やまめの庭つくり

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ミヨシで見つけた苗

2012-07-21 | 植物
この前,13日と15日の二回,八ヶ岳方面に行ってきました.

2回とも別々の場所を巡るツアーだったのですが,突然ミヨシペレニアルガーデンに寄ることになり,結局2回連続で訪れる感じになりました.

やまめは初めてだったのですが,夏の宿根草がたくさん咲いていて,色合い,高低,ボリーューム感,組み合わせの工夫など,色々と参考にしたいところがたくさん.



そして,花苗の売店も結構充実していました.

NHK趣味の園芸でもおなじみの小黒さんおすすめ苗コーナーというところを発見し,思わず買ってしまいました~kirakira2



紫の縞や斑が入った八重のキキョウ.

可憐な感じが気に入りました.

やまめの庭を気に入ってくれるかどうかはともかく,とにかく連れて帰りたいなぁと思った一鉢.品種名はわかりません.




もう一つはミヨシの宿根草ガーデンでは,もっと背が高かったものの,同じような状態ですっくと立っていたサマーヒヤシンス.



ガルトニア・カンディカンス(ユリ科ガルトニア属)

学名:Galtonia candicans

別名:釣り鐘万年青(ツリガネオモト),サマーヒヤシンス

南アフリカ原産で,草丈1メートルにもなり,60~90センチの茎に釣り鐘状の白い花が総状花序で咲きます.

写真のように,まるでチューリップのツボミのように見えたのですが,ここにたくさんの花が入っているということですね.

ネットで検索すると,ヒヤシンスと言うより,スノードロップの花がたくさんついているような感じです.

耐寒性は-20℃くらいまで大丈夫らしいので,越冬には問題ないようです.

ただ,1メートルになるなんて知らなかったので,ちょっとやまめの庭では狭すぎるような気がします.

とにかく,一度・・・花が咲いてから考えよう・・・alienase

収穫!

2012-07-19 | ガーデニング
今年はカゴメの料理用中玉トマトの苗をもらって,鉢植えで育ててみました.

ひさしの下の日当たりのいい,特等席を用意.

なにせ,これまでミニトマトのチャレンジで3連敗していますから,慎重になります.

今までの失敗の原因はたぶん日照不足.

二階のベランダとか,日当たりがいいと思っていたのに,意外と野菜にとってはダメなんだと勉強にはなりましたが・・・・

今度こそ実を収穫したい一心で,トマトのためにスペースを空けて育ててみたのでした.

お陰で虫にもほとんど食べられず,病気も出なかったので今まで3回ほど収穫できました.

2回の収穫で,鶏肉のトマトソース煮と,スパゲティーのミートソースになりました.

今日3回目の収穫は,今までで一番大きな実です.



ちゃんと食べられるものを作るのって,うれしいものですね.

次はどんなトマト料理にしようかな・・・yellow11




楽しいミニガーデン2

2012-07-17 | 造園
今日も酷暑でしたね~alien

今日は昨年10月に師匠がデザインした埼玉のお庭に夏~秋向けの植栽に行ってきました.

車で片道2時間半・・・・遠くてしょっちゅう行くことが出来ません


昨年の施工したときの様子はこんな感じでした.





苗が小さいので土がたくさん見えていますが,春にはチューリップやビオラなどが次々に咲いて,華やかだったそうです.



10月の時と比べると緑が増えているのがよくわかりますね.



今はギボウシやモナルダ,チョコレートコスモス,コレオプシス,アガパンサスが咲いています.


今日の植栽は,元々の雰囲気を壊さないようにしつつ,夏から秋まで楽しめる・・・をテーマにしました.

まず,ハーブ類を植えた階段横は,ロケット,ヒソップ,ムスクマロウを追加.







日向の花壇には,マーシャリア(中央緑のもの)と,ジニア‘プロフュージョン’を2年目のジギタリスの間に追加.



マーシャリアの花が咲いた後の様子.つまり,タネって事ですよね・・・

この様子もかわいいので,植えることにしました.

キク科ですが,とても楚々としたやさしい雰囲気の花が咲きます.
来年,さらに株が充実することを期待したいと思います.



エキナセアも一株.



ノコギリソウとジニア‘レッドスパイダー’(右,赤い花).

もっと背が高くなり,とてもジニアには見えない,インパクトのある花です.



半日陰になりがちな山野草中心のエリアには

ミヤマカラマツ



矮性オミナエシ



野州ハナセキショウ





ツルバキア 2種類.



タリクトラム‘デラバイ・アルバ’



遊んでいた容器にも植えてみました.

ナスタチウムとコリウスは庭に植えられていたものを掘りあげて使ってみました.





植え終わる頃に遠雷とにわか雨が少し.

お客様と色々なお話をしている間に雨もやみ,また80キロの家路についたのでした.



次は秋です.





日当たりのいいお庭15

2012-07-17 | 造園
昨日は連休の最終日,東京郊外の日当たりのいいお庭に夏の花壇の植栽に行ってきました.


夏花壇を今頃,というのはタイミング的には厳しいですね.

お花屋さんも入荷する植物の種類が減り,植物にとっても根を張る前に酷暑や乾燥にあい,植える人も熱中症の危険が・・・・nose4

でも,とにかく秋まで淋しい状態よりマシじゃないかと思うのです.




ということで,car到着.

オーナー夫妻の温かい笑顔の向こうに,一ヶ月前に草取りしたはずのお庭が広がっていました.

おぉ・・・相変わらず緑濃いお庭.

雑草たちも一ヶ月でまた目立ち始めています.

一番目をひく場所は菜園.

写真だと緑のボリュームしかわかりませんねalienase



今年はこの狭い面積の中,高低,縦横のバランスも,野菜・ハーブの種類も,なかなかいい感じになっているのではないかと思います.



トマトはツヤツヤでたくさんの実が収穫できそうでしたkirakira2



夏花壇用には






玄関横の花壇にはオレンジ系統のエキナセア,アナガリス,ヒメトリトマ

緑と黄色のヒャクニチソウなどを補植.

以前植えた立ち性のイベリス,白のバーベナ,カラミンサ,オレガノ‘ノートンズゴールド’達が元気に繁っていました.




パーゴラの前には



背の高いセンニチコウや,ピンクのエキナセアを追加.


パーゴラの後ろにはもう終わりのフランネルソウが繁っていました.

種を取るため,もう少し放置.

その隣に咲いているサンジャクバーベナの足元に矮性のオミナエシ,早生シオン,クガイソウ,バーバスカムをそれぞれ少しずつ植えました.




ポケットの入口にはアヤメの葉がいい感じに茂っていて,去年から植えられているビオラもまだ咲いていました.



奥様が植えられた朝顔や夕顔が庭の片隅に増えていて,「夏」を演出しています.

今度は,この緑をもう少しスッキリ,美しく見せるために草取りに行く予定です.





バラモンジン

2012-07-12 | 植物
今年五月に深谷のオープンガーデンにお邪魔した際に,Oさんのお庭にあったバラモンジン.

そのときは「ゴゼンソウ」と紹介されましたが,やまめの庭にもやってきました.

ここ二週間くらいの間に何度か園芸店を訪れていたのですが,何だかいつも一鉢ぽつんと置いてあって,その姿に惹きつけられる植物があったんです.

必ず手にとって,眺め回し,また棚に戻す,という動作を無意識のうちにくり返していたんです.

ある時,はっと気づいて植物の銘板を見たら,「バラモンジン」と書いてあるではありませんか.

「ん?」

えっ,バラモンジンって,あの,5月のブログで自分が書いたバラモンジン!!

そう気づいた途端に,購入~symbol7

たった一鉢で,やまめを待っていてくれたような気がしましたkirakira2



繊細できれいな葉っぱです.

2年草か多年草.来年の初夏に花が咲くかも知れません.楽しみ!!

downこの根っこがおいしいのかな・・・
食べる気はないですけど.



バラモンジン

キク科バラモンジン属

学名:Tragopogon porrifolius

別名:セイヨウゴボウ,サルシファイ

英名:oyster plant, vesitable plant

花期:4-6月

草丈:70-100cm

地中海原産で根は直根,ヨーロッパでは家庭菜園で食用として栽培されるそうです.

根の香りが牡蠣に似ていることから英名の由来になったとのこと.



何故,婆羅門なのか?バラモン教と何か関係が?という疑問が湧いたので調べてみました.

すると,ネットで,牧野富太郎の随筆「植物一日一代」
を見つけ,バラモンジンについて書いてある項目をここに引用させてもらいました.

元来この Tragopogon porrifolius L[#「L」は斜体]. をバラモンジンと名づけたのは不穏当であった。何んとなれば婆羅門参はヒガンバナ科のキンバイザサすなわち仙茅(センボウ)の一名であるからである。李時珍(りじちん)の『本草綱目』によれば、仙茅の条下に「始メ西域ナル婆羅門ノ僧、方ヲ玄宗ニ献ズルニ因テノ故ニ、今江南ニテ呼ンデ婆羅門参卜為ス、言フコヽロハ其功ノ補スルコト人参ノ如ケレバナリ」(漢文)と述べている。すなわち婆羅門参の由来はこの如くであって、それはキンバイザサの名にほかならない。
 このムギナデシコは欧州では Salsify, Vegetable-Oyster(植物|牡蠣(カキ))Oyster-Plant(牡蠣植物)Oyster-root(牡蠣根)Purple Goat's-beard(紫山羊髯(ムラサキヤギヒゲ))Jerusalem Star(「エルサレム」ノ星)Nap-at-Noon(昼寝草(ヒルネグサ))といわれ、その直根は軟くて甘味を含み、多少香気もありかつ滋養分もあるので食品として貴ばれる。またこれは発汗剤になるともいわれ、そしてその極く嫩い葉はサラドとして美味である。
 属名の Tragopogon は Tragos(山羊(ヤギ))pogon(鬚(ヒゲ))のギリシャ語から成ったもので、それはその長い冠毛の鬚に基づいて名づけたものであろう。そして種名の porrifolius はリーキ葉ノという意味だが、このリーキはネギ属(Allium)の Leek で Allium porrum L[#「L」は斜体]. の学名を有しニラネギと呼ぶものである。今我国でも所により作られている。


つまり,バラモンジンと呼ぶよりも,ムギナデシコと呼ぶ方がいいのかも・・・aliensymbol5

植物の名前の由来って本当に面白いですね.