韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

ぺ・スジョン&ク・ジャミョン、そしてイ・ソニ

2012-03-21 01:08:09 | 僕の韓流~ソング&シネマ

 またまた、オーディション番組「偉大な誕生2」のぺ・スジョンの話題を。ちょっと前の放送でしたが、やはりすごい歌い手だなと実感しました。歌の後に審査員のコメントがありますが、この中でメント(先生)のイ・ソニが「わたしが持っているものを、スジョンがどんどん吸収してくれるのでありがとうと言いたく、また私が持っていないものを、スジョンが持っているのがとても嬉しい」とコメントしているところに、ぺ・スジョンの魅力があります。とにかく、「直感・チッカム(CNBLUE)」を聴いてみてください。

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さて、ぺ・スジョンばかり注目していたので、もう一人の魅力的な歌い手のことに気がつきませんでした。ク・ジャミン、まだ23歳ですが、高校のときまでサッカーの選手でU17の国家代表だったというから、驚きです。(MVPで表彰もされています)

 

ケガのためサッカーをあきらめた彼が次に挑戦したのが歌で、サッカーの選手の頃から、うまいので有名だったそうです。今回、彼が歌った「人は花より美しい・サラムン・コッポダ・アルムダウォ(アン・チファン)」を聞いたのですが、元歌より魅力があります^^ 彼もこれから注目です!!

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 というわけで、先週の番組の<おまけ>で先生約のイ・ソニの歌を一緒に歌うコーナーがあり、これも魅力的です。これに関しては、イ・ソニファンのブログで詳しく書かれているので略しますが、「いつもあなたを」じっくり聴いてください。

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日韓両生類市民モニタリング交流の報告~その2

2012-03-19 07:56:40 | 環境保護&エコツアー(2012~13)

 3月になって、2回目の書き込み。最近、ブログと縁遠くなり反省しています。気がついたら、10万人を突破していました^^ さあ、ちょっとがんばりましょう。

 で、<両生類>の続きです。4日はあきる野市の横沢入という里山へ行きました。ここは、JRが開発しようとしたところ、反対運動が起こり、その運動の中で事業者がわの環境アセスが適当であることが暴露され、開発計画が進まないまま住宅市場の悪化によって、計画が放棄されたところです。その後、東京都が買い上げ、地元の協議会に里山の管理をまかせているところです(この説明で、たぶんあっていると思います。)

このぐらいの大きさなら、文字読めますか?

 さて、3月なのでまだ緑が少ないですが、春になったらいいところだなと感じました。また、この里山の復元のために活動をしている西多摩自然フォーラムの力量が、ちょっとやそっとじゃないということですね。生物の調査を担当しているグループや林の管理を担当しているグループなど、多方面で活発に活動しています。そして、これは韓国の仲間もそうだといっていますが、<公園化>がほとんどされていないというところ。ふつう、こんな自然を残そうとなると、遊歩道のデッキを設置する場合が多いのですが、ここはそのままです(予算がなかったという背景もあるそうですが)。自然そのままで残していこうという姿勢は、とてもいいなと感じました。では、写真を紹介します。

 尾根の向こう側は団地です。

 外来種のアライグマなどを捕まえるためのワナ。アライグマは生態系を荒らすので、捕獲した後は殺処分です。かわいそうですが、生態系を守るためにはやむをえない処置です。

 これがアライグマです。

 キム先生、何を捕まえたんでしょうか?

 たぶん、韓国にはいないイモリを捕まえて写真に撮っているところです。

 というわけで、5日は八王子の川口地区で地域の人たちが雑木林の中に作っているビオトープを見学し、最終日の6日は鎌倉中央公園の里山を見学しました。僕自身、東京生まれなので、懐かしい風景をあちこちで楽しむことができました。

 今回の交流会で一番印象に残ったのは、いままでは特定の種の保存だけが注目されていたが、いまはその地域の生態系の重要性が叫ばれているという説明でした。特定の種の保存だけの場合、ともすると専門の研究家がやってきて、こうしようと指導するだけで終わっていたわけですが、地域の保全となると、日常的に関わる人たちが大切で、ここにNPOや市民モニタリングの役割があると理解しました。

 今回、初めての試みの両生類の日韓交流でしたが、これから市民モニタリングを中心に活発に展開されることを期待しています。

 

 

 


日韓両生類市民モニタリング交流の報告~その1

2012-03-11 00:49:54 | 環境保護&エコツアー(2012~13)

 またまた、久~しぶりの書き込みです。というのも、2月の最終の週末は福岡で<日韓NGO湿地フォーラム>が行われ3泊4日で日本へ行き、3月の第1週の週末は<日韓両生類市民モニタリング>が東京で行われたため4泊5日で日本へ行ってきました。おかげで、ブログの更新がまったくできず、2週間ぶりぐらいの更新だと思います。

 <湿地フォーラム>のほうは、この次、4大河川事業や江華島潮力発電の問題などと一緒に書き込むことにして、きょうは<両生類>のほうを書いてみます。以前このブログでも記事を書きましたが、昨年8月に韓国で行われた<両生類市民モニタリング>のお返しで、今回韓国のメンバーが日本を訪れたわけです。

 ざっとスケジュールを書くと、

3月2日(金)日本到着、日本自然保護協会の事務所で打ち合わせと歓迎会

3月3日(土)高幡不動で<日韓両生類シンポ>ここでは、韓国側から3名が発表

3月4日(日)あきる野市の横沢入の里山で両生類モニタリング

3月5日(月)八王子の川口地区のビオトープ見学

3月6日(火)鎌倉市民公園の見学のあと、帰国

という、かなりハードなスケジュールで、観光などは一切なしの真面目なツアーでした。

 2日は朝の8時にインチョン空港を出発するという、めちゃくちゃな時間帯の飛行機で一路羽田へ。(おかげで4時起き、5時のリムジンバスでインチョン空港へというハードな一日でした)羽田に到着した後、僕の個人的な好みで通産省前のテント村へ。韓国でもフクシマのことが気になっていて、いちど訪問して、直接話を聞きたいなと以前から思っていました。テント村へつくと、ちょうど韓国のハンギョレ新聞(進歩的な新聞です)の記者がインタビューをしています。僕たちも遠慮なしで入り、椎名千恵子さんというかたから、いろいろ貴重な話を聞くことができました。まだまだ収束なんかではない、これからどんどん被害が大きくなっていくのではないかと、心配です。椎名さんはじめ、みなさん、原発が無くなるまでがんばりましょう。

 

 さて、そのあと4時ごろから日本自然保護協会でミーティングです。今回韓国からの参加者を紹介しましょう。まず、グリーンコリアからシン・ヒョンホさん。本来はソ局長が来る予定でしたが、山の中で調査をしていたとき、滑ってあばら骨を折ってしまい、自宅療養中。そのため、シンさんが急遽参加となりました。同じくグリーンコリア・インチョンからはケヤン山で両生類のモニタリングをしているキム・ウンヨンさん、グリーンコリア・テジョンからはジムグリガエルのモニタリングをしているコ・ジヒョンさん、韓国両生類保全ネットワークでモニタリング責任者をしているキム・テヒョン先生(ソサン高校)、最後に清州ヒキガエル生態公園でモニタリンの責任者のハム・チュンホさんの5名。それぞれの団体の特徴や、課題について報告しあいました。

 翌日3月3日は高幡不動で<日韓両生類シンポジウム>が行われました。シンポの様子は西多摩自然フォーラムのブログなどに報告されていますので、感想をいくつか。

1 参加者が多い。一つの分野で100名以上の参加はスゴイです。今回の主催団体の一つ<トウキョウサンショウウオ研究会>の実力を実感しました。

2 両生類の危機的な状況は日本も韓国もほとんど同じであること。開発や田んぼの基盤整備など、原因も似ていますし、保全か開発かという対立になったときの解決の道筋なども似ていますね。日本の<横沢入>と韓国の<ウォンフンイ池>が残った過程なども、似ている構造があります。

3 今後の交流のための足がかりをつくれたなと、自負しております^^。じつは、この両生類シンポ、2年前ほどからいろいろと下準備をしてきたものです。去年の夏、韓国で日韓共同のモニタリングを行い、今回日本で行ってワン・サイクル終わったわけで、これからが本番ですね。これから数年ぐらいの長さの中期目標は、生物多様性条約締約国会議で<両生類保存>のため決議を行うというのが、現実味もありますし、具体的な力(法律による規制や国家予算による保全活動とモニタリング)も持てると思います。

4 日本と韓国でお互いのことを、まだまだ知らないことがたくさんあります。ぜひ、これを機会に、どんどん勉強しましょう。それにしても、カエルの卵を酒のつまみにしてしまうという報告、日本では衝撃だったそうですね。 (続く)

全体の様子。みんな最後まで集中して聞いていたのが、よくわかります。

韓国からの参加者、左からハムさん、シンさん、コ・ジヒョンさん、キム・ウンヨンさん、キム・ヒョンテさんには手作りの焼き物のプレゼントもありました。