韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

<韓国博物館百科>をはじめます

2008-06-23 11:34:37 | 韓国あれこれ
 私、<韓国雑記帳>がやっている、もうひとつのブログ「日刊ブログ新聞 ぶらっと!」のほうで、<韓国博物館百科>というコーナーを始めました。まだ、「始めます」という、挨拶文しかないのですが、これから韓国各地の博物館情報はそちらのほうで紹介しますので、ときどき見に来てください。こちらから、どうぞ!

 日刊ブログ新聞 ぶらっと! 韓国博物館百科

ポミの躾

2008-06-20 03:58:44 | ポミとチャングン
 以前、書いたようにポミはペットショップで買ってきた犬です。
 そのときは、まだ生まれて1ヶ月か2ヶ月ぐらいで、手のひらに乗るほど小さかったのを覚えています。今は、体重3.4キロの堂々たる体格になりました。一度、油断をして3.7か3.8キロぐらいまで太ってしまって、あわてたことがあります。
 
 さて、家に着たばかりのときの話です。トイレ&風呂場の入口におしっこシートをしいておいたら、よちよちとそこまで行っておしっこをしたのです。べつに、僕らが教えたわけでもありませんが、シートの上でちゃんとおしっこをしたのです。ペットショップで躾けたのか、それとも本能なのか、あるいは偶然なのか?
 
 まあ、どれにしても、ポミに関してはおしっこで問題になることは、ほとんどありませんでした。これで、一安心ですね。ところが、これが失敗でした。このあと、僕たちは躾らしい躾をしなかったのです。そのため、ホントに困ったクセがついてしまったのです。(続く)

 毛布に包まれたポミ

 眠たそうなポミ

通度寺(トンドサ)

2008-06-19 05:09:22 | 韓国のお寺
 通度寺の入口です。

プサンから1時間ぐらい北に行った梁山(ヤンサン)というところに通度寺(トンドサ)というお寺があります。このお寺は、本堂に仏像が無いことで知られています。仏像がない代わりに、仏舎利(お釈迦様の遺骨)を収めた石塔を拝みます。この石塔は外にあるので、本堂の壁の一部がガラスばりになっていて、石塔を拝むことが出来るようになっています。

 このお寺には、去年の11月ごろ行ってきました。ちょうど紅葉のシーズンで、よかったですね。そのうえ、本堂の中には石塔を拝んでいる人たちがたくさんいたので、こんな風景を見られたのも幸運でした。

 ここは、唐から仏舎利氏を持ち帰って慈蔵律師(チャジャン ユルサ)が646年に建立したお寺です。残念ながら、当時の木造建築物は残っていません。豊臣秀吉の文禄・慶長の役の際に焼かれてしまったそうです。各地のお寺の話を聞くと、同じようなことをよく聞きますが、聞くたびに複雑な気持ちになります。

 秋の行事があり、提灯でいっぱいです。

 ここが本殿、右の奥に石塔があります。


チャングンの病気

2008-06-16 11:28:32 | ポミとチャングン
 チャングン(雄です)が毎日薬を飲み始めて、1か月近くになります。
 ひどく咳をするので病院に連れて行ったところ、人間で言うところの<心不全>だそうです。もう10歳を超えているので、仕方がないとの事。突然死んでしまうこともあるそうです。
 病気のため、毎週月曜日に一週間分の薬を貰いに行き、二週間に一回は血液検査をすることになりました。血液検査に数万ウォン(日本円で5~6千円)かかるのもたいへんですが、チャングンがいつまで生きられるか、それも心配です。医者からはあと2年ぐらいだろうと言われました。

 もう一匹いるポミ(雌です)は、生まれて1ヶ月ぐらいのとき、ペットショップで買ったので、ポミにしてみればチャングンしか知りません。もし、チャングンが死んだら、ポミがどうなるか、こっちも心配です。今ですら、チャングンがいないと、ポミは元気がなくなります。今も、僕の足元で二匹いっしょに寝転がっています。
 
 せっかく<ポミとチャングン>のカテゴリーがあるので、これから二人(?)のことを記録していきます。

 チャングンです。漢字だと<将軍>です。

 こちはらポミ。いたずらっ子です。

ろうそくデモのこと

2008-06-13 02:16:01 | 韓国あれこれ
 今日は、ちょっとアメリカ産牛肉の輸入許可に反対する「ろうそくデモ」について、ひと事書きます。
 あまり時事的なことは書きたくないのですが、やっぱり言いたいことはたくさんあるので、メモ形式で書きます。
 
1)日本の新聞などの、今回のデモの報道に関していろいろな書き込みをしている人がいましたが、韓国人を軽視する書き込みが本当に多いことに、やはりそうかという思いと同時に、日本人はこのレベルでしかないのかという気がしました。

2)でも、日本の新聞の報道、少ないですね。<ろうそくデモ>とか<ろうそく集会>という言葉でニュース検索しても、5件ぐらいしかヒットしないです。なぜ、だろう? 日本では、それ以外の重大事件があるのか、韓国のことなので、関係ないとしているのか? だれか、特集記事、書いてくださいよ。このままだと、李明博政権退陣運動に発展しますよ。

3)インターネットで、実況中継が見られたことは、驚きですね。携帯電話やビデオカメラで生中継していました。ネットワーク型の情報伝達と行動というのが、とても大きな可能性をもっていることが分かりました。だって、アメリカに住んでいる韓国人が「ネットで<ろうそく集会>のことをチェックしている。アメリカにいる自分たちもアメリカ産牛肉を不安を感じながら食べている」という内容のことをテレビの討論会で言っていました。

4)韓国の中学生や高校生がチャント自分の意見を持って、行動していること。これは素晴らしいですね。学校給食にアメリカ産の牛肉を使うな! というのは切実な要求ですし、当然です。自分のことだけでなく、仲間のこと、社会のことを考えて行動する能力があるのは、ものすごいことですね。

5)書き始めると、止まらなくなる事。もっともっと書きたいことあります。続きは、明日書くつもりです。では、おやすみなさい。
 

開岩寺(ケアムサ)

2008-06-09 19:30:08 | 韓国のお寺
 開岩寺は、竹から作った塩、竹塩(チュギョム)で有名なお寺です。
 竹塩とは、7~8世紀ごろから開岩寺のある全羅北道の辺山半島(ピョンサンバンド)のお寺で伝わっていた特別な塩のことを言います。ミネラルがたくさん含まれた辺山半島の天日塩を3年以上生長した太い竹に詰め込み、両側を黄土で蓋をして松の木だけを燃料として焼いていきます。高温で焼くことを8回繰り返し、最後の9回目は松の木に松脂をかけて加熱温度をさらに上げるので、塩が溶けて流れ出すそうです。固まったものは結晶になり、民間療法にも使われました。

 1988年、この竹塩の製造方法を開岩寺の住職から伝授してもらった<開岩竹塩>という会社が製造をはじめ、いわゆる竹塩ブームがおきるまで発展したのです。最近では、食用だけでなく、石鹸、食み履き粉、洗顔パックなどにも使われています。
 
 開岩寺の門をくぐって上がっていく大雄殿(デーウンジョン)が見えます。うしろの岩のマッチしていて、なかかなの風景です。この建物は朝鮮時代、16世紀から17世紀ごろの建物だそうです。大雄殿の中の龍の彫り物が立派でした。

 ちょうど、お昼ごろに行ったので、住職さんもお坊さんも食事中。まかないのおばさん(?)に来てもらい、売店で竹塩を買いました。最近は日本人も時々来るそうです。他の観光客もいないので、ゆっくり境内を見学できました。この開岩寺もなかなかいいお寺。この地方に行ったときは、ぜひ立ち寄ってください。

  大雄殿、バックの岩がなかなかいいです
 
 羅漢殿、中には羅漢さんがいっぱいです

 大雄殿の天井の龍

 天井の龍は迫力満点です
 

海美邑城(ヘミウプソン)

2008-06-03 18:17:05 | 韓国あれこれ
 忠清南道の徳山温泉(トクサンオンチョン)から、車で30分ぐらいのところに海美邑城(ヘミウプソン)という史跡があります。
 
 韓国の城は山の頂上にある山城と平地の邑城に分けることができます。山城には、ソウルの南東にある南漢山城(ナムハンサンソン)やキンポ空港の向かい側にある幸州山城(ヘンジュサンソン)などがあります。邑城で有名なのは、水原華城(スウォンファソン)ですが、この海美邑城も韓国では有名な史跡です。
 
 もともと、この城はこの地域の軍政と行政をともに管轄するために造られたそうです。そのため、豊臣秀吉の軍をやぶった有名な李舜臣将軍も、6ヶ月ほどこの地に留まり軍政を指揮したそうです。
 朝鮮時代の末期には、当時禁止されてたキリスト教の信者たちの殉教の場所でもあるそうです。1866年の弾圧では1000名以上のカトリック信者が犠牲となりました。
 このように、歴史の舞台となった邑城ですが、近代になっては城の内部に学校や村役場があったそうです。今は撤去され、昔の姿を復元するための工事が行われています。
 
 私たちが行ったとき、他の観光客はほとんどいなかったので、独占していました。城の中は、ちょっとした散策コース。旅の気分転換にいいところでした。
(日刊ブログ新聞 ぶらっと! のブログの記事を転載しました)

 海美邑城の入口、年代が感じられます。

 城の中の散策路、とても静かでした。

 長く続く城壁、誰もいません。



 城の門は車が出入りできるぐらいの大きさです