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弟の三回忌と嫁の四十九日忌明け法要を独身の甥と姪が立派に差配し、晴れて弟夫婦は極楽浄土で暮らすだろう。
叔父がコロナ禍最盛期に亡くなり密葬だったから参列が叶わなかった。
弟夫婦の仲人で、名古屋の次男の息子が世話になったのでその家族五人とTOYOTAボクシーに老夫婦は相乗りし、叔父の冥福を祈る為に奈良斑鳩の法隆寺の門前町に向かい国道25号を走行した。
子供がいない叔母は80才を大幅に越えているが大きな屋敷で一人暮らし、ご機嫌を伺う。
運転免許更新の認知機能検査の老、高血圧・悪玉コレストロール・心房細動の病、親族の死、老・病・死のある人生は苦しみであるが、何か偉大な存在の懐に抱かれ、生かされている自分と思うなら、楽を与えられ、苦しみから抜ける仏の慈悲だろう。