風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

遠回りして道草する余裕

2010年05月12日 00時39分10秒 | 随想
1反は10畝=300坪で米1石の収穫が上げられる水田の面積。

1石は1000合に相当する。米1合が大人の1食分、1石は1年間に消費する量。

1畝・30坪の水田を借用したから、秋には100合の新米を収穫する楽しみが出来た。

現代風に翻訳する。

約100㎡の水田を借りたから180ℓの新米が食欲の秋に手に入る。180ℓは精米で28kg、糠が付くと30kgに成る。

福沢諭吉の紙幣一枚を持参してスーパーで簡単に手のすることができるお米28kg。

春に田植えをし、灼熱の夏に雑草取り、食欲の秋に収穫した新米の美味さは格別である。農夫の苦労が分かり粗末にできないのである。

貨幣が全ての現代だからこそ、遠回りする無駄な道草に価値がある。

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