韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

4月30日の緊急集会のお知らせ~行きたいけど、僕はちょっと無理です。

2011-04-27 02:40:33 | 脱原発社会のために
 東京近辺にお住まいの方、4月30日に次のような集会がありますので、ぜひご参加ください。僕も日本に行く用事があれば、絶対に行きたいのですが、こちらでの用事があり、ちょっと無理だな。ネット中継をやるそうなので、それを楽しみにしましょう。

 今回、報告される方々は、みんな僕の知り合いで、なおかつ直接の被害を被ったメンバーです。これからの湿地保全、環境保全をどのように実現するか、彼らの話をぜひ、聞いてみてください。

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『東日本大震災 緊急報告会  地域の復興と湿地』                  
 去る3月11日、東日本太平洋沿岸では大地震と津波により甚大な被害を受けました。沿岸全域で街全体が瓦礫の山となるほど破壊されてしまいました。
 さらに、福島原発の事故では放射能放出が長期間に及ぶことが予想され、広範囲にわたる農漁業への影響が心配されています。
 このような時こそ、「湿地を保全することを通じて持続可能な社会の構築に貢献する」というラムサール条約の目的の真価が問われます。緊急集会では、宮城県栗原市・大崎市、福島県相馬市、栃木県など、北関東~東北の地域NGO代表などが各地の被害状況を報告し、将来について会場と意見交換します。
 さらに、ラムネットJがGEOCの協力を得て全国から集めた被災地への緊急支援物資を現地関係者に贈呈し、搬送を手伝う予定です。

*****************≪ 緊急集会 ≫*********************************               
日時:4月30日(土) 10:30~13:00
場所:国連大学内 GEOCセミナールーム  
http://www.geoc.jp/intro/access.html
主催:ラムネットJ水田部会  
後援:日本野鳥の会・WWFジャパン・日本自然保護協会・CBD市民ネット
協力:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
問い合わせ:安藤(090‐5330‐9456)  
参加申し込み:不要  
参加費:無料(カンパにご協力ください)

≪ プログラム ≫
1.挨拶 柏木 実さん(ラムネットJ共同代表)          
2.各地報告   10:35~11:35                       
① 宮城県栗原市 呉地正行さん(ラムネットJ共同代表・日本雁を保護する会) 
② 宮城県大崎市 岩渕成紀さん(NPO田んぼ)               
③ 福島県相馬市 新妻香織さん(相馬 はぜっ子倶楽部)           
④ 栃木県 上三川 稲葉光國さん(民間稲作研究所)             
休憩 11:35~11:50
3.意見交換「地域の復興と湿地」 11:50~12:50                
進行:浅野正富さん(ラムネットJ事務局長)
コメンテーター:菅波 完さん(高木基金事務局長)
4.まとめ 12:50~13:00                           
呉地正行さん(水田部会長)
☆当日、会場のGEOCでは、被災地の農産物などの販売も実施しています。   
皆様のご来場をお待ちしています。


雨宮処凛のブログを見つけました。いいですね。

2011-04-24 01:44:53 | 脱原発社会のために

雨宮処凛・マガジン9

 今回の原発事故の<おかげ>で、今まで検索しなかった方面もチェックし始めました。雨宮処凛(あまみやかりん)さんの名前は知っていましたが、なんか違うはずだと<食わず嫌い>をしていました。

 でも、今回読んでみたら良いですね。僕が探していた東京新聞のコラムのもとの文章がこのブログみたいです。ぜひ、皆さんも読んでください。このブログの一部を紹介しましょう。

 原発のせいでいつ家に戻れるかわからないという人もいれば、放射能の値が高く、いまだ救助が手つかずの地域もある。一方で、命を危険に晒しながら原発で作業しなくてはならない人がいる。こういった「犠牲」をどこかに押し付けて、それで素知らぬ顔をしていていいのだろうか? というか、そのことに見て見ぬふりをしてきたのが、今までのこの国のあり方だったのではないだろうか?

 こんな「犠牲」が前提になっている世の中は、やはり異常です。「犠牲」にならないために「競争」があったり、人口が少ないという理由で「犠牲」になったり、こんな馬鹿げた、そして悲しい「犠牲」が、なぜあちこちに転がっているのでしょうか? こんな社会からの転換をしないと、フクシマから何も学ばなかったことになります。
 
 そでで、提案が一つあります。
 今回の原発事故に関連する各方面の文章を海外にも発信する必要があると思いませんか?
 みんなで印象に残った文章を集めて、ネットで公開し、英語や中国語・韓国語などのバージョンも作って、僕たちの反原発の考えを発信しましょう。雨宮処凛の文章も絶対、韓国の人たちに呼んでもらいたいし、藤波心のブログもチェルノブイリの子供たちによんでもらいたい。探せば、これから絶対残し、他の人にも読んでもらいたい文章はたくさんあると思います。
 
 ネットだけの公表でなく、お金を集めて、ちゃんと印刷して、全世界に配りましょうよ。そうしないと、<周りの国に断りもなしに放射線汚水を海に捨てる野蛮で自分勝手な国>というイメージが固まってしまいます。どうでしょうか、みなさん、このアイデアは。



韓国の労働運動から

2011-04-22 02:08:14 | 韓国あれこれ
 韓国の労働運動は日本のそれより、ちょっと元気だという印象があるのですが、どのように評価すればいいかというニュースが入ってきました。

 現代自動車労働組合(金属労組現代自支部、イ・ギョンフン支部長)は、定年退職者や勤続25年以上の社員の子供を優先採用するものとする団体交渉案を20日、確定した。しかし、会社側はこうした「雇用世襲」を拒否する意向を明らかにしており、今後の労使交渉では激しい攻防が予想されている。労組内の一部派閥や非正規職労組も「正規職採用世襲」と強く非難しており、労働者同士の溝も深まりそうだ。

 現代自労組は同日の臨時代議員大会で、「雇用世襲」と指摘されている「採用」項目を削除する案について賛否投票を行い、これを否決した。出席代議員約350人中、賛成は約150人で、過半数に達しなかった。

 このため、労組は「採用」項目を含む団体交渉案を原案通り確定し、来週中にも労使交渉に入る。

 「採用」項目は「会社は新規社員採用時、定年退職者および25年以上の長期勤続者の子供について、採用規定に適合すれば優先採用することを原則とする」と規定している。労組は「このための加点付与など詳細事項については別に定める」と規定に付け加えた。会社側はこれに対し「特別扱いだという批判が避けられない規定のため、受け入れがたい」との見解を示している。


 韓国の労働運動が本格的に始まるのは80年代の後半からで、その流れの中から95年に<全国民主労働組合総連盟(民主労総)>が結成、99年に合法化します。この現代自動車労働組合も民主労総の中心組合の一つで、賃上げや労働条件の改善のため、ストライキなどの実力闘争も行ってきた戦闘的な組合です。

 そんな組合が、「社員の子供の優先雇用」を会社側に要求する方針が採択され、進歩的な政党からも批判を浴びています。この組合は正規の社員の組合で、これ以外にも非正規(契約社員)の組合もあります。日本と同じように、正社員と契約社員の違いは大きく、非正規社員組合は、一定の条件を満たしたら正社員にするように要求していますし、
裁判所もたしか会社側に正社員化をするようにという判決をだしたと記憶しています。

 正社員と契約社員だと、2~3倍以上の給料の違いがあるようです。僕も大学で日本語を教えていた時は1年契約の講師だったので、正規の韓国人教授の給料と大体2倍ぐらいの違いがありました。(時間講師だと休む場所もなく、自分の荷物を置く場所もないという悲惨な状況でした)

 経済的な状況が厳しくなくなる中で、労働運動に対する世間の目がどんどん批判的になる中で、組合の団結を自分たちの利益を守ることで勝ち取ろうというのは間違いでしょう。やはり、同一労働同一賃金という労働組合の原則であり、団結の原動力になる考え方を守らないとだめだと思います。雇用形態がどんどん複雑になり、同一労働であるにもかかわらず、賃金に格差が出てきているのを、是正しないといけません。韓国や日本だけでなく全世界で問われている問題です。たぶん、これを解決しないと、新しい<身分制>というか<社会階層>が固定化してしまい、生活だけでなく人の心も蝕んでいくような気がします。ちょっと硬い内容になってしまいましたが、こんな問題も、日韓共通の課題だと思います。


ソ・テジとイ・ジアが離婚訴訟中!

2011-04-22 00:29:36 | 僕の韓流~ソング&シネマ
 久しぶりに原発以外の記事を紹介しましょう。

 なんと言っても、今日は<ソ・テジとイ・ジアが離婚訴訟中!>というニュースですね。9時のニュースでも、芸能枠でなく最初から3番目か4番目のニュースで報道されています。中央日報の日本語版によると、

 トップスターのソテジ(39、本名チョン・ヒョンチョル)と女優イ・ジア(33、本名キム・ジア)が法的に夫婦で、現在離婚訴訟の真っ最中であることが報道された。

2人の離婚訴訟事実は18日にソウル家庭裁判所で2次公判が外部に知らたことで静かに広がっていった。

これと関連してソウル家庭裁判所の関係者は「チョン・ヒョンチョルキム・ジアを当事者とする離婚訴訟事件はある。しかしこれがソテジなのか、イ・ジアかは確認できない。当事者らが立会わず、代理人を通して裁判を進行しているためだ」と述べた。

イ・ジアは今年1月、ソテジを相手取り慰謝料及び財産分与を要求する離婚訴訟を申し立て、両者は法定代理人を通じて3月と4月に2度の公判を終えている。


 ソ・テジについては以前、このブログでも紹介したことがありますね。(こちらです)いろいろな意味で注目を浴びてきたミュージシャンで、同時に私生活はベールに包まれていました。日本もそうでしょうが、売れなくなると<芸能番組>、まあ日本だったら<お笑い>や<バラエティー>に該当すると思いますが、こんなテレビ番組に出る場合が多いのですが、ほとんど出たことがないはずです。ですので、最近はテレビ自体にでることもありませんでした。

 一方の、イ・ジアですが、<ベートーベンウイルス>での印象がとてもよく(実は太王四神記は見ていません)、これからどんどん活躍するだろうと思っていました。

 たぶん、明日以降もいろいろと情報が出てくると思いますが、10年以上にわたって結婚していた事実を隠し続けた<努力>は、本当に感服します。


城南信用金庫が脱原発宣言~理事長メッセージ

2011-04-16 03:00:28 | 脱原発社会のために
城南信用金庫が脱原発宣言~理事長メッセージ


 とても分かりやすいメッセージです。ぜひ、ひとりでも多くの人に見てもらいたいし、多くの企業や自治体でこのような「脱原発宣言」をしていきましょう。日本で住んでいたら、ここに預金するのに(実は、僕の日本の実家の近くにも支店があります)。

 これに続く企業や自治体、学校などがどんどん出てきたら、日本も少しはよくなるでしょう。外から日本を眺めていると、ダメなところばかり目に入るし、韓国のマスコミは危機感を煽る原発事故の報道ばかりだし。ちょっと、最近メゲていましたが、あきらめずに頑張っていこうと思います。

 

ほうしゃのうは、あぶない! でも、いじめちゃダメだ!!

2011-04-14 01:26:34 | 脱原発社会のために
 こんな記事をご存知ですか?

 「放射能怖い」福島からの避難児童に偏見

 これから原発事故の安定化がなかなか進まないと、こんな「いじめ」は拡大していくような気がします。日本国内では「フクシマ」か「フクシマでない」かで差別をし、海外では「フクシマのある日本」か「そうでないか」で差別するようになる可能性があります。

 すでに今回の原発事故で日本はダブル・スタンダードで語られ始めています。
 最初は「地震の被害がもの凄くても、我慢強く、頑張る日本人」として語られていましたが、いまでは「ウソをつき、何かを隠し、相手を配慮しない自分勝手な日本人」になりつつあります。
 
 韓国でも日本の教科書での竹島関連の記述の報道で雰囲気がガラリと変わりました。その上、事前の予告もなしに放射能汚染水を大量に海に捨て、「国際法では問題ない」というバカな外務大臣は、辞めてもらいたいです。政治家というのは、あるいは外交というのは法律だけですすむのではなく、相手への思いやりとか気配りとか交渉などが基礎になっていることが、この外務大臣はまったく分かっていないですね。官僚の原稿を読んでいるだけなのでしょう。

 菅首相も困ったものです。

 原発周辺「20年住めない」=菅首相が発言、その後否定 

 なにを根拠にして言っているのか、じゃあ20キロの外はどうなるか、30キロの外は?こんなアブナイ話、取り巻き連中とのおしゃべりの中でいうのでなく、地元を含めたきちんとした会議の場で検討し、地元への負担をなるべく少なくするための工夫や配慮を同時に行わないとダメでしょ。
 で、なんで急にドイツの田園なの。これこそ、自然や環境をバカにしているとしかおもえないですね。日本政府が去年のCBD-COP10で「里山イニシアチブ」を国際的なものにするといいながら、急にドイツとは。これで、この人たち思い付きで言っていることが証明されたようなものですね。

 ということで、しばらく原発関係ばかりになりますが、ご了承ください。

周辺諸国に特使を派遣してください!

2011-04-05 01:05:46 | 脱原発社会のために
 低濃度の放射能汚染水が海洋投棄して、本当に大丈夫なのでしょうか? 
 放射性物質の拡散予測を公表しなくて、本当に大丈夫なのでしょうか?
 数字を間違えたりする東電にまかせて、本当に大丈夫なのでしょうか?

 とにかく、韓国でも福島原発からの放射能と後手後手の日本政府の対応に、我慢するのも限界でしょう。義捐金が増えたと言って、喜んでいる場合じゃないですよ。今の事態は一晩で変わるかもしれないのです。朝起きたら、世界中で日本に対する批判が高まり、日本政府と東電にはまかせておけないと、国際的な機構で福島原発を管理するというような話になるかもしれません。世界的な物差しで計ってみると、そのぐらいの「犯罪行為」を続けていると思います。

 いまが最初で最後のチャンスだと思います。周辺諸国、韓国、北朝鮮、中国、台湾、モンゴル、ロシア、カナダ、アメリカぐらいにぜひ特使を派遣して状況説明をしてください。そして公海(たとえば、太平洋など)での放射能測定のために、資金を提供すると言って下さい。日本国内のものさしで判断しては、まったく不十分です。早く、誰かが、周辺諸国の人たちの不安に気がついて、対処してくれることを願っています。