今回の交流会は、通訳をしていた僕がこんなことを言うのもなんですが、2回目ということもあり、かなり中身の濃い交流会になりました。韓国と中国の湿地保全の団体、合計8つが昨年1年間の活動報告をしたわけですが、お互いの問題意識や干潟保全の方法などで、共通項を見出した交流会だったと思います。
僕もそうですが、干潟はあまり役に立たない場所という認識がかつてはありました。そのため、農地や工業用地などを作るために埋め立てられたり、養魚場や塩田に使われたり、潮止め堤防を作って中の水を淡水化したりしていました。この代表的な事例が、韓国ではシファ湖だったりセマングムの干拓地であり、日本では諫早の干拓地であったりするわけです。
このような認識を根本から変えたのが、ラムサール条約であり、生態系や生物多様性にとっての干潟の役割だと思います。でも、干潟を埋め立てようという開発の圧力は、韓国でも中国でも、そして日本でもまだまだ根強く残っています。そんな状況の中、黄海エコリージョン支援事業が行われています。
地域社会や住民に干潟の重要性をどのようにアピールするのか、そのなかでどんな問題にぶつかったのか、そしてこれからどのようなことをすればいいかという点に関して、韓国と中国の干潟保全のNGOの取り組みは、いろいろな点で重なる部分があり、たんに自分がかかわっている地域だけでなく、黄海という大きな枠組みの中で考え行動をしているという感じを持ちました。
今後、韓国ではムアン干潟で3年間のプロジェクトが行われますが、それ以外の地域でもどのような活動をするのか、また今までこの支援事業に参加した多くの団体がお互いにどのようにコミュニケーションをとりあい、共同作業をしていくのか、またこの活動を多くの市民にどのように伝えていくのか、みんなと相談しながら知恵を出し合ってプランを立てていく必要がありそうです。

発表会の後、パナソニックとWWFから修了証書の授与が行われました。パナソニックの方、WWFの関係者、そして各団体の代表です。

2日目の午前中に行われた分科会。国別に分かれて、問題点などを討論しました。

会場になったムアン干潟自然センターの目の前に広がるムアン干潟。

とても立派なムアン干潟自然センター。どのようなプログラムを作って干潟の大切さを知ってもらうか、今後の大きな課題でしょう。
僕もそうですが、干潟はあまり役に立たない場所という認識がかつてはありました。そのため、農地や工業用地などを作るために埋め立てられたり、養魚場や塩田に使われたり、潮止め堤防を作って中の水を淡水化したりしていました。この代表的な事例が、韓国ではシファ湖だったりセマングムの干拓地であり、日本では諫早の干拓地であったりするわけです。
このような認識を根本から変えたのが、ラムサール条約であり、生態系や生物多様性にとっての干潟の役割だと思います。でも、干潟を埋め立てようという開発の圧力は、韓国でも中国でも、そして日本でもまだまだ根強く残っています。そんな状況の中、黄海エコリージョン支援事業が行われています。
地域社会や住民に干潟の重要性をどのようにアピールするのか、そのなかでどんな問題にぶつかったのか、そしてこれからどのようなことをすればいいかという点に関して、韓国と中国の干潟保全のNGOの取り組みは、いろいろな点で重なる部分があり、たんに自分がかかわっている地域だけでなく、黄海という大きな枠組みの中で考え行動をしているという感じを持ちました。
今後、韓国ではムアン干潟で3年間のプロジェクトが行われますが、それ以外の地域でもどのような活動をするのか、また今までこの支援事業に参加した多くの団体がお互いにどのようにコミュニケーションをとりあい、共同作業をしていくのか、またこの活動を多くの市民にどのように伝えていくのか、みんなと相談しながら知恵を出し合ってプランを立てていく必要がありそうです。

発表会の後、パナソニックとWWFから修了証書の授与が行われました。パナソニックの方、WWFの関係者、そして各団体の代表です。

2日目の午前中に行われた分科会。国別に分かれて、問題点などを討論しました。

会場になったムアン干潟自然センターの目の前に広がるムアン干潟。

とても立派なムアン干潟自然センター。どのようなプログラムを作って干潟の大切さを知ってもらうか、今後の大きな課題でしょう。