韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

鳥インフルエンザ、猫も感染

2017-01-02 23:29:07 | 日韓環境情報センターの紹介

昨年から猛威を振るっている韓国の鳥インフルエンザで、キョンギ道のポチョンで猫も感染したという報道がされました。

日本語版中央日報

この記事では、まだ確定が出ていませんでしたが、今日2日のニュースでは、猫の感染が確定したと報道されています。

ヘルス朝鮮

この記事によると、発病した猫を捕獲するために12名の職員が接触しているので、ワクチンを処方したと書かれています。

また、猫から人間への感染事例は報告されていませんが、注意が必要でしょう。

今回の鳥インフルエンザの大流行ですが、地図を見るとほぼ全国的に広がっているのがわかります。ちょっと古いですが、地図を紹介しましょう。(昨年12月16日現在、最近は地図を発表しないようです)

今回の大流行の原因として、つぎの理由が考えれられます。

1 鳥インフルエンザのウイルスを持っている渡り鳥の個体数が増えたこと。

2 初期の防疫に失敗したこと。テレビでは、卵の出荷の時のフォークリフト用のトレーが消毒されていなかったと報道しいました。

3 現場に専門の担当者がキチンと配置されていなかったこと。現在、月に約18万円の人件費で配置しなければならず、結局、契約制の職員を配置するしかないとのことです。契約職なので経験も蓄積されず、同じことを繰り返しているような気がします。

4 農家に配られた消毒液が効果がなかったこと。被害をこうむった農家のうち効果のない消毒液を使っていたという報告があります。

5 朴槿恵退陣運動などで、公務員、とりわけ中央官庁での緊張感がないこと。

これ以外にも、いろいろありそうですが、今後もチェックしていこうと思います。

 


日韓おさかな交流会~全羅南道漁港・漁村訪問交流の参加者募集中(9/8~11)

2016-08-01 03:56:40 | 日韓環境情報センターの紹介

 全羅南道の漁港・漁村・市場などを訪問し、漁民や漁業関係者と意見交換・交流に参加者を募集します。3泊4日の日程で、ヨス(沿岸&近海漁業の漁港)、ポルギョ(干潟での貝類)、コフン(ノリ養殖)、スンチョン(観光資源としての干潟&市場)などを訪問、漁民、漁協&行政関係者、市民団体などと意見交換・交流をします。

 今回、初めての試みのため、いろいろ調整したり連絡したり、時間がかかりました。お知らせが遅くなり、申し訳ありませんが、ぜひ多くの皆さんに参加をお願いします。最低4名以上の参加で、実施します。

 参加費は、韓国内交通費、宿泊代、通訳&コーディネート代で6万円程度となります。(4名参加の場合) 人数が多くなれば、参加費は安くなりますので、ぜひ周りの人にも声をかけて、参加をお願いします。
 なお、食事は地元の関係者と一緒に行いますので、現地精算となりますので、ご了承ください。
(奢ってもらう場合もありますし、こちらが奢る場合もありますので、現地精算にしました。ご理解ください)


 第一次の締め切りは8月10日ですので、参加希望の方はフェイスブック、またはブログ・メールにメッセージを送ってください。
よろしくお願いします。


<スケジュール>

9/8(木)
13:00前後 インチョン空港で集合、空港鉄道でソウル駅へ
       (航空便の到着時刻によって調整します)
15:20 ヨンサン駅からKTX(高速鉄道)でヨスへ移動
18:20 ヨス駅、到着。
19:30 港前の宿にチェック・イン。近くの食堂で夕食
(なお、到着便が遅い場合は、16:50ヨンサン発を利用)
@宿泊:ヨス市内のモテル(地元の人が使う宿、2人1室)

9/9(金)
午前  ヨス港を見学、漁協関係者と意見交換、昼食
午後  専用車でポルギョへ移動(約1時間半)
    ポルギョ干潟でハイ貝取り(素手です)を見学
   (潮の時間により、翌朝の場合もあります)
    漁村契(オチョンケ=地域漁協のようなもの)と
    意見交換・交流、夕食
   (可能であれば、行政・市民団体とも意見交換)
@宿泊:ポルギョ市内のモテル

9/10(土)
午前  コフンへ移動(約1時間)
    コフンでノリ養殖の関係者と意見交換
   (今、行政が中心になって、ノリ養殖場の再配置を行い、
    生産性を高めようとしています。また、最近の赤潮被
    害についても意見交換をする予定)
    可能であれば、現場の近くまで行って見学、昼食
午後  スンチョンへ移動(約1時間半)
    スンチョン湾の干潟を見学、こちらは年間300万人
    が訪問する韓国でも有数な観光地。ただ、干潟周辺の
    漁獲量が減ってきて、調査を行っています。また、
    使わないエビ養殖場を干潟に取り戻す工事も進行中。
    地域の市民団体の方と意見交換しながら夕食
@宿泊:スンチョン駅前のモテル

9/11(日)
早朝  スンチョン駅まえの市場を見学
9:45ー>12:50、または10:30ー>13:34の 
    高速鉄道でソウルへ移動。
午後  到着後、ヨンサン、またはソウル駅の大型スーパーで
    魚介類コーナーを見学してから、インチョン空港より
    帰国。

以上のスケジュールは現地事情で変更になる場合がありますので、ご注意ください。
日本ーインチョン間の航空券は、各自で購入してください。分からない時は、お問い合わせください。


写真は、活気に満ちている魚市場の様子、裏に食堂施設があり、その場で食べることも可能。




歴史を見つめる和解の旅 訪問地紹介 ~ 堤岩里3・1運動記念館

2015-11-01 12:55:03 | 日韓環境情報センターの紹介

 歴史を見つめる和解の旅で訪問する場所の説明やホームページなどを載せますので、ご覧ください。まず、キョンギ道華城(ファソン)にある堤岩里(チェアムリ)の施設から紹介します。

堤岩里3・1運動記念館のホームページ;少し古いですが日本語のページもあります。

 7月の日韓未来バスツアーで訪問したとき、一緒に行った韓国人も知らない施設でした。他の施設は見学者が大勢いましたが、ここはほとんどいないので、ゆっくり見ることができましたが、もっと多くの人、とくに日本と韓国の歴史や関係に興味のある方に見学してもらいたいところです。

 この施設のテーマである堤岩里での虐殺事件はウィキぺディアにも掲載されています。 ココ

 また、日韓未来バスツアーに参加した福岡の後藤弁護士がフェイスブックでも紹介しています。 ココ

 

この時、僕の撮った写真がありますので、ご覧ください。 記念館の入り口です。二階は教会になっています。 敷地内には犠牲者のお墓があります。 説明を聞く私達。ビデオの上映もあります。 当時の様子を写した写真も展示されています。 生き残った住民。 この記念館の建設に協力した日本人牧師。 展示を熱心に見る未来バスツアーの参加者。 いかがでしょうか。大きな施設ではありませんが、訪問する価値のある重要なところだと思います。3•1独立運動の現場で、日本と韓国の歴史を見つめ直す貴重な時間を体験できます。

 

 

 


歴史を見つめる和解の旅

2015-10-21 15:13:30 | 日韓環境情報センターの紹介
多くの人達、特にこの間、安保法案反対のデモや集会に参加された皆さんに呼び掛けたいテーマです。

日本と韓国が歴史問題で和解をし、未来に向けて共に歩み出すために、日本の侵略と植民地支配の現場を訪れてください。

まず、初めにソウル市内にある西大門刑務所。ここは独立運動を闘った多くの韓国人が投獄され、処刑された現場です。当時の建物が半分ほど保存され、博物館として活用されています。







次は、日本ではあまり紹介されていませんが、3•1独立運動で日本の警官隊が住民を虐殺した堤岩里(チェアムリ)の記念館をお薦めします。教会にあるこの施設では、キョンギ道南部地方での3•1独立運動の様子が写真などで説明されています。







最後は、ナヌムの家。日本軍の'慰安婦'制度の被害を被ったハルモニたちの生活の場で、'慰安婦'制度についての資料館も併設されています。今まで多くの日本人が訪れていますが、一日も早い解決のためにもっと多くの日本人が訪れ、事実を知る必要があるでしょう。







この三つの施設は週末に二泊三日の日程で来ていただければ、じっくり見学できますので、ぜひこの機会にツアーをしましょう。数人集まれば可能ですので、検討してください。

料金のお知らせ

2015-02-01 11:10:00 | 日韓環境情報センターの紹介

日韓環境情報センター通訳・コーディネータ料金表(改訂版)

2015/02/01 作成 

 日韓環境情報センターの各種料金を次のように改定しましたので、お知らせします。

 なお、現地交流や視察の移動や宿泊もお問い合わせください。

 

<通訳料金>

同行通訳料金(1日)

4,500円×8時間=36,000/1日

同行通訳料金(半日)

4,500円×4時間=18,000

同行通訳料金(コーディネート含む) 

5,500円×8時間=44,000/1日

会議逐次通訳(拘束4時間、実働3時間以内)

8,000円×4時間=32,000

会議逐次通訳(拘束8時間、実働6時間以内)

8,000円×8時間=64,000

会議同時通訳(拘束8時間、実働6時間以内)

11,000円×8時間=88,000

同時通訳は2名1組で担当しますので、ご注意ください。

同行通訳料金(コーディネートを含む)は標準的な料金です。くわしくは、お問い合わせください。

料金は会議内容により変わります。また、NGOなどの市民団体の場合、割引がありますので、ご相談ください。

 

<コーディネート料金>

コーディネート料金 

1万円×イベント日数+基本経費1万円

交流イベント、現地研修などの日程作成と交流先との連絡業務。(連絡業務に関連する翻訳を含む)

その他のコーディネート料金はお問い合わせください。

 

<翻訳料金>

韓国語⇒日本語  

基本料金 2,000円、 専門文書 3,0004,000

日本語⇒韓国語  

基本料金 2,000円、 専門文書 3,0004,000

1ページ単価(400文字基準)。分量が多い場合、定期的な翻訳業務の場合は割引となります。

 

このほか、調査代行、調査報告書作成などの業務も行っています。お気軽にお尋ねください。

 


日韓環境情報センターからのごあいさつ

2015-02-01 11:00:00 | 日韓環境情報センターの紹介

 日韓環境情報センターは、環境問題、農業と食の問題、平和問題、協同組合などの市民運動の日韓交流のコーディネート・企画、韓国や日本でのエコツアーや現地調査の企画運営、会議やイベントの企画運営、通訳翻訳など幅広く活動しています。

韓国の環境団体、市民団体などを交流をしたい、共同の活動をしたいという方はぜひご連絡ください。

 

==日韓環境情報センタ 代表プロフィル==

田中 博(たなか ひろし) 1119日東京生まれ

89年に渡韓、高麗大文科卒(博士課程修了)。漢陽大、培花女子大、ソウル大などで日本語講師として働く。その間、生の日韓史交流に加。その後、旅行社、誌記者などをて、湿地保護を中心にした環境運動にわる。

2014年9月 韓国4大河川事業日韓市民調査団の様子 

  ◎今までの主な活動◎

2008ラムサCOP10、通、及び現地コディネト、エコツア

WWF Japan 海エコリュジョンプロジェクト、通写真展企画運営

()自然環境究センタ 韓現地調査通、及び現地コディネ

日韓田んぼの生き物調査交流会(2009~2014)通訳、現地コーディネート

4大河川日韓市民視察団(2010~2014)通訳、現地コディネ

日韓湿NGOフォラム(第5~9回)通訳、現地コーディネート

2010生物多約第10回締約国会議(日本・名古屋)世界NGO議、通訳、現地コーディネート

・2014生物多様性条約第12回締約国会議(韓国・ピョンチャン)サイドイベント通訳、現地コーディネート

南道ラムサル環境財 トキ野生復のための佐渡現地調査 究員

 

・2012ヨス海洋博覧会、海民シンポジウム、通訳、現地コーディネート

連絡先:010 - 6668 - 9252(田中博)/tanaka1119(a)hotmail.com

2013年 スンチョン湾ツアー

 


2013年もよろしくお願いします

2013-01-03 01:45:18 | 日韓環境情報センターの紹介

 1ヶ月以上、ブログを更新しないでいたら、あっという間に2013年。時間の過ぎるのは、ほんとに早いですね。今年もいろいろありそうですが、よろしくお願いします。

 今、決まっている予定は1月11日から14日まで、韓国の仲間と一緒に長良川河口、淀川流域、九州の荒瀬ダムを現地調査に行きます。ぼくもこれだけ集中して日本の河川を見るのははじめてなので、とても期待しています。各地で長年活動されている市民団体の案内で行きますので、充実した調査になると思います。この報告はブログでもきちんとやりますので、お楽しみに。

 その次は、23日から25日まで、対馬での自然観察を中心にしたツアーを行います。これは、イルサンで環境運動をしているエコ・コリアのメンバーやここで環境解説ガイドのための教育を受けている人など15名ほどで対馬に行く予定です。プサンから高速船での移動ですので、本当に対馬は近いですね。こちらもはじめていくところなので、楽しみです。

 2月にはマスコミの記者といっしょに西海岸を中心に韓国の干潟ツアーです。今回はちょっと趣向を変えようと思いまして、まあ、後日報告しましょう。

 4月ごろからはたぶん毎年行っているツアーや研修が入る予定ですが、3月がヒマです^^ 農業関係のツアーや官民協議会の調査、もちろん職場旅行でもかまいませんので、ぜひ韓国でお会いしましょう。

 ということで、写真で2012年を振り返って見ましょう。

10月、農業技術センターのグリーン農業大学のメンバーを一緒に九州の農家を訪問。久保田さんは11月に韓国を訪問しました。

 

南ハンガンは4大河川事業で大きく姿を変えてしまいましたが、有機農業で有名なトゥムルモリでは強制執行に反対して大きな集会がもたれました(上) その後、カトリック教会の仲介で和解が成立、運動施設ではなく有機農業が体験できる生態公園として生まれ変わることになり、報告集会が行われました(下) 今回の運動の大きな柱のひとつがカトリック教会を中心にした宗教者の運動です。このような社会参加が宗教者にとっても重要であるというのが、韓国の特徴です。

4大河川整備事業をめぐっては長良川市民学習会と大阪の環境団体の合同調査が6月に行われました。このときの約束で1月に長良川に行きます。

九州大学の清野先生、表浜ネットワークの田中雄二さん、中津干潟の水辺に遊ぶ会の足利さんなどと<海民ネットワーク>が6月下旬に行われました。ヨス万博でのシンポジウム、そのあとのスンチョン湾ツアーなどもりだくさん。その後、8月には福岡・中津でワークショップ、11月には済州島でシンポジウム。来年も、<海民ネットワーク>はがんばります。

バードウォッチングの案内もしました。写真は名古屋のグループです。

3月には東京へ行き、両生類の市民モニタリングの交流会に参加。その後、6月には日本のメンバーが韓国を訪問しました。

職場の研修旅行の案内もしますよ^^ 南楊州にある<モチチト>という郷土料理の研修施設を訪問した生協のみなさん。

2012年は子供たちとクロツラヘラサギを観察しに、熊本の八代までいってきました。八代に地元にかたがたの協力のおかげで、とても素敵な交流ができ、この様子はNHKでも放映されました。