クリント・イーストウッドが、監督、制作、音楽も務めたミステリー・ドラマ。
1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化、
いなくなった子供が見付かったと思ったら、別人だったなんて、
その2点が強くインパクトがあり、とても見たい映画の一つでした。
イーストウッド監督のシンプルながら切なくもあり温かみもある音楽も大好きだったし、
弱い立場の人間が強い権力や組織に立ち向かっていくというのが好きなのでしょうか。
展開もテンポがあり、犯人が捕まったから終わりではなく、その続きも描かれ見応えありました。
アンジーのローラースケート姿も新鮮だったし、仕事としてああいう時代もあったのだなぁと面白く見ました。
OST 「チェンジリング」
「キネマ旬報 3/1号」
[原題] 「CHANGELING」
[公開時コピー] 「どれだけ祈れば、あの子は帰ってくるの──?」
[あらすじ] 1928年、ロサンゼルス。
シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら
電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。そんな彼女はある日、
休暇を返上してウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目に。
やがて夕方、彼女が急いで帰宅すると、ウォルターは忽然と姿を消していた。
警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方、自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。
しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間がただ過ぎていくばかり。
それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。
そして、ロス市警の大仰な演出によって報道陣も集まる中、
再会の喜びを噛みしめながら列車で帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。
だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く見知らぬ少年だった。。。
アンジェリーナ・ジョリー ・・クリスティン・コリンズ
ジョン・マルコヴィッチ ・・・・グスタヴ・ブリーグレブ牧師
ジェフリー・ドノヴァン ・・・・・J・J・ジョーンズ警部
コルム・フィオール ・・・・・・ジェームズ・E・デイヴィス警察本部長
ジェイソン・バトラー・ハーナー ・・ゴードン・ノースコット
エイミー・ライアン ・・・・・・・キャロル・デクスター
マイケル・ケリー ・・・・・・・・レスター・ヤバラ刑事
□HP 「http://changeling.jp/」
ジェフリー・ドノヴァンがまた憎々しいジョーンズ警部を好演。
(以下、ネタばれあり)
PG-12 なの、わかります。
精神病院での扱いも酷かったけれど、やはり子供のシーンはやるせなかったです。
子供を誘拐するのに、警戒されないよう子供を車内に座らせておく、
なんて頭もキレる犯罪者ゴードン。
ウォルターについてもクリスティンの反応を弄ぶかのごとく証言を変えまくる。
人の痛みや悲しみが、ゴードンにとっては自分に向けられる表現として幸せに感じるのでしょうか。
居候させてやる代わりに脅迫され犯罪に手を貸してしまった子供が、
とても痛々しくこうして書いていても思い出されて胸がしめつけられそう。
そして、クリスティンの息子ウォルターもまたヒーローで。
家の中から寂しそうに母親を見送る姿とは一転、
同じように誘拐監禁された子供たちと一緒に脱出を図り、
逃げ遅れた子供に手を貸す勇気にまた感動でした。
今も昔もそう変わらないかもしれない。
絶対的権力をいいことに、面子を保つ為にでっち上げる、
異議を唱えて邪魔になりそうな人物を排除する、
それが警察や政府であればなお恐ろしいこと。
腐敗した警察の中で、仕事を全うするヤバラような刑事もちゃんといて良かった。
牧師や弁護士やクリスティンを正しい方向へ導いて協力してくれる味方もいて良かった。
これが実話なのだから世の中って凄い。
本当に残虐で酷い事件でありながら、希望を持たせるラストに描いて終わったので、
見ているコチラも明るい表情で映画館を後にすることが出来ました。
マルコヴィッチGJ!
余談:アンジーが浅丘ルリ子に見えてきました。ナハハ
2009年3月18日(水)TOHOシネマズ:西新井
1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化、
いなくなった子供が見付かったと思ったら、別人だったなんて、
その2点が強くインパクトがあり、とても見たい映画の一つでした。
イーストウッド監督のシンプルながら切なくもあり温かみもある音楽も大好きだったし、
弱い立場の人間が強い権力や組織に立ち向かっていくというのが好きなのでしょうか。
展開もテンポがあり、犯人が捕まったから終わりではなく、その続きも描かれ見応えありました。
アンジーのローラースケート姿も新鮮だったし、仕事としてああいう時代もあったのだなぁと面白く見ました。
OST 「チェンジリング」
「キネマ旬報 3/1号」
[原題] 「CHANGELING」
[公開時コピー] 「どれだけ祈れば、あの子は帰ってくるの──?」
[あらすじ] 1928年、ロサンゼルス。
シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら
電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。そんな彼女はある日、
休暇を返上してウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目に。
やがて夕方、彼女が急いで帰宅すると、ウォルターは忽然と姿を消していた。
警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方、自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。
しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間がただ過ぎていくばかり。
それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。
そして、ロス市警の大仰な演出によって報道陣も集まる中、
再会の喜びを噛みしめながら列車で帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。
だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く見知らぬ少年だった。。。
アンジェリーナ・ジョリー ・・クリスティン・コリンズ
ジョン・マルコヴィッチ ・・・・グスタヴ・ブリーグレブ牧師
ジェフリー・ドノヴァン ・・・・・J・J・ジョーンズ警部
コルム・フィオール ・・・・・・ジェームズ・E・デイヴィス警察本部長
ジェイソン・バトラー・ハーナー ・・ゴードン・ノースコット
エイミー・ライアン ・・・・・・・キャロル・デクスター
マイケル・ケリー ・・・・・・・・レスター・ヤバラ刑事
□HP 「http://changeling.jp/」
ジェフリー・ドノヴァンがまた憎々しいジョーンズ警部を好演。
(以下、ネタばれあり)
PG-12 なの、わかります。
精神病院での扱いも酷かったけれど、やはり子供のシーンはやるせなかったです。
子供を誘拐するのに、警戒されないよう子供を車内に座らせておく、
なんて頭もキレる犯罪者ゴードン。
ウォルターについてもクリスティンの反応を弄ぶかのごとく証言を変えまくる。
人の痛みや悲しみが、ゴードンにとっては自分に向けられる表現として幸せに感じるのでしょうか。
居候させてやる代わりに脅迫され犯罪に手を貸してしまった子供が、
とても痛々しくこうして書いていても思い出されて胸がしめつけられそう。
そして、クリスティンの息子ウォルターもまたヒーローで。
家の中から寂しそうに母親を見送る姿とは一転、
同じように誘拐監禁された子供たちと一緒に脱出を図り、
逃げ遅れた子供に手を貸す勇気にまた感動でした。
今も昔もそう変わらないかもしれない。
絶対的権力をいいことに、面子を保つ為にでっち上げる、
異議を唱えて邪魔になりそうな人物を排除する、
それが警察や政府であればなお恐ろしいこと。
腐敗した警察の中で、仕事を全うするヤバラような刑事もちゃんといて良かった。
牧師や弁護士やクリスティンを正しい方向へ導いて協力してくれる味方もいて良かった。
これが実話なのだから世の中って凄い。
本当に残虐で酷い事件でありながら、希望を持たせるラストに描いて終わったので、
見ているコチラも明るい表情で映画館を後にすることが出来ました。
マルコヴィッチGJ!
余談:アンジーが浅丘ルリ子に見えてきました。ナハハ
2009年3月18日(水)TOHOシネマズ:西新井