韓国のDMZ(非武装地帯)と隣接している民間人立ち入り統制エリアを探訪するスタディツアーの参加者を募集しています。締め切りは7月20日、あとわずかですので、早めに申し込みをお願いします。
第4回(8月9~12日)韓国DMZ探訪スタディツアー
60年以上に渡り南北に分断されている朝鮮半島。ここには南北4キロの幅で非武装地帯が横たわり、それに接して民間人統制区域が設けられています。
しかし、昨年4月27日の南北首脳会談と6月12日の米北首脳会談を経て、朝鮮半島をめぐる状況は大きく変わり、先日6月30日には板門店で北米首脳会談が行われ、また南北米の首脳が一堂に会しました。
今まで南北分断の象徴だったDMZ(非武装地帯)や<民間人立ち入り統制地域>も大きく変わろうとしています。このスタディツアーでは、DMZ生態公園がある江原道の鉄原(チョロン)と、自由の橋や臨津閣、統一村などがあるパジュを訪問、地元の住民や行政、NGO等と交流し、これからの南北対話と交流の拡大、そして朝鮮半島の平和と統一を考えようと思います。
参加申し込み締め切り 2019年7月20日
<スケジュール>
2019年 8月9日(金)
18時ごろ ソウル市内のホテル集合、夕食食べながらオリエンテーション&自己紹介
(16時半~17時にソウル駅で待ち合わせも可能です)
*ホテル名は申し込み後にお知らせします。(2名1室、または1名1室)
*夜便(到着22時以降)での参加も可能です。お問い合わせください。
2019年 8月10日(土)
朝食後、専用車で鉄原(チョロン)方面へ出発。1時ごろDMZ生態平和公園に到着、
公園の中を案内の軍人とともに車と徒歩で見学(田んぼコース約2時間)。その後、“スンリ展望台”からDMZ&北朝鮮を見学。
# 宿泊=DMZ生態平和公園のビジターセンター
( 公設の宿泊施設のため、洗面道具などは持参してください。男女別の相部屋になりますので、ご了承ください。)
2019年 8月11日(日)
朝食後、専用車でパジュへ。労働党党舎跡、白馬駅などを見学後、臨津閣(イムジンカク)
平和の橋へ移動。午後は、民間人統制区域の統一村の中の食堂で昼食、統一村展示室、トラサン駅、イムジンガン周辺(展望台)を見学。
# 宿泊=パジュ付近の宿泊施設、またはソウル市内ホテル
2019年 8月12日(月)
朝食後、専用車でソウル方面へ移動。ハンガン河口にあるオドウン山展望台などを経由して、解散(11~12時ごろ解散予定)
または、ソウル市内の施設(女性人権博物館、植民地歴史博物館など)の見学も可能です。
* * * *
実施人数=5名~10名 予定参加費 =50,000円前後
第一次締め切り 7月20日(土)
*参加費に含まれるもの=3泊宿泊費、韓国内移動費、朝・昼食事代、コーディネイト&同行通訳代、入場料など。
*参加費に含まれないもの=夕食&お酒代、空港~ホテル往復移動費。
*参加人数の確定後、参加費をお知らせします。
*韓国現地集合/解散ですので、航空券は各自で購入してください。わからない場合は、お問い合わせください。
*ホテルまで一人での移動が難しい場合は、途中まで出迎えに行きます。
*フェイスブックに訪問施設などの情報をアップしますので、ご覧ください。
Facebook イベントページ: https://www.facebook.com/events/316434579162732/
DMZと民間人立ち入り統制地域
南北の軍事境界線にそって南北2キロ程度、東西260キロの地域が非武装中立地帯(DMZ)。ここは軍人も立ち入ることはできず、今も無数の地雷が埋めてあり、同時に自然が残されています。このDMZの南側には2キロから5キロ程度の幅で民間人立ち入り統制区域があり、軍の許可がないと入ることはできません。パジュではここに統一村があり、軍の統制のもと不自由な生活をしていますが、今後状況は変化していくと思われます。
問い合わせ:日韓環境情報センター/韓国スタディツアー(田中博)電話+82-10-6668-9252
メール=tanaka551119@naver.com / ブログ 韓国雑記帳 : http://blog.goo.ne.jp/kankoku_zakkicho
フェイスブック https://www.facebook.com/hiroshi.tanaka.54390
日韓環境情報センター&韓国スタディツアーは、2008年に韓国で行われたラムサール条約COP10の時にスタート、
環境団体など市民団体や生協、有機農家などの日韓交流のコーディネートや通訳を行っています。また、環境問題だけでなく、有機農業、健康とヒーリング、平和や人権、歴史問題、村おこしや社会的企業などの交流やスタディツアーを企画しています。韓国との交流や体験、調査などをご希望の方は、ぜひ連絡をください。
チョルウォンのDMZ平和生態公園の様子。日本の植民地時代にチョルウォンから
金剛山まで鉄道があり、この写真の構造物は当時の鉄橋の橋げた。
後姿の韓国軍兵士が右側に写っています。チョルウォンのツアーには韓国軍兵士が同行
軍事施設や北側は撮影禁止になっています。
(本当はこの後ろ姿もダメなんですが)
チョルウォンにある旧労働党の建物。もともとは日本が植民地時代に警察署として
建てた建物を朝鮮戦争のときに北側に支配され労働党の本部として使われたもの。
チョルウォン周辺はハンタンガン(川)が流れる平野なので、食糧生産の要地として
南北の激戦が戦われたところ。建物にも弾痕がたくさん残っています。
パジュの統一村のマウル会館の前の広場。
ここからも北の様子を眺めることができます。