韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

日韓こども自然観察会~球磨川に集まろう!

2011-12-26 12:40:33 | 環境保護&エコツアー(2012~13)

 2012年、1月5日から9日の4泊5日間、PGA湿地生態研究所(韓国の環境NGOエコ・コリア所属の民間研究機関)のハン・ドンウックさんや韓国の小学生たちと一緒に熊本の八代市と鹿児島の出水市を訪問し、地元の小学生やNOPと交流をします。小学生が10名、大学生+高校生が4名、大人6名、合計20名の訪問団です。日程は次のとおりです。
 
1月5日(木) 
インチョン空港ー>熊本空港へ、八代へ移動したあと、球磨川河口の自然観察(宿泊=八代市内)
1月6日(金)
八代市内のクロツラヘラサギの越冬地の観察、地元小学校での交流(宿泊=八代市内)
1月7日(土)
出水へ移動、出水でマナヅル・ナベヅルなどの観察、NPOとの交流(宿泊=出水市内)
1月8日(日)
朝の餌まきに参加、観光しながら、八代へ移動(宿泊=八代市内)

1月9日(月)
八代市内、熊本市内を見学したあと、熊本空港から帰国
 
 今回の訪問では八代野鳥愛好会の高野先生のご協力で各地の交流先が決まり、とても充実したものになるだろうと思います。また、日韓文化交流基金からの助成金も受けられたので、参加人数も20人と多くなりました。(本人の負担金額も抑えれれましたし)

韓国側ではすでに事前学習を3回行い、1回目はテゴク小学校、2回目はハンガン河口にあるチャンハン湿地、3回目は江華島に行きました。1回目と3回目には僕も参加しましたので、様子を写真で紹介しましょう。

 

 こどもたちに湿地の重要性を説明しているハン・ドンウックさん。このブログにも何回か登場しています。わかった人は書き込みお願いします。

 渡り鳥の立場からハンガンの河口がどんな場所であれば棲みやすいかをイラストで説明してます。食べ物とか、環境とか、こどもたちはいろいろ書いてくれました。

 授業の最後に今日のまとめと感想を書きます。書いた紙はファイルに入れて、日本へももって行きますよ。

 子供たちの書いたイラストです。上手ですね^^

  3回目の事前学習。この日は江華島へ行って、干潟センターで講義を受けた後、クロツラへラサギが繁殖する<カクシバウィ>という岩場を見に行きました。

 江華島はあちらこちらに史跡が残っています。ここも島を守るための砦です。

 小さくてわかりませんね。手前にある小さい岩場が<カクシバウィ>。5月の国際シンポでは漁船に乗って、近くまで行きました。

 ということで、あと10日経てば熊本へ行きます。こどもたちも一生懸命、準備をしていますし、同行する大学生のスタッフや小学校の先生、湿地生態研究所(エコ・コリア)のメンバーもがんばっています。ぜひ、皆さんも応援してください。

追記:日韓文化交流基金のHPはこちらです。興味のある方はどうぞ。http://www.jkcf.or.jp/projects/josei/jinbutsukoryu/
 


キム・ジョンイルの急死について

2011-12-20 01:16:56 | 韓国あれこれ

 昨日(19日)は午後から1日中、このニュースばかりです。いくつか気になることをメモします。

1)急死したのが17日土曜日の朝8時半、日曜日の午前中に解剖して死因を確認した後、中国に知らせ、そして19日12時の発表になりました。それまで、韓国政府もホワイトハウスも(もちろん日本政府も)情報をキャッチできなかったということは、北朝鮮の中枢部は情報管理がキチンとしているということ。その意味では、北朝鮮当局はまだまだ生きながらえるでしょう。

2)じゃあ、発表するまでに何をしていたか、逆に言うとなぜすぐ発表できなかったか。死因の確認や中国への通報以外にも、大切なことがあります。ポスト・キムジョンイル体制を整えること。具体的には葬儀委員会の体制つくり、名簿つくりになります。長男のキム・ジョンナムが外されているのをみても、今後の体制を占う上で、葬儀委員会名簿と葬儀のすすめかたは注目しましょう。

3)葬儀に海外からの各国弔問団を受け入れないそうですね。せっかく、弔問外交で華々しくデビューできたのに、もったいないことをしていますね、キム・ジョンウンは。経済的な理由で受け入れができないのか、体制が整っていないためなのか、いまの情報だけではまだ判断できませんが、なんらかの事情があるのは確かです。

4)韓国内では、来年の国会議員選挙や大統領選挙への影響が、ちょっと怖いです。いま、野党側が有利な状況ですが、北と仲のいい(あるいは、北に甘い)野党が政権を握ったら、ますます北は軍事力を強めるから危険だ! というキャンペーンが行われるでしょう。

5)じゃあ、これからどうなるか。最悪のシナリオも考えておきましょう。僕の考える最悪のシナリオはこんな感じです。食糧難のいっそうの悪化→住民たちの自然発生的な抗議行動、ボイコット、軍・行政の末端がマヒ→国軍の武力による鎮圧と海外へ情報発信→国連などでの決議→国境地帯での千、万単位の集団亡命→中国の介入、同時に指導部の自壊、幹部の個人的な亡命(核開発のスタッフなどは中東や中央アジアへ行く?)→平城など主要都市のみ治安が維持、ほかでは無政府状態→??

 とこんな感じですが、最後はどうなるか、一番怖いのが自棄での武器や大量殺戮兵器(毒ガスなど)の使用です。マスコミなどではここまで悲観的なことは報道されていないようですが、これから2~3年程度の短い期間に何十万、何百万の単位で北の住民が死ぬ可能性(餓死&武力衝突&大量殺戮兵器の危害)もあるということを強調しておきたいと思います。

 


テレビCM<気が短い韓国人>シリーズ

2011-12-18 15:18:43 | 韓国あれこれ

気が短い韓国人シリーズ

 最近話題のCMです。コーヒーの自動販売機やカッラーメンは僕も経験あって、韓国人化しているのかな。いや、日本人だって、気の短い人ならやってますよね。このシリーズ、どんどん新しいのが登場しています。

 ?? ? ??1000%?? ???, ???? ???? ????~!

 (これも、やったことあるなあ。もっとも自分ひとりでやったのだけど)

 ユーチューブで<성질급한 한국사람>で検索してみてください。自分たちで作った映像もあり、ちょっとしたブームですよ^^

 


洪城(ホンソン)と南楊州(ナムヤンジュ)その3

2011-12-18 14:20:56 | 環境保護&エコツアー(2011まで)

 久しぶりの書き込みです。お約束の南楊州の農業技術センターについての感想をまとめて見ます。

 佐渡農協の人たち(実際に農業をしている人たち)と一緒に見学して初めてわかったのが、<農業機械銀行>の運営でした。ここではさまざまな農業機械を保有して、必要な農家に貸し出しをしています。また、個人で保有している農業機械の管理を代行し、その間の修理や維持も行います。そして、必要でなくなった農業機械を買い取り(?この部分は確認していないので、正確ではありませんが)農業技術センターの貸し出し用機械として転用するというシステムです。

 これは2002年ごろ計画し、2003年から実施しているそうです。修理や整備を担当する専門のスタッフもいます。このシステムのおかげでさまざまな利点が考えられます。まず、個人で機械を購入しなくてすむので、経済的な負担が軽くなります。韓国の農村でも、機械化が進むと同時に購入代金による借金も多くなり、農家は貧しくなる一方で金融機関はどんどん大きくなるという矛盾があります。こんな金融機関のひとつに<農協銀行>もあるのですから、問題は深刻です。

 また、保管のためのスペースを確保しなくてすみます。保管用の倉庫を作るにしてもお金が必要ですし、修理や維持をするのも大変ですが、ここでは修理も専門スタッフがやってくれます。実際、倉庫の中の機械を見たのですが、どれもきれいです。作業を終えてから、きれいに洗うそうで、機械の維持という意味と同時に、慣行農業地での農薬や化学肥料が有機農地に移らないようにするためです。

 これらの機械は1日いくらで農家に貸し出されます。農業はまったくの素人の僕ですら、このシステムがとても合理的だということを痛感しました。ちょうど、佐渡農協でも農機具を協同で管理する場所を作る予定だそうで、いいタイミングで見学ができたわけです。

 倉庫の全体写真を撮るのを忘れてしまいましたが、建物は2階建て。農業機械の移動のために大型のエレベーターもあります。

 これがエレベーターの中の様子です。1階に下りると、トラックの荷台に直接搬入できるようになっています。この<農業機械銀行>がスタートしたとき、日本の農機具メーカーのクボタ(立ったと思います)がベンチマーキングをしたそうです。

 つぎに体系的で継続した教育システムがあります。上の写真は、郷土料理体験施設の<モコチト>ですが、この建物は農林部(の関連団体)から数百万円の助成を受けて作られました。京畿道でははじめてのケースだそうです。この施設の代表は農業技術センターを拠点にしている<郷土料理研究会>で長い間活動をしてきた方です。この研究会には500名ほどの会員がいて、自治体のイベントにも積極的に参加しているところです。単に料理を勉強するだけでなく、自分たちの作る農産物をどのように食べてもらえるかという視点から、活動をしているそうです。

 イチゴ摘みの体験農場の<テガ-大家>の代表の方も、農業技術センターで30年以上にわたり関係があり、いろいろなことを学びながら、周辺の土地を買い足して行って、1万坪の農場を作りました。こうなると雰囲気は農家ではないですね。農産物(イチゴ、サツマイモ、レンコン)の生産とサービス業が合体した雰囲気でした。ここでは、環境教育も行っていますが、すべて家族で分担して行っているそうです。

 また、今回は直接見学できませんでしたが、IT教育も盛んです。インターネットの発達したおかげで、農産物の販売も今までは難しかった直販も手軽にできるようになりましたし、体験農場などのPRもホームページを通して簡単にできます。

 佐渡農協の方が言うには、日本の農業技術センターに該当する農業改良普及センターなどは、純粋に農業技術専門でやっているということです。たぶん、日本では農協や自治体の関連部署がその役割を担うことになるのでしょうか?

 どちらにしても、これだけのシステムとネットワークを作り上げるためには、さまざまな歴史があったと思います。この部分については、まだわからないことばかりです。じつは、この<テガ>は4大河川事業の関連事業でつぶされた南楊州の有機農地の近くにあります。この農地はパルダン生協の生産者組合のメンバーがいたのですが、彼らとの関係がどうなっているのか、まだ、よく見えないのが実情です。

 今後、日本から南楊州に見学に来てくれれば、その点も含めて、どんな流れの中で南楊州の有機農地が形成されたのかを調査してみようと思います。興味のある方、ぜひ一度いらっしゃってください。

*パルダン生協の有機農地は、ヤンピョン郡がわは数軒残っていますが、高等裁判所で国有地の専用使用許可を一方的に取り消したことは合法だという、逆転判決がつい最近出て、厳しい状況にあります。事業主体の京畿道は最高裁の判決で確定するまで、工事は行わないといっていますが、請け負った業者は年度内(来年2月いっぱい)に工事をしないと、契約違反になるため、ここ1週間ほど、緊張が高まっています。この件は、また状況が変わりましたら、お知らせします。

 


洪城(ホンソン)と南楊州(ナムヤンジュ) その2

2011-12-09 02:36:12 | 環境保護&エコツアー(2011まで)

 それぞれの特徴のなかで一番気になったことは、ホンソンの場合は規模の大きさです。生協の店舗にしても、農業高校にしても、あるいは研究所にしても、どこもこじんまりとしています。このことは以前も書いたかもしれませんが、協同組合をベースにしてさまざまな事業を展開するとき、組織の維持や拡大を第一の目的にするのではないということが、きちんと刷り込まれているなと、感じました。

 

 これは生協の店舗です。パン工場も併設されています。

 

 この建物は、プルム学校の専攻部の事務所兼教員室の建物。こんな感じで、こじんまりと手作りの感覚です。

 これに反して南楊州では、<6次産業>を実践している農家の強さを感じました。<6次産業>というのは、1次、2次、3次産業を全部足した考えかたで、加工や流通・販売まで農家が自ら責任を持つこととも言えます。

 

 午後に行った体験農場<大家/テガ>のビニールハウス。ここでは無農薬のイチゴを栽培しています。65メートルの長さのハウスが全部で7棟あります。体験料金は、500グラムの持ち帰り+ハウス内では食べ放題+イチゴジャムつくり+お昼ご飯代で3万ウォンぐらいです。40名(バス一台)の団体が来たら、120万ウォンの売り上げ。今までの最高はリュ・シオンのファンクラブの日本人の600人(いったい、いくらになるんだろ)。

 ここのオーナーの話で印象的だったのは、植え付けるけど収穫をしなくていい。農園の利用客がお金を払って、そのうえ収穫してくれる。だから、手間が半分になり、3人でも運営できると言っていましたね。

 

 郷土料理の実習施設のモコチトも、6次産業ですね。裏の畑で野菜をつくり、それを実習しながら加工し、食べることで消費する。実習室のすぐよこにテーブルがあり、そこで落ち着いて食べられるのがいいですね。男性だけの団体は珍しいそうですが、みなさんがんばっていました。

 

 高橋会長のみごとな包丁さばき。フットワークの軽さは若々しいです。

 

  副会長の斎藤さんもなれた手つきで、肉にたれをつけています。質疑応答での鋭い質問が特技だと思っていたら、料理の腕前もなかなかのものでした。

 

 みなさん、熱心にやっています。で、たれをつけたあとは、そとの炭火で焼き上げます。

 

 と、こんな具合の料理実習が17000ウォンですので、韓国の物価で考えてもそれほど高いものではありませんね。今年の3月から今まで、4000人ほどの利用があったそうです。今年の夏は雨が続き、夏のかきいれどきにキャンセルが続いたそうで、普通はもう少し多いそうです。

 とまあ、ホンソンと南楊州で一番印象的だったことを書いてみました。そうだ、農業技術センターのことがありますね。ここは次回にくわしく説明しましょう。(続く)

 


洪城(ホンソン)と南楊州(ナムヤンジュ) その1

2011-12-07 02:12:36 | 環境保護&エコツアー(2011まで)

 韓国の有機農業の歴史を紐解くと、1975年に日本の愛農会の小谷純一先生の韓国訪問をきっかけにして、ホンソンとナムヤンジュで始まったと言います。11月の下旬から12月の上旬にかけて、このホンソンとナムヤンジュの両方を案内する機会があり、韓国の有機農業の実態に触れ、これからの農業のあり方や地域のあり方を考える、とてもいい機会になりました。これから、何回か思いついたことを書いてみます。

 秋田から来た今野さんと三浦さん(ホンソンのマッコリ工場で)

 佐渡農協の皆さん(料理実習施設、モコチトで)

 まず、共通していることは人材を育成する施設・機関がとてもしっかりしているということです。ホンソンの場合は<プルム農業高校&専門課程>、ナムヤンジュの場合は<農業技術センター>が地域で農業を担っていく人材を絶え間なく供給しているという点が、とても印象的でした。

 <プルム農業高校>では1年が園芸と野菜、2年が稲作、3年が牧畜(だったと思います)の実習があり、また短大レベル(2年制)の<専門課程>でより本格的に農業実習をしていて、卒業後はすぐに生産者として自立できるような教育が行われています。高校からは毎年30名近くの卒業生が出るわけで、彼ら・彼女らのかなりの数がホンソン地域に定着するわけで、20代30代の農家だけで10名以上いるのも納得できます。

 また、これらの教育や栽培技術を支える研究機関が設置されているのも、強みですね。

 ナムヤンジュの場合は<農業技術センター>の働きがとても大きいですが、教育機関としてもきちんと機能して、結果を出しているところがすごいです。佐渡農協の人たちとナムヤンジュのパルダン地区にある体験農場を訪問しましたが、その<社長>さん(女性です)は30年以上<農業技術センター>と関係があり、イチゴの有機栽培や経営の方法など、さまざまな勉強を<農業技術センター>でしたそうです。

 料理体験施設のモコチトのシン代表(こちらも女性)も、<農業技術センター>にある<生活改善委員会>や料理教室の受講生たちが作っている<郷土料理研究会>の中心メンバーです。モコチトの料理も<郷土料理研究会>のメニュー開発の活動の中から生まれてきたと言えるでしょう。

 日本でも同じですが、<農業高校>という名前は人気がないのにも関わらす、<プルム農業高校>と堂々と<農業>を名乗っています。たしか、佐渡の農業高校も名前が変わったのじゃありませんか? 

 一方の<農業技術センター>、こちらはいろいろなことを教えてくれます。農業指導や栽培技術の研修だけでなく、料理実習、パン・ケーキ実習、IT実習、経営教育など多岐多彩にわたっています。僕もキムチ実習やパン作り実習を受講したことがありますよ。また、1年課程(週4時間)の<グリーン大学>も実施されていて、すでに500名以上の卒業生がいるそうです。

 ナムヤンジュ農業技術センターの展示を見学する佐渡の皆さん

 次に注目すべきは、消費者との直接のつながりがあることです。ホンソンの場合は生協の組合員ですし、ナムヤンジュの体験農場の場合は各地の学校や幼稚園などの固定客です。これらの消費者のおかげで市場の変動にも左右されませんし、また海外から安い農産物が入ってきても、ほとんど影響がないでしょう。米韓のFTAなど、まったく関係ないと、体験農場の方は言っていました。(続きます)

 


いま、インチョン空港です

2011-12-01 11:18:07 | 韓国あれこれ

 これから佐渡農協の韓国農業研修ツアーがあり、到着を待っています。今回のツアーでは僕の地元の南揚州の農業施設の見学がセットされました。世界有機農大会が無事に終わったので、関係者は自信があるみたいです。南揚州の場合は農業技術センターという行政機関が中心のひとつになって、有機農業が広がっているという印象です。協同組合が中心のホンソンとはちょっとちがう雰囲気ですね。ツアーの間は報告できないでしょうが、終わったらすぐにアップします。

 


浅水湾・錦江河口+セマングムツアー~その4(おわり)

2011-12-01 02:11:35 | 環境保護&エコツアー(2011まで)

 さて、ようやっと最終回。セマングム防潮堤の報告です。いつものように<ネチョド教会>に泊まり、セマングム干拓の状況を見ることにしました。このブログでも何度かセマングムのことは書いてありますが、防潮堤の上に道路ができて、渡れるようになってからは行ったことがありませんでした。防潮堤を渡ってから内蘇寺によってからソウルに向かっても間に合うというので、防潮堤を渡ることにしたのです。

 まず、防潮堤の外にある港に行き、食堂やモーテルが立ち並んでいるのに驚きました。この港にも漁船がありますが、車でここまで通ってくるのでしょうか? まわりには一般の民家はまったくありません。

 さあ、それでは防潮堤を渡ります。さすが33.9キロという世界1の長さを誇る(?)防潮堤。向こう側が見えません! (実はかつて埋め立てたネチョドからビヨンドまでの堤防をプラスして、33.9キロだそうですが)

 途中に信号まであります。ここは両サイドが休憩施設。利用客が渡るための横断歩道ですが、車はちゃんと止まってくれるのだろうか。

 鯨の尻尾をかたどった彫刻。何でしょうかね。アクセントのつもりで作ったのでしょうか?

 途中の島も防潮堤でつながりました。

 ここは可動水門。この日は閉まっていました。引き潮のときゲートを空けて、中の水を出しているそうです。写真には取れませんでしたが、防潮堤の中には中洲のようなものもできていました。

 手前の<通路>は船が通るように設計した水路です。4大河川事業も運河に衣替えしたら、こんな姿になるのでしょうか? 

 こんな駐車場に車を止めて水門を見学。

 ここがプアン側にある水門です。以前、カメラマンとセマングムにきた時、南側からこの水門まで来ることができました。

 で、がらりと雰囲気が変わり、ドライバーに連れて行かれた内蘇寺(ネソサ)前にある、食堂。ここのビビンバ、美味しかったですね。ご主人(息子さん)も親切で、情熱的な人ですし。おまけでミカンや柿をもらったのですが、これも美味しかったです。(すみません、柿は日本に持って帰れないので、僕が家で食べました)

 時間がなくて、お寺には行けず(残念!!)ホームページを紹介しますので、これで我慢してください。こんなお寺です。 

 韓国のお寺では、早朝と夕方のお祈りのときに、境内にある太鼓、木魚、雲板、鐘を叩きます。まるで、打楽器のパフォーマンスです。つい先日も家の近くのお寺で偶然聞きましたが、いいですよ。また、お寺めぐりでもしたいですね。

 というわけで、鳥見ツアーもこれで終わり。帰りのサービスエリアでは、今まで見学したところを復習したり、

 胡桃まんじゅうの味見をしたりと、

 にぎやかでした。今回、初めて会った皆さんでしたが、とても楽しく、美味しい旅でした。ずっと昔からの知り合いのような感じでした。やっぱり、自然保護とか環境保全の仲間は、共通項がたくさんあるので、そんな感じになりますね。では、またお会いできることを楽しみにしています。