昨日,鎌倉の神奈川県立近代美術館に「建築家 坂倉準三展」(会期5月30日~9月6日)を見に行きました.
建築家の展覧会にはあまり行ったことがないのですが,建築と造園は深い関わりがあるということは師匠からの教えであり,大切なことだと思っています.
専門的なことは理解しきれなくても,その世界観や自分なりの考えを養うためには大事な勉強です(うぅっっ・・・かたくてすみません)
まぁ,最初からあまり構えないようにしようと思うので,とりあえず,事前勉強は少しだけ.
あとは会場で,展示物の説明文や図面,建築作品の写真,模型などをじっくり見てきました.
以下,素人の感想なので,拙いですが,ご容赦ください
坂倉氏が設計したものは,建物だけでなく,高速道路の料金所や,の新宿駅西口のロータリー部分などもあり,当たり前のことかも知れませんが,「建築」という意味は広いんだなぁと思いました.
渋谷駅の東急デパートや東急文化会館,上野の国立西洋美術館など,やまめもよく知る建物が坂倉氏設計だったのか・・・と,まったく関係ない人が急に身近な人になったような錯覚を感じました.
全国の出光興産給油所のガソリンスタンドのデザインも斬新で,シンプルな形でした.
昔の,未来に対するイメージが凝縮されたような感じ,といったら変でしょうか.
この展覧会の会場である近代美術館も氏の設計です.
一緒に見学した人が師匠と,建築家のI先生とインテリアデザイナーのAさんだったので,専門的な意見を聞けたり,少しだけ分からないことも質問できたのでよかったです.
この階段を上って2階が展示会場なのですが,この階段の手すり,今ではあまり見かけないテラゾーという,大理石のように仕上げた人造石が使われていて,職人さんが手間をかけて磨くものらしいのですが,現在はなかなかこのようなことは出来なくなっているとか.
階段のたたきや手すりは,昔の学校や石造建築などでよく見かけたような気がして懐かしくなりました.
図面の建築部分は細かくて,正直よく分からなかったのですが,パースやイメージスケッチの描き方が,建物だけでなく,土地の地形,高低差などを表現したスケッチになっていて,樹木や植物も,とてもうまく表現されていました.
坂倉氏は,建築家の中でもかなり建築と周りの環境の関係について意識の高い人だったということでした.
そんな氏がデザインした近代美術館と周りの池の取り込み,植物との関わりは2階のテラスからの景色でも味わうことが出来ます.
白いハスが一面に広がり,一枚の絵画のように静かな景色でした.
逆に,向こう岸のカフェから見ると中島の樹木が繁りすぎてしまったようなのですが,緑と水面の向こうに建物がとけ込んだような感じで見えました.
1階の回廊からはこのような景色が見えます.
水中に柱が立っているように見える(石を割って,鉄骨を挟んでいます)ことで,日本建築のような,自然との相乗効果による空間が生まれていると思います.
先週の川端龍子の庭でも思ったのですが,軒内の空気感のようなもの,こんな空間っていいなぁ~と感じたのでした.
建築家の展覧会にはあまり行ったことがないのですが,建築と造園は深い関わりがあるということは師匠からの教えであり,大切なことだと思っています.
専門的なことは理解しきれなくても,その世界観や自分なりの考えを養うためには大事な勉強です(うぅっっ・・・かたくてすみません)
まぁ,最初からあまり構えないようにしようと思うので,とりあえず,事前勉強は少しだけ.
あとは会場で,展示物の説明文や図面,建築作品の写真,模型などをじっくり見てきました.
以下,素人の感想なので,拙いですが,ご容赦ください
坂倉氏が設計したものは,建物だけでなく,高速道路の料金所や,の新宿駅西口のロータリー部分などもあり,当たり前のことかも知れませんが,「建築」という意味は広いんだなぁと思いました.
渋谷駅の東急デパートや東急文化会館,上野の国立西洋美術館など,やまめもよく知る建物が坂倉氏設計だったのか・・・と,まったく関係ない人が急に身近な人になったような錯覚を感じました.
全国の出光興産給油所のガソリンスタンドのデザインも斬新で,シンプルな形でした.
昔の,未来に対するイメージが凝縮されたような感じ,といったら変でしょうか.
この展覧会の会場である近代美術館も氏の設計です.
一緒に見学した人が師匠と,建築家のI先生とインテリアデザイナーのAさんだったので,専門的な意見を聞けたり,少しだけ分からないことも質問できたのでよかったです.
この階段を上って2階が展示会場なのですが,この階段の手すり,今ではあまり見かけないテラゾーという,大理石のように仕上げた人造石が使われていて,職人さんが手間をかけて磨くものらしいのですが,現在はなかなかこのようなことは出来なくなっているとか.
階段のたたきや手すりは,昔の学校や石造建築などでよく見かけたような気がして懐かしくなりました.
図面の建築部分は細かくて,正直よく分からなかったのですが,パースやイメージスケッチの描き方が,建物だけでなく,土地の地形,高低差などを表現したスケッチになっていて,樹木や植物も,とてもうまく表現されていました.
坂倉氏は,建築家の中でもかなり建築と周りの環境の関係について意識の高い人だったということでした.
そんな氏がデザインした近代美術館と周りの池の取り込み,植物との関わりは2階のテラスからの景色でも味わうことが出来ます.
白いハスが一面に広がり,一枚の絵画のように静かな景色でした.
逆に,向こう岸のカフェから見ると中島の樹木が繁りすぎてしまったようなのですが,緑と水面の向こうに建物がとけ込んだような感じで見えました.
1階の回廊からはこのような景色が見えます.
水中に柱が立っているように見える(石を割って,鉄骨を挟んでいます)ことで,日本建築のような,自然との相乗効果による空間が生まれていると思います.
先週の川端龍子の庭でも思ったのですが,軒内の空気感のようなもの,こんな空間っていいなぁ~と感じたのでした.