東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

(加筆)足の少陰腎経~言葉と像の区別と連関〜

2024-11-12 17:27:52 | 鍼灸術・手技療法術
 足の少陰腎経(27穴)の暗記行った。言葉と像の違い実感する。

 昨日の岐阜行で足の太陽膀胱経(67穴)の暗記出来てしまったので、「足の少陰腎経の経穴のうた」をとりあえず聞いてみた。既知の経穴がほとんどなかった(知っていたのは湧泉、太渓、陰谷)ので、当初、いくら「経穴のうた」を聞いても一向にアタマに入って来ず、「これは何日かかかるか?」と思えた。

 ところが経穴の場所を確認したら、これまでアタマに入ってこず少しもアタマに残らなかった経穴名が嘘のうように覚えることができていって、現在、ほとんど覚え終わってしまった。

 これは、端的には抽象的な空虚な言葉という像と具体的現実的な中身のある像との違いでは?と思う。同じくに像であると言っても、知識としての言葉は中身がなく像が薄っぺらいから、記憶としても残り難いのだと思える。
 逆に言えば、この中身のない言葉が覚えれて、その言葉をつなげていくことで文章を書いたり、考えたり?出来るというのは、異常な恐ろしいこととも思えるのだが・・・・・・。


 画像は、経絡経穴概論の教科書を参考に自身の然谷、太渓、大鐘、水泉、照海への灸をしたところ。

 経穴という像に厚みを持たせるために経穴を五感で味わうこと 、自身にとっては必須のことであると思える。


 まだ鍼灸学校へ行くことを決める前に、経穴について知りたくて買った「まんが経穴入門」(周 春才 編著 土屋憲明 訳 医道の日本社刊)。経穴のイメージ作りに役立っている。

【経絡・経穴について、国試的にはともかく、実践的には361穴(だったと思う)の記憶は不要。

必要なのは、それよりも、経絡流注の記憶と経絡上の主要な穴(膀胱経背部兪穴、肘から先、膝から先の経穴はよく使うので、真面目に覚えた方がいいと思える。)に加えて、いくつかの特効穴であろうか?

これはもちろん、流派によって違いはあると思うが、361穴を卒後、数年経って全部覚えている鍼灸師の先生にはお目にかかったことが無い。(例外は、経絡・経穴の教員)

そう考えると、紹介している『経穴の歌』(YouTube)で試験対策をして、後は、経絡流注と特効穴を含む必要最小限の経穴の記憶を、と思う。】

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