先日フェイスブックに載せた文章を検索でヒットするようにブログにもアップします。
熊本防災レポート(1)
思いつくまま、どんどんメモしていきます。熊本で3日間、2014年の熊本地震の体験や防災対策について、いろいろな話をたくさん聞きました。そしてわずか数日後に北海道で地震が発生し、また台風の直撃で関西空港は大きな打撃を受け、僕も4日のフライトが欠航になっています。そんなわけで、いろいろ考えていることがたくさんあります。まとめていませんが、読んでください。
1 熊本市がもともと指定した避難所以外にも自発的に避難所が作られたこと。その所在地や避難している人の数を確認し名簿を作ることに時間がかかる。
指定の体育館、定員1000名に2000名が避難をしてくる。それに対応する市職員は3名だけ。
あとでアンケートをとったら、避難民の50%が何もせず、お客さん状態。ショックがあったとしても、動かずじっとしていては、どんどんダメになるし、手が足りないのに。それが、現実。
2 ボランティアといっても、見ず知らずの人に大事なことは任せられない。日ごろから、交流がないとダメ。
3 指定の避難所も10%以上は天井が落ちたりして、使用不可。グラウンドなどに車を持ち込み非難する人がかなりいても、チェックするのは半端じゃない。こんな想定外の避難所が北海道にもあるのかな?
4 熊本市は市長が先頭になって収集にあたる。40日間、だから6月あたままで、市役所で詰めていた。6月から仮設が作られ、7月から入居が始まったから、最初の4、5、6月の3か月が大事。とくの初期は情報が錯綜する中、積極的な情報発信が役にたったという。特に、ライオン逃亡のデマへの対応。関空にわずか1日でも閉じ込められた人たちへの情報提供がどうだったのか?
5 ただし、避難所でテレビはダメな場合があるそうだ。画面がショッキングなので、家がつぶれたり、橋がおちたり、被災者にショックを与えるので、施設からの避難者にはみせなかったという。
6 反対に、熊本市は避難所にも地域の新聞を配達してもらうように手配。すべての避難者がネットができるわけでない。情報弱者を作らない、気配りは立派だ。
<続く>
写真は熊本市役所の機器管理センター
熊本防災レポート(1)
思いつくまま、どんどんメモしていきます。熊本で3日間、2014年の熊本地震の体験や防災対策について、いろいろな話をたくさん聞きました。そしてわずか数日後に北海道で地震が発生し、また台風の直撃で関西空港は大きな打撃を受け、僕も4日のフライトが欠航になっています。そんなわけで、いろいろ考えていることがたくさんあります。まとめていませんが、読んでください。
1 熊本市がもともと指定した避難所以外にも自発的に避難所が作られたこと。その所在地や避難している人の数を確認し名簿を作ることに時間がかかる。
指定の体育館、定員1000名に2000名が避難をしてくる。それに対応する市職員は3名だけ。
あとでアンケートをとったら、避難民の50%が何もせず、お客さん状態。ショックがあったとしても、動かずじっとしていては、どんどんダメになるし、手が足りないのに。それが、現実。
2 ボランティアといっても、見ず知らずの人に大事なことは任せられない。日ごろから、交流がないとダメ。
3 指定の避難所も10%以上は天井が落ちたりして、使用不可。グラウンドなどに車を持ち込み非難する人がかなりいても、チェックするのは半端じゃない。こんな想定外の避難所が北海道にもあるのかな?
4 熊本市は市長が先頭になって収集にあたる。40日間、だから6月あたままで、市役所で詰めていた。6月から仮設が作られ、7月から入居が始まったから、最初の4、5、6月の3か月が大事。とくの初期は情報が錯綜する中、積極的な情報発信が役にたったという。特に、ライオン逃亡のデマへの対応。関空にわずか1日でも閉じ込められた人たちへの情報提供がどうだったのか?
5 ただし、避難所でテレビはダメな場合があるそうだ。画面がショッキングなので、家がつぶれたり、橋がおちたり、被災者にショックを与えるので、施設からの避難者にはみせなかったという。
6 反対に、熊本市は避難所にも地域の新聞を配達してもらうように手配。すべての避難者がネットができるわけでない。情報弱者を作らない、気配りは立派だ。
<続く>
写真は熊本市役所の機器管理センター