やまめの庭つくり

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

花苗を仕入れる

2012-07-10 | 造園
お庭の植栽を頼まれるとき,人によってそれぞれでしょうが,自分が植えたい花を探し回る人も結構いるのではないでしょうか.

そんなの馬鹿馬鹿しい,時間とお金の無駄・・・・という意見もあるでしょう.

お仕事の種類,お施主さんにもよりますね.

やまめはお客さんに植物を育てること,観察すること,植物のある空間を好きになってもらうことを目標に植栽をしたいと考えているので,植物の自然な姿,そこに生えている様子が楽しめるような植栽をしたいと思っています.

なので,自分のイメージを実現するために,必要な苗を扱っている園芸店さんをたくさん知っていることが大切だと常々思っています.しかも,出来るだけ安く・・・

今日は横浜市の郊外にある,A農園の業者登録をしてきました.
契約しているナーセリーさんから直接苗を買い付け,仕入れているということです.

登録料は1000円で一年間.本日分だけで元を取った感じです.

花苗一鉢も,山野草も同じく割引になるので助かります.

しかも,花苗はちょっとこだわりの品揃え.

いえ,花がらがついたまま,追肥がないので弱っているものとか,水やりが届かなかったために枯れたらしいものとか,ポットの中で根が張りすぎで下葉が枯れているものとか,見た目を気にしていない部分もあります,確かに.

厳しいことを言うと,普通の園芸店ではあり得ない苗もたくさんあると思います.

ただ,山野草と,バラitem2はかなり充実しています.

入口で蔓植物の支柱を作っていたおじさんに色々教えてもらいました.

年に2-3回,かなりまとめて業者から直接仕入れているそうです.

仕入れ担当は,こだわりのガーデナー(女性)と言っていたような気がします.


大規模な仕入れは,暮れと3月ほかもう一回くらい.

あとは不定期で少しという感じらしいです.

なるほど~~~ それで・・・・

すごく納得aliensymbol5

来年3月末から4月,5月に通ってみようと思います.


ベロニカの葉の上,空中20㎝のところには何故かアマガエル?animal10が・・・



何だか凛々しい顔をしています.



お城の石垣

2012-07-10 | 造園
先日初めて東御苑に行き,江戸城跡を目の当たりにしました.

ほぼ一人でうろついていたので,赤いサイレンを載せた黒塗りの車や,皇宮警察?と思うような人たちがあちらでもこちらでもパトロールしている姿を見かけるたびに軽く緊張するような気がして,こんな感じが皇居なんだなぁ~と思いました.

お城跡に行くと,石垣があります.

ここまでは当たり前だと思うのですが,普通のお城の石垣より,ひとつひとつが大きな石を使っているような気がしたのですが,気のせいでしょうか?

それに,石の色が黄色っぽくて優しい色です.

黒っぽい石もあるのですが,モザイクみたいできれいです.

よく,このような形にうまく納めて石組みが出来ているなぁ~と感心.

一つ一つの石は何となくやさしい曲線を感じるのですが,全体の姿は整然としています.

これ,全部人間が作ったものなんですよね.

機械も重機もない時代に・・・

すごいなぁ~

ここに登城する武士の人たちは,この大きなお城をどう思っていたのかなあ・・・



やまめはこれまで,熊本城と小田原城しか見たことがないのですが,どちらの石垣とも違う印象でした.

他にもこんな感じの石垣があるかも知れませんが,本当に堂々としているなぁと思いました.

一人で園内を歩き回りながら,意外と喜んでいる自分を発見.

どうやら,石垣が好きだったようですnose5







人の背丈の3倍はありそう.

もっと,どんどん高くなります.





天守台はさらに高いyellow25




明暦の大火で焼けてしまった天守閣.
「天地明察」の渋川晴海は,焼けてなくなってしまった跡,天守台の下から見上げると,青い空が見えるようになり,それを新時代の象徴のように感じていましたが,上物が消えてしまっても石垣だけで,その偉容が伝わってきます.

かつて58メートルの高さまで建物が木造で建てられていたなんて,さぞ壮観だったことでしょう.




これが天守台.登ってみると・・・


はるか向こうの芝生は,大奥だったところ.down


展望台からの景色.
周りはビルで囲まれています.まさに,都会の庭園です.





ワンダーデコールにて

2012-07-08 | 造園
今日は久しぶりに横浜市のワンダーデコールに行ってきました.

去年はキャンドルの火を消すためのスナッファーという道具を買いました.

今日は,何となく,レンガっぽい物を・・・という程度で偵察に.

ところが,いい感じのアンティークレンガがちょうど花壇などで使われていたので,あれ,売ってませんか?と聞いてみたところ,お店が鉢植えの下に敷いたりして使っているだけという残り少ないものを探してもらって購入.

ついでにやまめの家の玄関先に最初から敷いてあった砂利がずいぶんと減っていたので,「テムズ川の河川敷の砂利」というものを一袋購入.

家に帰って敷いてみたら,意外といい感じだったのでまた買いに行こうと思います.

お店の屋外ディスプレイの奥に細い道が続いていたので,第二駐車場にこのまま行けるのかな?と思って歩いてみました.



40センチくらいしかない通路の両側には15センチくらいの植栽スペースがあり,自然な感じで植物が植えられています.

ひさしが途切れて日差しが当たる場所に出たら,石の上にトカゲが2匹.



一瞬,脱皮しているのかと思ったのですが,これはたぶん,交尾ですよね??

おぉ~kirakira2
昔から生物の観察は大好きですが,トカゲ(いえ,これは茶色だからニホンカナヘビですね・・・)の交尾は初めて見ました.

貴重な経験ですyellow24

お店の中には,イギリスから輸入されたアンティークや,アンティーク風の雑貨が所狭しと展示されていて,やまめのツボにはまる物ばかり・・・

なかでも,ガラスのフラワーベース,素敵な物がありました.
けど,24000円!ゼロひとつ多い~yellow23

店内にはそのようなアンティークフラワーベースに生花が活けてあるのですが,珍しい花を発見.





涼しげなブルー,変わった形,アジサイかな,品種何かな???

と,一気に考えて店員さんに聞いたのですが,名前がわからず,常緑のアジサイです,というお答え.

帰ってきて調べたら,常緑アジサイ(トキワアジサイ)‘碧のひとみ’という品種だそうです.寒冷地では落葉するらしいですけれど.

通販で9㎝ポットで1980円,12㎝ポット2200円くらい.
高いですね~yellow22

でも,秋に,“抜群にきれいな”青い実もなるらしいです

そういえば,アジサイの実って両性花のところに丸いものが出来ている気がします.
でも,色なんてついてましたっけ?



この‘碧のひとみ’は,矮性種のようで,樹高は30~60㎝,あまり場所を取らないみたいです.

活け花やブーケで人気があるそうですが,一輪挿しや庭植えも野草の風情があり,素敵だと思いました.









雨の日スケッチ

2012-07-07 | 庭園見学
今日は久しぶりにJLFのスケッチ塾に参加してみました.

場所は皇居東御苑,お題は水のある風景を描く.

皇居の外側,日比谷とか丸の内,飯田橋などに行ったときにお堀や石垣を見たことはあるものの,江戸城跡は見たことがなかったので興味津々で出かけました.

地下鉄大手町のC13出口から外に出たら,ザーザー雨が降っていて,とてもスケッチするどころではないかも・・・といった状況でした.

が,申し込んだ人は欠席者もなく,三時間近くを自由にスケッチするため,最後の待ち合わせ時間だけ決めて別れました.

好きな場所を選んでそれぞれ思い思いの道具を取り出しスケッチ開始.

・・・したはずです.

二の丸庭園でやまめも雨の中,描けそうな場所を探してウロウロしているうちに,全員とはぐれてしまったので,池の沢渡の飛び石の上に立ってさらさらとスケッチ開始.

30分も描かないうちに傘からじわっと雨漏りしてきて濡れてくるし,スケッチ帳も雨のせいで鉛筆がのらなくなってしまい,あえなく断念.

東御苑見学に急遽切り替えて,日本庭園周辺から,天守閣跡,大奥跡などがある芝生の洋風庭園の方へ.

広さ21ヘクタールとか,21万㎡とか,64000坪と言われていますが,とにかく,広大な土地に江戸幕府の威信,平和な世の中を継続するための決意のようなものをここで具現化したのかなあ~などと考えながら,とにかく一周することに.

歩きながら,外国の観光客にはたくさん出会いましたが,仲間にはほぼ誰にも会わずに二時間あまり.

でも,結構石垣が美しくて,見ていて楽しかったです.

残り時間一時間を切ると,ポツポツとメンバーが一生懸命スケッチを仕上げに向かっている姿に遭遇.

雨も降ったりやんだりするようになったので,最初の場所に戻って頑張ることにしました.







雨のせいで荷物を肩にかけたまま,傘も差したまま.

およそ,スケッチにはふさわしくない日でしたが,濡れながらも何とか見てもらえるレベルに・・・

まだまだ未完成で,しかも遠近感がめちゃくちゃですalienase

講師の先生方には,もっとガツンと陰影を付けた方がいいね,とアドバイスをいただきました.

こうして写真と比べてみると,立ち位置が違うせいで見えていないのかも知れませんが,石がひとつ,ないのに描き込んである・・・というミステリーがyellow25symbol5

集合時間になって,全員の作品を順番に見せ合いました.

気に入った場所を素直に描く人,作風を追求して描く人,技巧に走ってみる人,メルヘンな優しい風景を描く人,ペンで独特な世界を醸し出す人・・・

描いた場所も構図も,画材の大きさもさまざまで,個性豊かな作品群となりました.

雨も小降りになった夕方,入口で入場プレートを返却して居酒屋に向かったのでした.

脱落者はやまめも含めて3名.

でも,久しぶりのスケッチは雨だし,難しかったけれど楽しくて仕方ありませんでしたsymbol7

西荻風景探偵団3

2012-07-06 | ランドスケープ
知らないまちを歩いていると,何となく,ご近所同士で植物の交換などをしてお互いに育て方を話題にしたり,楽しんだりしているのかな?と思う場面に出会いませんか?

同じお花が玄関の周りを彩っていたり,珍しい木があちらとこちらで育っていたり・・・

西荻でもありました!!

でも,ご近所でどうのというレベルではなく,町内会で育成を奨励したんですか?っていうくらい離れた場所のお庭で同じような育て方をされた「ブラックベリー」が・・・


ワイヤーに誘引・・・



ブラックベリー棚.



布掛け支柱っぽいものに誘引.



ブドウも・・



ミカンも・・・

エスパリエ仕立てに通じるものがあります.

果樹は細長いところで作れるんだなぁと感心しました.



駅近くの居酒屋さんの店先に,モミジの大鉢.



根元に茶色くて丸い物がたくさん置いてあります.

最初は卵かな?と思ったのですが,よくよく見ると,何故かアボガドの種.

お店でアボガドサラダでも出した残り何でしょうか?

森のバターだから,栄養があると思って???



こんな,緑に浸食された家も発見yellow25

玄関は開きそうにないのに,人が住んでいそうでした.

ミステリアス!



こちらは,大きなお屋敷の桜sakura

道路から建物は見えないのですが,この立派な桜が門の左右にありました.

年月や風雪に耐え,威風堂々とした幹でした.



子供や近所の人に親しまれているどんぐり公園の近くには,「トトロの木」の異名を持つ,樹齢200年のケヤキ.

立派なものです.



こんな,間口が狭くて細長いガーデンも街並みに自然に溶け込んでいます.

気持ちのいいスケール感だなぁ~と思ってcamera