久しぶりにイタリア庭園見学の続きです.
イゾラ・マードレを見学した後,迎えに来た舟に乗って今度はイゾラ・ベッラに.
所要時間はおよそ10分くらいだったでしょうか.
イゾラ・ベッラは,ミラノの名家ボッロメオ家のカルロ3世が妻イザベラのために構想した別荘です.
建築家アンジェロ・クリヴェッリが島全体を庭園にしようというコンセプトのもと設計し,1632年に着工.
途中色々あって結局カルロ4世の時代1671年に完成したそうです.
代表的なバロック庭園,とされています.
やまめたちが今回見学したエステ荘,ランテ荘,ガルゾーニ荘などもこれらのカテゴリーに入ります.
ところで,今更ながら「バロック庭園」って何か,調べてみました.
17世紀頃を中心に作られた庭園で,社会的には絶対王政,カトリック教会支配の時代,王家の贅沢は外国人の尊敬の念を集めるために必要と考えられていた時代の庭です.
そんな考え方がまかり通っていた時代ですから,
その特徴はというと,広大,偉観,豪華,贅沢,過剰,凝った技巧といった表現で形容され,滝,噴水などの水関連と石像物が多いそうです.
人工物が多いということは,それだけ多くの人・もの・お金がつぎ込まれたということですからね.
そして,建築と庭の一体設計,大胆な斜面の利用,驚かせる(奇想,遊戯)が基本構想にあり,カスケードや水劇場などの創出につながりました.
そんな背景をふまえてベッラの紹介をします.
船着き場で降りるとすぐベッラ荘があります.
別荘の外観はわりとどこの建物も内部に比べて地味・・・というか,質素な感じがします.
それに比べて内部は超豪華!!
夢のように贅沢で美しい部屋をいくつも通り抜けて裏手にある庭園に向かいます.
屋敷には島全体の模型が置いてありました.
別荘の裏手は建物の外壁もきれい.
広々とした庭の突き当たりに露壇があり,たくさんの彫刻が見えます.
第一印象は,テーマパーク???というものでした.
遠足に来た子供達がたくさんいるし,クジャクも歩いているし.
それに彫刻達が天をつくように立ち並んでいる様子は,奇抜,遊戯,過剰・・・・まさしくバロックの要素そのものですね.
どう見てもふざけているとしか思えないこの彫像の天使?達・・・・
「あれれ~?」なんて,名探偵コナンに出てくる江戸川コナンがとぼける時にいうセリフが聞こえそうな気がしました.
見ていると何だか微笑んでしまい,楽しい気持ちになってきます.
一番上のボッロメオ家の紋章でもある一角獣なんて,近くで見るとかなり大きく重厚な彫像です.
でも,後ろから見るとしっぽが・・・あまりにバランス悪く太すぎる
露壇の裏の模型.まるで軍艦か要塞のようにも見えますね.
表はグロッタや彫刻など,人工的なもので統一していましたが,裏はバラ園,柑橘類のエスパリエ,整形式庭園・・・・と植物で被われた世界を演出していました.
船上から露壇の裏を見たところ.
模型ではゴツかったけれど,こうしてみると緑の楽園に見えますね.
イゾラ・マードレを見学した後,迎えに来た舟に乗って今度はイゾラ・ベッラに.
所要時間はおよそ10分くらいだったでしょうか.
イゾラ・ベッラは,ミラノの名家ボッロメオ家のカルロ3世が妻イザベラのために構想した別荘です.
建築家アンジェロ・クリヴェッリが島全体を庭園にしようというコンセプトのもと設計し,1632年に着工.
途中色々あって結局カルロ4世の時代1671年に完成したそうです.
代表的なバロック庭園,とされています.
やまめたちが今回見学したエステ荘,ランテ荘,ガルゾーニ荘などもこれらのカテゴリーに入ります.
ところで,今更ながら「バロック庭園」って何か,調べてみました.
17世紀頃を中心に作られた庭園で,社会的には絶対王政,カトリック教会支配の時代,王家の贅沢は外国人の尊敬の念を集めるために必要と考えられていた時代の庭です.
そんな考え方がまかり通っていた時代ですから,
その特徴はというと,広大,偉観,豪華,贅沢,過剰,凝った技巧といった表現で形容され,滝,噴水などの水関連と石像物が多いそうです.
人工物が多いということは,それだけ多くの人・もの・お金がつぎ込まれたということですからね.
そして,建築と庭の一体設計,大胆な斜面の利用,驚かせる(奇想,遊戯)が基本構想にあり,カスケードや水劇場などの創出につながりました.
そんな背景をふまえてベッラの紹介をします.
船着き場で降りるとすぐベッラ荘があります.
別荘の外観はわりとどこの建物も内部に比べて地味・・・というか,質素な感じがします.
それに比べて内部は超豪華!!
夢のように贅沢で美しい部屋をいくつも通り抜けて裏手にある庭園に向かいます.
屋敷には島全体の模型が置いてありました.
別荘の裏手は建物の外壁もきれい.
広々とした庭の突き当たりに露壇があり,たくさんの彫刻が見えます.
第一印象は,テーマパーク???というものでした.
遠足に来た子供達がたくさんいるし,クジャクも歩いているし.
それに彫刻達が天をつくように立ち並んでいる様子は,奇抜,遊戯,過剰・・・・まさしくバロックの要素そのものですね.
どう見てもふざけているとしか思えないこの彫像の天使?達・・・・
「あれれ~?」なんて,名探偵コナンに出てくる江戸川コナンがとぼける時にいうセリフが聞こえそうな気がしました.
見ていると何だか微笑んでしまい,楽しい気持ちになってきます.
一番上のボッロメオ家の紋章でもある一角獣なんて,近くで見るとかなり大きく重厚な彫像です.
でも,後ろから見るとしっぽが・・・あまりにバランス悪く太すぎる
露壇の裏の模型.まるで軍艦か要塞のようにも見えますね.
表はグロッタや彫刻など,人工的なもので統一していましたが,裏はバラ園,柑橘類のエスパリエ,整形式庭園・・・・と植物で被われた世界を演出していました.
船上から露壇の裏を見たところ.
模型ではゴツかったけれど,こうしてみると緑の楽園に見えますね.