韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

BEG(ブラウン・アイド・ガールズ) _ One Summer Night MV

2012-07-23 02:18:15 | 僕の韓流~ソング&シネマ

ブラウン・アイド・ガールズ _ One Summer Night MV

最近のお気に入り、ナルーシャがいるブラウン・アイド・ガールズのシングルが17日に発売されたそうで、さっそくユーチューブで確認すると、日本でロケしているんですね。オープニングから<逗子>という文字が飛び込んできて、いささか驚きました。岩井俊二の「打ち上げ花火~」みたいな雰囲気のmvです。

この歌、女の子と男の子が夏の海で出会うラブソングで、じっくり聞かせてくれる曲になっています。

한 여름 밤에 깊은 꿈을 꾸는 우리 / 멀리 달빛이 우리 사랑을 내려봐 / 너에게 반해 취한 것만 같은 내게 / 첨인 것처럼, 끝인 것처럼, kiss me

ある夏の夜、深い夢を見た私たち / 遠くのつきの明かりが私たちの愛を眺め下ろし / あなたに夢中で酔ったみたいな私に / 初めてのように、最後のように、Kiss me

コーヒーショップでイラストが書かれたノートを見ているのがナルーシャ、つい最近、MBCドラマ<光と影>に出演しただけあって、表情一つとっても、プロの演技です。最後にやってくるのがグループのリーダーのジェア、この曲の作曲も担当しています(キム・バクサとの共作)。

つい最近のトークショーで、所属会社の社長が「アイドルではなくアーティストなのだから、恋愛はOK」というのを聞き、なかなか洒落た一言と思っていました。このグループ、他のKポップのグループに比べ、ちょっと年齢が高いのですが(平均30歳を越えています!)、その分、こんなラブソングもなかなかいい感じで収まっています。

日本でも活動しているみたいですが、ブームには関係無しで、マイペースでがんばってほしいです。

 


北朝鮮のキム・ジョンウンが組織したモランボン楽団!

2012-07-13 01:41:35 | 韓国あれこれ

 北朝鮮のキム・ジョンウンが新しく組織したモランボン楽団

 う~ん、なんともいえない映像です。ここ、2~3日、韓国のニュースでたびたび報道されています。ボーカルの女性たちの肩もあらわなドレス姿が<衝撃>だったようで、ミッキーマウスやロッキーのテーマソング、フランク・シナトラのマイ・ウェイなどアメリカの音楽やキャラクターまで登場したのですから、どう理解すべきなのか。

 これだけで、北朝鮮が開放政策をとると判断できないというのが主流どころの見解です。ただ、親父のキム・ジョンイルが側近と密かに楽しんだのと比べ、公開の場でこのようなステージを行ったのは、大きな変化と考えていいでしょう。

 でも、歌い方はロックやポップスとは程遠く、ドレスにエレキギターという格好もいまいちですね。あと、この会場にいた観客はエリート中のエリートで、多くの来たの住民は、食べるものすらないという悲惨な状況にあることを、忘れてはいけないでしょう。はたして、飢えに苦しむ彼ら、彼女らがこのステージを見たら、なんというだろうか。

 


女優のイ・シヨン、ソウル市のボクシング大会で優勝

2012-07-09 15:55:15 | 僕の韓流~ソング&シネマ

女優のイ・シヨンが優勝

7日に、イ・シヨンがアマチュアボクシングの大会で優勝した試合の映像です。ボクシング自体、余り良くわからないのですが、現役の女優が試合にまで出て、優勝(2試合だけでしたが)したのですから、スポーツニュースだけでなく、一般のニュースでもかなり大きく報道されました。

実力がどのくらいか、ぜひ、映像をみて判断してください。


ラムサールCOP11と韓国の4大河川事業

2012-07-07 01:23:06 | 環境問題&有機農業

 7月6日から13日まで、ルーマニアのブカレストで湿地保護の国際条約であるラムサール条約の第11回締約国会議、COP11が行われます。この会議については、ラムネットJのホームページをご覧ください。

 今回の会議には韓国のNGOも参加して、韓国の4大河川事業の環境破壊の様子を参加者にアピールしています。参加しているメンバーはKWNN(韓国湿地NGOネットワーク)の、エココリア、生態地平研究所、韓国水田湿地ネットワーク、iCOOP生協水田湿地委員会、環境と命を守る全国教師の会、ボンハ村田んぼの世界、湿地と鳥たちの仲間の9名で、フェイスブックなどで盛んに情報発信をしています。韓国語ですが、写真もありますので、ぜひご覧ください。

 ナクトンガンを守る人たちのブログ

 キム・ギョンチョルさんのフェイスブック

 イ・インシクさんのフェイスブック

 イ・スンファさんのフェイスブック  

 ブカレストの様子は上のブログを見ていただくとして、4大河川事業の最近の様子について、紹介しましょう。

南ハンガンに作られたイポ堰。堰の上は歩道&自転車道路になっています。この堰には以前、環境運動連合のメンバーが抗議の立てこもりをしたこともあります。4大河川事業の中で一番お金をつぎ込んだといわれています。

堰のうえにある稼動堰用の可動装置。基本的に堰の半分は固定堰、半分は可動堰になっていて、このデザインで観光客を予防というのですから、まあ、どうなることやら。

堰の下の下流部分に、水泳ができるように浅い部分を作りましたが、果たして泳げるぐらいに水質が良くなるのでしょうか?

堰の横には貸し自転車屋が登場しています。

この道の低くなっている部分は、洪水のとき、水を誘導する水路になります。左側が南ハンガン、右側が遊水地。この遊水地にあった村は全部引っ越しました。

ヨジュ堰(だと思います)の小規模水力発電所。この発電設備も4大河川事業のセールスポイントでしたが、水量が少なく、落差も短いので、目的の半分ぐらいしか発電できていません。果たして、経済的な整合性はあるのでしょうか?

後ろの建物が展望台のあるビジターセンター。前の看板は自転車道路のための看板。各堰ごとに、このようなビジターセンターがあり、観光客を誘致しようとしていますが、果たして??

こんなダム、1箇所みたら、もういいですよね。全部、見る人がいるでしょうか?

展望台に展示されていた写真。工事前は下の写真のように汚かったのが、工事のおかげできれいになったと、わざわざイラストで説明されています。どうせなら綺麗になった写真を展示すればいいのに、写真はないのでしょうか?

今回、4大河川事業の現地ツアーに参加されたみなさん。バイタリティーはすごいです!

おなじみ、ヨジュ環境運動連合のイ・ハンジンさん。南ハンガン大橋から破壊された河川敷について説明してます。自然の河川敷をつぶして、わざわざ公園をつくって、その中に池や浅瀬を作って、人工湿地を再生するのがメインになっています。人工湿地の造成で4大河川流域の湿地はむしろ増加したというのが、政府側の説明ですが、湿地というより公園造成といってくれたほうが、分かりやすいです。このあたりの説明のしかた、ソウル市内のチョンゲ川を再生させたという論理と同じです。チョンゲ川も都市部の親水公園であって、川の再生ではありません。

南ハンガン大橋での記念撮影。

南ハンガンの支流の河川敷にある大木の下で、一休み。村の人たちも隣で食事をしていました。

翌日、テグでナクトンガンの現場を見て回りました。これは自転車道路。まったく人がいない。河川敷も公園にするといいましたが、テグの中心地から30キロも離れたところに、だれが遊びに来るでしょうか? 今後、河川敷の公園や自転車道路の維持管理は、地域の自治体が半分以上負担することになっています。後始末は、地元にというわけですね。

ここでも自転車道路の看板。見かける人たちはサイクリングの人たちばかり。一般の観光客は、あまりみませんでした。

展望台の中には、子供の遊び場もありますが・・・。

実はまだ補修工事をしています。詳しくは教えてくれませんでした。

ということで、これからも4大河川事業について、チェックしていきたいと思います。参加されたみなさんは、わずか3年弱でこれだけの土木工事を行ったことに、衝撃を受けていました。4大河川がかつての豊かな自然を取り戻すまで、日本と韓国の環境NGOは協力していきます。ぜひ、みなさんも現場を訪れ、流域の人たちの生活を見て、意見を聞いてください。

 


ようやく7月、まずヨス博覧会での海民シンポジウムの報告から

2012-07-04 01:02:38 | 環境問題&有機農業

 ようやく7月になり、仕事も一段落しました。順序は逆ですが、まず6月29日に行われた<海民プロジェクト>のシンポジウムからお伝えします。

 3月下旬、中津干潟の足利さんからのメールで突如、韓国現地のコーディネータとしてかかわるようになった<海民プロジェクト>ですが、4月からの3ヶ月間の感想も含めて、ちょっとメモしてみます。僕自身、湿地関係の交流はラムネットなどでかなり担当していますが、<海>そのものになると、やはり勝手が違うので、最初は分からないことがたくさんありましたね。

 また、博覧会の会場の中の会議室で、NGOが中心になって国際シンポジウムを行うという<重み>についても、最初はあまり実感できませんでした。当日、祝辞をしてくださったメンバーもそうそうたるもの、知らないうちに<重み>のあるシンポジウムになっていました、。

 会場は120名ぐらいはいれるカンファレンスホール、のべ人数で70名ぐらいの参加だったと思います。(どなたか正式な人数を発表してください) また、日本館の町田館長、国際館のキム・ヨンソク館長など、そうそうたるメンバーから祝辞をいただいています。いままで、いろいろとシンポジウムに参加したり、コーディをしたり、通訳を担当したりしていますが、これほどのメンバーがそろい踏みをしたことが、ちょっと、驚きです。

 また、総合地球環境研究所の秋道先生や、三重大学の目崎先生など、こちらもそうそうたるメンバーが揃いました。写真は質問をしている秋道先生。

 目崎先生は風水の専門家(?) イラストつきのPPTで質問をしています。

 最後の記念写真。どうもご苦労様でした。

 今回のシンポジウムの感想をメモると、

1 単純に「海を守る」のではなく、地域に蓄積された<地域知>をグローバルな<知恵>に発展していくためのネットワークが必要だというスタートラインに立ち、

2 東アジアでは黒潮を中心とする交流を担当したり、海の恵みから恩恵を受けている人々を<海民>として認識しました。

3 ただ、<海民>という用語は日本では歴史的、学術的に使用されているので市民権もあるが、韓国の場合はそうではないので、用語については慎重に考えていく必要性があり、

4 NGOと研究者の役割という問題では、市民科学の活動・歴史が日本にはあり研究者とNGOを結ぶ一つのモデルケールとなるが、韓国では市民科学の活動がまだ始まったばかりである。

5 今後の方向性に関しては、毎年1回、日本と韓国を交互に訪問して<交流会&戦略会議>を持ち、<地域知>の共有を行いネットワークを<重み>のあるものに発展させていく。(僕の私案)

 とまあ、まだまだいろいろありますが、無難なところがこんなところでしょうか? このほか、いろいろと気がついたところもありますが、今日はこのぐらいにしておきます。(続く)