って、息子は電車が無いが、金も無いから菊名まで歩いて帰宅、爆酔の老夫婦は隣のグレースホテルで爆睡、長い一日が終わった。
明日の話は明日にしよう。