きのうから3泊4日のスケジュールで4大河川事業の現場を名古屋の市民運動のメンバーといっしょにまわっています。
きのうはパルダン有機農業農地を訪問して、反対運動をしているパン・チュンベさんやトゥムルモリでいまの農業を続けているソ・ギュソップさんと会って、いろいろ話を聞きました。ここには11戸の農家がいましたが、いまは4戸が残っていて農業を続けています。またこの運動を支援する市民、500人ほどが法的には耕作していけない農地を耕し、<不法耕作>をして4戸の生活と農業を支えています。ぜひ、興味のある方は、いちどトゥムルモリを訪れてみてください。
そうそう、尾瀬あきらの「ぼくの村の話」の韓国語版があるそうで、トゥムルモリの農家の人たちがこの漫画を読んで、自分たちの状況とまったく同じだと言っています。ぼくも、ここの団結小屋や風景を見て三里塚と同じ<匂い>を感じたことがあります。
ただ、4大河川の問題でナクトンガンなどでも多くの農民が農地を追い出されてしまいました。またヨンサンガンの周辺では浚渫した土砂を、農地のリモデリングという名目で田んぼのかさ上げをして、砂利や石の入った土砂を田んぼに入れています。そのため、今年も田植えができないというニュースも報道されています。
今日はこれから、ヨジュに作られた3つの堰(ダム)を中心に、どのような問題があるのか、環境がどのように破壊されたのかを見てきますので、ぜひ注目してください。