韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

気になる若手のシンガー(1) Maya

2009-10-28 01:16:14 | 僕の韓流~ソング&シネマ
 以前もちょっと書いたことがありましたが、<コンサート7080>という便利な(?)音楽番組があります。

 ここに出てくる歌手は、70~80年代に活躍した懐かしい歌手や実力派の歌手がじっくり歌を聞かせてくれます。どんな歌手が歌っていたのか知らなくても聞いた事のある歌や、思い出のある歌が登場したりするので、結構楽しんで見ている番組です。

 また、若手の歌手が登場する場合も、今現在の人気より本当に上手い歌を歌える歌手が出てきます。今日紹介する<MAYA>という女性ロッカーもその一人。ネットで調べてみたら、日本にも同じ名前のジャズシンガーがいますね。

 先日の7080で初めて聞いたのですが、歌が上手いのでビックリ。その場面はまだユーチューブになかったので、ミュージックビデオですが、迫力あります。7080のライブが見つかったら、そちらのほうも紹介します。では、じっくりと聞いてください。


Maya「威風堂々 위풍당당」




チョー・ヨンピルを忘れないで

2009-10-23 02:01:32 | 僕の韓流~ソング&シネマ
 ちょっと硬い記事ばかり続いたので、雰囲気を変えましょう。

 韓国の国民的な歌手といえば、チョー・ヨンピルを思い浮かべる人もいると思います。日本でも80年代の半ばごろ紹介され、僕もレコード(CDじゃないのだ!)を買った覚えがあります。

 「釜山港に帰れ」のイメージが強すぎて演歌歌手みたいに思われていた時期もありましたね。でも、演歌(トロット)だけでなく、バラードやロックや民謡までなんでも歌えるマルチプレーヤーです。

 この歌は「チングヨ」という歌で、そうですね50才前後のアジョシたちには思いで一杯の歌のようです。かつて、ある大学の新入生歓迎のキャンプでとある教授が歌っていたのを思い出しました。

 この映像は、2005年にピョンヤン(!)で行ったもの。このコンサートはドキュメントでも報道され、彼らが北の担当者といろいろと調整しながらコンサートを成功させたとのことです。

「チングヨ(友よ)」 チョー・ヨンピル




iCOOP生協のこと

2009-10-21 11:44:47 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
 先週の金曜日から月曜日まで、3泊4日の日程で名古屋に行ってきました。僕が入っている湿地保護のNGO、ラムネット・ジャパン主催のシンポジウムに参加するためです。僕と一緒に韓国の仲間も6名参加しましたが、そのうちの2名がiCOOP生協という韓国の生活協同組合の中心メンバーです。

 iCOOP生協の人たちとは今年の夏に行われた「日韓田んぼの生きもの調査交流会」でも会いましたし、日本のパルシステム生協が韓国を訪れたときも夕食を共にしました。最近良く会っているので、どんな生協なのかちょっと気になっていました。
 
 僕の手元にあるiCOOP生協のパンフレットには、このように紹介されています。

~10年前、6つの小さな地域生協から始まった私どもは、今は全国的に70の会員生協と、5万余名の組合員、3千余名の生産者が共同する組織として成長しました。組合員の出資した資本を用いて全国各地に物流・配送センターを建てて全国どこでも生協の商品をお届けできる物流システムを構築し、無駄なコストを削減することで、誰もが安全・安心の食品を利用できる社会的な環境作りを共同の力で繋ごうとしております。

 わずか10年という短い期間でここまで成長した一番の理由はなんですかと尋ねたところ、「教育」という言葉が返ってきました。組合員や理事(中心メンバーですね)などへの教育のために、1ヶ月にかなりの金額を使うといっていました。生協への誇り、安全な食べ物への知識など様々な教育を行っているそうです。

 もう一つ気になったことは「倫理的消費」というスローガンです。少し長くなりますが、パンフレットから引用します。

~消費は経済においての投票行為とも言えます。我々の財布の中にある現金やクレジット・カードが投票用紙になるのです。その票を誰に、どこに投じたらいいのでしょう。児童の労働を搾取して生産したチョコレートを買う消費者の行動は、そのような企業の行為を黙認し、もっと多くの富や力を与えることにも繋がりかねません。今、私たちの目にはすぐには見えなくても、生き物と地球環境に配慮して、正直な生産に取り組む生産者や労働者の権利を尊重する企業、動物の福祉を考え、生産方法を革新してゆく倫理的生産を差さえ合うことは私たちの消費を通して可能なことなのです。倫理的消費は、持続可能な社会を創ってゆく上に私たち消費者にできる小さくても手ごろに実践できる「美しき消費」でもあります。~

 たぶんこのような理想主義を正々堂々と掲げ、それを一つずつ実現して行く信頼と行動力が、iCOOP生協の発展の秘密のような気がします。これからも、いろいろな場所で彼ら・彼女らと出会うと思います。そのとき、また報告しましょう。


 


メルマガを出します

2009-10-21 00:26:41 | 韓国あれこれ
 さて、17日のシンポジウムはかなり中身の濃いシンポジウムでした。僕も生物多様性について、いろいろ新しい知識を得ることができましたね。

 とくに、国際的な条約を武器して政府に圧力をかける、あるいは政策を変更させるという<戦略>は、これからのNGOが身に付けていかなくてはならない大切な戦い方の一つでしょう。この具体例がラムサールCOP10での<水田決議>でした。

 日本と韓国のNGOが手を結び合ってこのような活動をこれからもやっていく必要がありますね。

 というわけで、今月末からメルマガを出そうと思います。ちょっと大変かもしれませんが、2週間に最低1度、できれば毎週出したいですね。下が、創刊準備号の下書きです。



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環境保護のかけはし 
         日韓環境情報ニュースレター <2009/10/20>  創刊準備号
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はじめまして、韓国田舎情報室の田中博@韓国田舎情報室です。

韓国のチャンウォンで国際的な湿地保護条約の会議、ラムサールCOP10が行われて、
1年が過ぎようとしています。

そして、私が日本と韓国の環境保護の問題に本格的に係りだしてからも1年が過ぎまし
た。今まで会議などでの通訳などを担当してきましたが、これからは韓国での環境関連
のニュースや日韓NGOの交流の様子、エコツアー情報などをお伝えしようと思います。

このニュースレターを足がかりにして、将来的には<日韓環境情報センター>のような
情報発信ができるセンターを作り、日本と韓国のNGOや市民が共に東アジアの環境を
保全し持続可能で賢明な活用をするための一助になればと願っています。

スタートは私の個人ニュースレターの形をとりますが、協力者できるかたはご連絡を下
さい。情報の提供、翻訳作業、取材などなんでも結構です。

また、当分の間は日本語だけですが、韓国語バージョンも作り、日本の情報を韓国にも
発信したいと思います。

では、これからよろしくお願いします。


日韓環境情報ニュースレター発行人:田中博@韓国田舎情報室

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田中博@韓国田舎情報室は翻訳・通訳、交流企画、取材などを行っています。今まで、
NGOや市民団体の通訳や翻訳、月刊誌の取材などを担当しました。また、湿地保護の
NGO、「ラムサールネットワーク日本」の韓国事務局も担当しています。

ブログ「韓国雑記帳」もご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/kankoku_zakkicho/e/88e7d6dc7f000739d73b48a426db493c

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シンポジウムのお知らせです

2009-10-12 01:43:40 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
 土曜、日曜、日本から生協のパルシステムの方々が韓国に来たので、案内をしてきました。その報告は明日にでも書きます。今日は、僕の参加しているNGO、ラムサールネットワーク日本主催のシンポジウムのお知らせです。

 湿地保全や生物多様性などに関心のある方、ぜひ参加してください。僕も、韓国の活動家の人たちの通訳&ガイドで名古屋に行きますので、よろしく!

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シンポジウム「湿地の生物多様性-ラムサールCOP10からCBD-COP10へ」

 ラムサール条約は生物多様性条約と深いかかわりを持ち、湿地の生物多様性を守るために、生物多様性条約の事務局と覚え書きを交わし、共同作業計画を策定しています。今後、湿地を保全し湿地の生物多様性を守っていくためには、両条約がさらに緊密に協力関係を構築し、連携した取り組みを強力に推進していくことが極めて重要であり、その重要性を広く関係者に理解してもらうことが必要です。 
 昨年10月~11月には韓国で、ラムサール条約第10回締約国会議(ラムサールCOP10)が開催されました。 来年10月には名古屋で、生物多様性条約第10回締約国会議(CBD-COP10)が開催されます。 そのちょうど中間の時期に当たる本年10月17日、ラムサール・ネットワーク日本では下記の通り、韓国NGOから4名のゲストを招いて名古屋でシンポジウム「湿地の生物多様性 ─ラムサールCOP10からCBD-COP10へ─」を開催します。 このシンポジウムを契機に、両条約をもとにした湿地の生物多様性保全について普及啓発を図り、湿地の生物多様性を守る取り組みを前進させたいと考えています。 
 湿地保全と生物多様性に関心のあるみなさま、奮ってご参加ください。    

 
             記


シンポジウム「湿地の生物多様性─ラムサールCOP10からCBD-COP10へ─」

●日 時:2009年10月17日(土)10:00~17:30(開場9:30)
●会 場:名古屋港ポートビル 4F講堂  
     名古屋市港区港町1-9 TEL 052-652-1111
     http://www.nagoyaaqua.jp/buil/index.html
     地下鉄名港線・名古屋港駅下車(3番出口)徒歩5分      
     *名古屋駅から地下鉄東山線・栄駅乗りかえ、       
      名城線金山方面・名古屋港行き終点下車(所要時間約30分)
●主 催:ラムサール・ネットワーク日本     
     CBD市民ネット湿地の生物多様性部会
●後 援:WWFジャパン、(財)日本自然保護協会、(財)日本野鳥の会
●参加費:無料(事前申し込み不要)

●プログラム/発表者(予定) 
  開会挨拶 
  1.ラムサールCOP10の成果と問題点
     日本:浅野正富(ラムサール・ネットワーク日本)     
     韓国:マ・ヨンウン(KFEM:韓国環境運動連合) 
  2.ラムサールCOP10からCBD-COP10へ  
   1)ラムサール条約と生物多様性条約における国際協力     
     日本:柏木 実(世界湿地ネットワーク)      
          〈昼食 12:00~13:00〉  
   2)日韓の湿地の危機とCBD-COP10     
     日本:堀 良一(よみがえれ!有明訴訟弁護団)     
     韓国:ハン・ドンウク(PGA湿地生態研究所)  
   3)ポスト2010年目標として目指すべきもの  
    (1)水田と集水域の保全     
     日本:呉地正行(日本雁を保護する会)     
     韓国:パク・インジャ(iCOOP生協連合会)      
         〈休 憩〉  
    (2)沿岸・海洋の保全     
     日本:花輪伸一(WWFジャパン)     
     韓国:チュ・ヨンギ(セマングム生命平和全北連帯)  
   4)総合討論─CBD-COP10に向けた具体的行動計画について─   
     進行:菅波 完(有明海漁民・市民ネットワーク)   
     コメンテーター:前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会)
            キム・ドクソン(環境と生命を守る教師の会)他 
   閉会挨拶

●お問い合わせ:ラムサール・ネットワーク日本 
        〒113-0021 東京都文京区本駒込4-38-1 冨士ビル2F 
        TEL/FAX 03-5842-1882 info@ramnet-j.org
        http://www.ramnet-j.org