お釈迦様の教えの四苦の内の三苦である老・病・死の救済施設が町内に誕生する。
老人苦を和らげる為に、うどん屋が通所介護場になった。
病人苦を和らげる為に、三百坪の大豪邸が解体され内科医院が新築される。
死人苦を和らげる為に、コンビニがスクラップになり木造の葬儀場がビルドされる。
人生苦は衣食住の確保であり、救済施設は生計の糧を得る金儲けの方法を伝授するより良い学校に進学する為の乱立する学習塾なのだろうか。
自分を殺して他人に奉仕する古典仏教の学習塾である仏閣が存在しない町内は新興住宅街を抜け出せないのだろう。