韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

最近の韓国住宅事情

2015-11-30 01:16:29 | 韓国あれこれ
フェイスブックにワンルームマンションのことを書いたので、最近の韓国の住宅事情について書いてみます。

まずは、チョンセについて。このブログを読んだり、韓国にちょっと詳しい方なら<チョンセ>という言葉は聞いたのとがあるかもしれません。保証金として、まとまったお金を家主に預け、家賃は払わなくていいという制度です。しかし,銀行金利がさがり,家主はまとまった保証金より毎月の家賃収入を好むようになりました。すると、必然的にチョンセ物件の供給不足になり、チョンセはどんどん上がるようになったのです。
ちなみに、売買価格が2000万円のマンションのばあい、数年前は売買価格の60%前後でしたが、今は80%前後まで上がってしまいました。これだけの現金があれば家賃なしで暮らせる訳ですから、チョンセには魅力があります。
でも、家主はほとんどの場合、個人ですから不安と言えば不安ですね。それに売買価格が、ソウル市内だと4000万円以上するので、チョンセは3000万円ぐらい。これだけの現金を準備できる人は、やはり限られます。
このように、韓国の住宅状況も庶民には、どんどん厳しくなっています。


表は、値上がりベスト10のマンション。世帯数、面積、価格、上昇率の
順です。


引っ越しのようす。20階ぐらいまで、このようなハシゴ車みたいなもので、荷物を移動させます。

干潟と生物多様性~シファ湖、セマングム、スンチョン湾 1

2015-11-19 15:21:00 | 日韓環境情報センターの活動

 韓国の西海岸から南海岸には有名な干潟が何箇所もあります。江華島とインチョン空港の周辺の干潟、アンサン、シフン。ファソンに囲まれたシファ湖周辺、浅水湾とセマングム、全羅南道のムアン干潟、チュンド干潟、全国から多くの観光客が訪れるスンチョン湾など、数えていったらキリないほどありますね、そのうちのいくつかを紹介しましょう。

かつては工場汚水や生活排水で汚れていたシファ湖も、ゲートを空け海水を流通させることで生態系が復活しつつあります。とくにまだ開発されていない南部エリアは湿地となって、渡り鳥たちの越冬地・繁殖地になりました。去年の冬は過去20年の間で、越冬する個体数が最大となっています。 このツアーではシファ蘆原公園のチェ・ジョンインさん(シファ湖の守り人)の協力で、通常は立ち入れないところで観察を行います。また、平日の場合はシファ湖の水門に設置された潮力発電所も見学可能です。

 

シファ蘆原公園のチェさんによると、今、オオハクチョウが800羽、クロツラヘラサギが130羽、ヘラサギが100羽、ガンカモが8000羽、来ているそうです。 いかがですか? シファ湖はインチョン空港からも近いので、二泊三日でも十分堪能できます。友達や仲間とぜひどうぞ。連絡、待ってますよ。

12月18日~20日、ナヌムの家に行きませんか?:歴史を見つめる和解の旅

2015-11-11 08:32:18 | 日韓環境情報センターの活動

12月18日からの二泊三日、ナヌムの家を訪問してハルモニにクリスマスプレゼントを渡しませんか?

先日、ナヌムの家を訪問しハルモニと交流する時間を持ちましたが、直接会うことはとても貴重な機会だと思いました。そして90歳以上のハルモニ達とこのような時間を持つ機会が、あまり残されていないという事実も痛感しました。

それで、突然ですが12月18日から二泊三日のナヌムの家訪問ツアーを準備しました。

ハルモニたちにクリスマスのプレゼントを渡しませんか? 

昨年の3・1独立運動記念日の様子

私がいつも行っている交流活動のように、航空券は参加される皆さんが購入され、こちらでは宿と専用車、通訳を準備し、ナヌムの家など訪問先のアレンジをします。今、考えているスケジュールは、次の通りです。

12月18日(金)
13時~13時半ごろ キンポ空港集合、専用車で西大門刑務所へ移動
14時半 西大門刑務所到着、見学
17時 ホテル到着
17時半 夕食&市場見学へ
#宿泊=ソウル市内ホテル

12月19日(土)
7時 朝食
8時 ホテル出発、ナヌムの家へ移動
10時 ナヌムの家到着、施設見学、ビデオ鑑賞、ハルモニと交流(予定)
12時~13時 昼食、ヨジュの明成皇后生家へ移動
14時 明成皇后生家&記念館見学
15時半 スウォンへ移動
17時 スウォン到着、ホテルチェックイン
18時 市内レストランで夕食
#宿泊=スウォン市内ホテル

12月20日(日)
7時 朝食
8時 ホテル出発、スウォン華城見学
10時 堤岩里3・1独立運動記念館へ出発
11時~12時 堤岩里3・1独立運動記念館見学
12時半~1時半 昼食
1時半 出発(時間の余裕があれば、途中に観光やショッピング)
3~4時 キンポ空港到着(インチョン空港利用者がいればインチョン空港にも行きます)

参加費は4万円前後になる見込みで、これには宿泊費(2泊、2人1室)、専用車両費、コーディネート&通訳費が含まれ、食事代はそのつど現地で支払っていただきます。人数が多ければ参加費は安くなり、また、最低5名程度集まれば実施しようと考えています。

航空券は、インターネットで航空会社から直接買うこともできますし、HISやJTBなどの旅行会社に頼むことも可能です。金曜日は朝の便、日曜日は夕方5時以降の便を購入してください。JTBで調べたところ、JAL便が43000円ぐらいでした。また、帰国を月曜日の朝にすると、かなり安くなりますので、月曜日帰国もお勧めです。

年末でお忙しいでしょうが、ぜひ、1人でも多くの方の参加をお願いします。

このブログだけでなく、フェイスブックにもページを作りますので、そちらもご覧ください。

ハルモニとの交流

 

 


歴史を見つめる和解の旅 訪問地紹介~ナヌムの家

2015-11-09 01:19:05 | 日韓環境情報センターの活動

 歴史を見つめる和解の旅 訪問地紹介の最後は、日本軍”慰安婦”の被害を被ったハルモニたちが共同生活をしている「ナヌムの家」です。

 「ナヌム」とは韓国語で分かち合うという意味。1992年、仏教信者などを中心に募金が行なわれソウル市内に開設され、1995年に京畿道広州に移転、2000年からは社会福祉法人として運営されています。

 韓国では現在まで238名が被害を被ったと申告し、2015年10月現在で47名のハルモニが生存しており、そのうち10名がナヌムの家で共同生活をしています。みなさん90歳を越える高齢で、ほぼ寝たきりのハルモニや入退院を繰り返しているハルモニもいます。

 現在、歴史館(展示館)がリニューアル工事中で、今年中には工事が終わる予定ですので、ぜひ、今年の年末から来年にかけて訪問してくださることをお願いします。

 今までは日本からの訪問者が年間で2000~3000名ほどいましたが、最近日韓関係の冷え込みや円安などの影響で。訪問者はかなり減ってしまったと事務局の日本担当者が教えてくれました。せめて、年間3000~4000名ぐらいになるように皆さんで訪問ツアーを主催しませんか。訪問することは、間違いなく日本政府への圧力になりますし、韓国の人たちへのメッセージになります。ナヌムの家との連絡や車や宿の手配など僕のほうで行ないますので、ぜひ考えてみてください。

 では、最後にナヌムの家の写真を紹介しましょう。

 

11月に藤前干潟を守る会の亀井さん達と訪問、パクオクソンハルモニと会った時。パクハルモニは91歳の高齢にもかかわらず、色々話をしてくださいました。 ここで亡くなったハルモニの銅像。 7月には日韓未来バスツアーで訪問しました。 3•1独立運動記念のイベント。若い人も大勢集まりました。

 

 


”埃になって”(キム・グァンソック)~ロイ・キム&チョン・ジュニョン

2015-11-08 01:28:48 | 僕の韓流~ソング&シネマ

スーパースターK4 ロイ・キム&チョン・ジュニョン

最近、堅苦しい記事ばかり載せているので、今回は歌を紹介しましょう。

この”埃になって”は、1970年代に作られ専門家やミュージシャンのなかでは知られていた曲でしたが、1996年にキム・グァンソックが歌って、大衆的な人気を得たそうです。いまでも、カラオケのリクエスト曲のトップグループに登場してきます。

この曲を、オーディション番組でふたりのミュージシャンがロックバージョンで歌い、再び脚光を浴びました。

 

僕はドラマの挿入曲でちょっと聞いただけで、あまり関心が無かったのですが、今回、改めで聞くと、とてもいい曲だと痛感しました。特に、この2人のバージョン、2人とも判りやすいイケメンなので、ユーチューブでも300万回を越えていますよ。

というわけで、これから1週間に1回ぐらいは、音楽やドラマなどを紹介していきましょう。というのも、こんな楽しく、元気な韓国もあるんだと、しってもらいたいからです。以前、僕もデモとか集会などのチャンネルだけで韓国を語っていて、現実とは違うところがたくさんあるのに、気がついたので。では、次回をお楽しみに!

 

 


歴史を見つめる和解の旅 訪問地紹介~明成皇后生家&記念館

2015-11-04 14:50:13 | 日韓環境情報センターの活動
キョンギ道ヨジュ市には明成皇后の生家&記念館やセジョン大王の王陵、シンオク寺など、見所が何ヵ所かありますが、ここでは明成皇后の生家と記念館を紹介しましょう。



1895年10月8日、明成皇后は景福宮に乱入した日本の警官隊や大陸浪人等により虐殺されました。この明成皇后(閔妃)の生まれ育った家がヨジュに残っています。生家の隣には記念館が建てられ、明成皇后に関連する展示や朝鮮時代末の社会状況についての解説があり、児童生徒の歴史学習の場として活用されています。



明成皇后暗殺に関連した場所として景福宮の
敷地の一番奥のほうに当時の状況を想像して画いた絵がありますが、この生家も訪問すれば韓国の伝統的な民家の様子も見ることができます。





ソウルから車で二時間近く離れていますので、同じヨジュにあるセジョン大王の王陵も見学すると良いでしょう。ここはユネスコの世界遺産にもなっています。






歴史を見つめる和解の旅 訪問地紹介 ~ 堤岩里3・1運動記念館

2015-11-01 12:55:03 | 日韓環境情報センターの紹介

 歴史を見つめる和解の旅で訪問する場所の説明やホームページなどを載せますので、ご覧ください。まず、キョンギ道華城(ファソン)にある堤岩里(チェアムリ)の施設から紹介します。

堤岩里3・1運動記念館のホームページ;少し古いですが日本語のページもあります。

 7月の日韓未来バスツアーで訪問したとき、一緒に行った韓国人も知らない施設でした。他の施設は見学者が大勢いましたが、ここはほとんどいないので、ゆっくり見ることができましたが、もっと多くの人、とくに日本と韓国の歴史や関係に興味のある方に見学してもらいたいところです。

 この施設のテーマである堤岩里での虐殺事件はウィキぺディアにも掲載されています。 ココ

 また、日韓未来バスツアーに参加した福岡の後藤弁護士がフェイスブックでも紹介しています。 ココ

 

この時、僕の撮った写真がありますので、ご覧ください。 記念館の入り口です。二階は教会になっています。 敷地内には犠牲者のお墓があります。 説明を聞く私達。ビデオの上映もあります。 当時の様子を写した写真も展示されています。 生き残った住民。 この記念館の建設に協力した日本人牧師。 展示を熱心に見る未来バスツアーの参加者。 いかがでしょうか。大きな施設ではありませんが、訪問する価値のある重要なところだと思います。3•1独立運動の現場で、日本と韓国の歴史を見つめ直す貴重な時間を体験できます。