公邸には住まず、報酬の九割を慈善団体に寄付し、世界で一番貧しい大統領だった南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領(80)が初来日した。
貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に多くを必要とし、もっともっとと欲しがることです
比叡山の参禅会の坊さんの法華経の三車火宅の譬えの話が蘇る。
燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる人々、火宅の人。
南半球の熱帯と温帯の境目の国の宗教は知らないけれども、多神教の仏教に極めて似ているのである。単神教の選良主義に警鐘を鳴らす人物として注目する。
質素な生活は自分のやりたいことをする時間が増える、それが自由だ
御意、他人の話に振り回され自分を見失っている文明人、主人公は自分自身だ。