漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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2015はじめての島巡りの旅 野崎島へ編

2015-08-21 17:53:39 | 旅行
6日目
19日

この日は朝から雨の予定で、前日の夜からすごい雨となりましたが
朝起きたら、すっきり晴れていました。有難いです!

野崎島への船は朝 7時20分発のみです。
宿から歩いて2分の距離の港から出ます。

水曜日は7時から、島のおばちゃんたちが作っている野菜を
持ち寄って販売してくださるという
あい菜市があるということなので、船の出発までそちらを見学



朝から、お客さんでごったがえす店内

お野菜は


小値賀島はもう稲を刈り取っていました。
新米が1kg400円で出ていました。

お金は、この籠の中の缶に入れて、野菜をもらっていくそうです。
今度くるときは、火曜日に来て、
水曜日の朝はここで野菜を調達したいと思いました。メモメモ
小値賀島は土が真っ赤です。それも溶岩と関係があるようですが
その土のせいで、根菜類がとても甘く出来るのだそうです。
今度は秋にきて、さつまいもを食べなくっちゃ♪

さて、船は はまゆう待合所の前からでます



船内の様子


この船が満席になりました。船の料金は、船の中で回収されます。
片道一人500円です。
野崎島までは30分ほどの航海となります。

行きに、六島によります。ここは住人が3人の島ですが
とくに移動する人がいないと、船が寄らないので、
野崎島にもっと早く着いてしまうこともあるのだとか。

三人で島に住むというのは、どんな感じなのでしょうか?
のびのび?
ちょっと寂しい?
どんな方が住んでいるのだろうと いろいろ気になったのでした。

あっという間に到着



全員が住むことをやめた島
そこには、家は崩れているとはいえ、
まだまだ住んでいた様子が想像できる場所でした。








段々畑が綺麗に作られている場所です。



島には鹿が400頭とか、600頭とかいるとのことで
歩いていると、遠くに鹿があらわれました



この島は その学塾村と教会が有名な場所で
そこまで、港から歩いて20分ほどになります。

やっぱり土が赤い



どんどん登っていくと、こんな景色があらわれます




野首海岸

めっちゃくちゃ綺麗です。

やっと登った坂を今度は 下っていきます。
そして、やっと学塾村に到着。



廃校を利用して作られていて、お湯のでるシャワーも綺麗なトイレもあります。
お店は一切ないのですが、こちらで厨房を借りられるので、
食材をもっていくと、食事が作れます。
私たちは、またお弁当を持っていきました

学塾村では、昨日すれ違った子供たちが、楽しそうに(ちょっと面倒くさそうな子もいましたが、笑)過ごしていました。

水着に着替えて、この道を歩いていきます



すると、海岸です




ぎゃ~~~!綺麗。

クラゲもまずいないそうです。

ゴミもほとんどないんです。
人が暮らさない島というのは、海まで綺麗であり続けることが出来るのかな~と
思いました。
暮らす ということについて
考えさせられるのでした。

4時間くらいのんびりして、お弁当を食べました。

帰りの船は3時10分、2時40分には集合と言われているので
一応時間も気にします。

シャワーを借り、着替えて、教会もみておかねば。
ここは、かつて隠れキリシタンが逃れてきていたそうです。
今は無人島ですが、かつて600人ほどの方が住んでいたそうです。



教会は本当にかわいく建っていました。






ステンドグラスがなんとも愛らしい


さて、では港のもどります。

ここは北側の島と南側の島の中間点なのですが
どっちも中央は山であまり平地がないそうなのです
山は、マムシとヒルの天国で、立ち入らないようにと厳しいお達しでした。
野性味あふれる場所です。

世界遺産登録に申請しているそうです。

帰りの船は、ぐっすり寝ていました。

帰りの船は、だいぶ人数が減り、
他の人たちは、キャンプするのだろうか?と気になったのでした。

夕飯は、カレーが食べたいとのことで
カレーとサラダと、残りの野菜を綺麗に片付けました。


明日はいよいよ島を離れます。
あっという間です~。

この日は、酒屋さんのおじいさんは不在で最後にご挨拶が出来ず残念でした。
スーパーのおばさんに、妖精は
「あら~~、焼けたわね~」と、言われていました。笑

私たちが泊まっていた場所は港に近い猟師町で、お店屋さんもたくさんあって
便利な場所でした。

つづく

2015はじめての島巡りの旅 小値賀島第二夜編

2015-08-21 17:10:26 | 旅行
5日目
18日

小値賀島は漁業の町なのですが、魚屋さんがないそうです。
どうやって魚を購入するかといいますと

漁協に買い付けにいくのであります。
こちらです



漁協っていうと、魚屋の威勢のいいお兄さんたちが
「らっしゃいらっしゃい!え?買うの買わないの?!」

みたいな、ちょっと怖い雰囲気なのかな~っと 尻込みしていました

7時からだと思っていくと、バス停で待っている おばあさんが
買えるのは7時半だけど、7時にモノだけもらって支払いは後からっていうことも
できるから、行って見なさいと教えてくれました。
みなさん、めっちゃ親切!

それで、思い切って、のぞきました

魚はまだ、まばらでしたが、一組のご夫婦がいらっしゃり
お魚を購入されていたので、すかさず話しかけましたら
言葉が関東の言葉で、旅行者の方でした。やはりドキドキで購入されたのだとか。
魚の買い方なども教えてくださいました。

それでも、ドキドキ。
なにせ、おじさんたちは一言も
「らっしゃい!」と言わないのです。
それはそれで、心配になる。

来ていいのだろうか? そんな不安もよぎり、購入できる7時半以降に再度出直すことにしました。

帰宅して朝ごはん


ごはん
みそしる
浅漬け
はがつおの燻製

自由に自炊できるのは、朝食の時間を気にしなくていいので
とっても楽ちん

さて、リベンジ!



やっぱり、こういう時は挨拶よね!と、大きな声で
「おはよぉございま~~っす!」

というと、「おはようございます」と、普通に答えてくださいました。
ほっ。

う~ん、なんだろう、この魚は??

私「これはメバルですか?」

おじさん「それは カサゴだね~」

私「じゃあ、このカサゴの中くらいのを 2尾お願いします!」

重さでお値段が決まりますので、ザルに入れてもらって
(もしかしたら、本当は自分で入れるのだったのかも)
窓口のお姉さんに渡します。

計量してくださって、2尾で900円!やすい!

さて、おしゃれ古民家では家の中でお魚を調理してはいけないことになっています。
外ならOKとのこと!

持って帰って、早速うろこをおとし、頭をおとして、内臓をぬき
塩をふって、冷蔵庫へ。


次回くるときは、うろこ取りと、包丁、軍手を持参しないとだわ。
メモメモ。

さて、この日はどこに泳ぎに行こうかな
その前に、五両だきの上にある、長崎鼻という場所へ。

五両だきの断崖絶壁の上には、牛がいらっしゃるんです。
それがこちら


小値賀島は牛が有名なのだそうです、ここで幼少期をすごした牛が
神戸などへ出され、銘柄牛になるのだそうです。

牛はこんな生活をしています。



気持ちいい生活でしょうが、食べられるという運命を受け止めている牛を
思うと、その度量に感服

午前中は、小値賀島から橋でつながる斑島にある
ポットホールを見に行きました。

およそ5万年前(たぶん)から、岩の間をごろごろと転がり続け
まんまるになた直系60cmの岩がある場所です。
世界第二位のポットホール、何が第二位なのだろう?大きさかな?

あの鳥居の先です


気持ちよい風が吹き抜けるこの場所を歩いていくと
ザバーンという威勢のいい波の音が聞こえます。

小値賀島は火山が噴火して出来た島なので、岩も溶岩、真っ黒
さて、どこにまん丸岩があるのだろうか?



ザバーン!

満潮で、とてもこれ以上進むのは、こ、怖い。
ここも、バリアフリーとはいえない場所です。
全く、どこか分からず。

お昼からが 引き潮なので、出直すことにしました。

さて、太陽も出ているので、泳がなくては!
今日はどの海岸にしようかしら?と、赤浜海岸に行きました。



浜が真っ赤!



まるで地球ではないみたい。

この星に降り立ったと想定して、周りを見回してみる。

「こ、ここは一体、なんという星なんだろうか?
人のような生物はいるのだろうか?」

あ!あそこに漂流している人がいる!



だ、大丈夫ですかー!!


ここも水がとっても綺麗。浜にはゴミが気になるけれど。
ここはクラゲにさされませんでした。

お昼は作っていった、お弁当を食べます。
おにぎり6個が完売。

さて、そろそろ波も引いてきたし、ポットホールリベンジへ!
こんなときも、バサラちゃんが助かるのでした。
とても自転車だったら、二往復もできない。



うん、波はひいている。



どこだろう、こっちかな?


ザバーン

あっちかな?


ザバーン

ないよ~



白い→があって、
次にゴールドの→があるのだけれど
ゴールドの→は海を向いている。

この→の向きがおかしいんじゃないの?
と、→の先を良く見ると、
もう一つのゴールドの→が下を向いている!

あ!!!


あった!

でも、ころがってない・・・・。

なんと、ころころ転がっているところを見た人は
まだいないのだとか・・?

でも、見つけただけでスッキリしました。
この→も1、2年前にできて、それまで、全くノーマークだったのだとか。
そりゃ、難しい。

島をぐるりと一周して、翌日行く野崎島の予約をしに
おぢかツーリズムの窓口へ。
無人島の野崎島に渡るには、前日までに予約が必要とのこと。
何しろ、船は一日1往復しかない。
たまたま、九州全域から有志で集まった小学生の子供たちと鉢合わせる
彼らはこれから、野崎島でキャンプなのだそうです。
野崎島には、自然学塾村という、誰でも泊まれる施設があって電気も水道もきているそうです。

その後、レンタカーにガソリンを満タンにしに、給油所へ
ここのおばさんが、またとっても気さくな方で
小値賀島は東京より涼しいこと(風が本当に気持ちよくて、クーラー不要な感じ)
東京からのお客さんは多いとのこと
などなど、いろいろお話してくださいました。

ちなみに、レンタカーの返し方も素敵で
公共の駐車場に、カギをつけっぱなしで置いておくだけ
料金は前払い。愛のある信頼関係。

さて、
はやめに宿に帰ってきました。

かさごの調理がまっておりますからね♪♪

煮付けにしました。
島で作っている豆腐がとっても美味しくて、お豆腐と一緒に



かさごと豆腐の煮付け
オクラのたたきとハガツオの和え物
茄子の味噌汁
じゃこてん
ごはん

かさごが・・・・・めっちゃくちゃ美味しい!
こんな美味しいお魚を食べたことはない!っというくらい美味しい!

泣きそうなくらい、感動!

この島の人々は、お魚といえば、この味なのだ
関東へ行ったら、さぞがっかりすることだおうな~。

つづく






2015はじめての島巡りの旅 ついに小値賀島へ編

2015-08-21 15:26:06 | 旅行
4日目17日は大雨の音で目が覚める佐世保のホテル
ホテルの目の前を流れる川の水量がめいっぱいになっていますが、大丈夫でしょうか??ドキドキ

ところが、出発時にはお天気になりました。
船は9時20分の高速船。車は佐世保港で置いていきます。

高速船はけっこう 飛びました。波と波の間を。
1時間ちょっとの航行を経て
顔面蒼白で、小値賀島の港に下りたのでした。

小値賀ツーリズムという会社が窓口となってくださっていたので
お迎えにきてくださっていました。
メールでやりとりしていた方にお会いできる瞬間はこそばゆいような嬉しさがあります。
これまで、佐世保のホテルの方々は方言がしっかりとあったのですが
小値賀ツーリズムの担当の方は関東の言葉だったので、不思議に感じましたら
なんと!
神奈川からの移住者なのだそうです。
けっこう移住者の若い方が多いのだとか。

それから、レンタカーをもってきてくださった、レンタカー屋さんの
おばさんともお会いできて、車を借りられました。
日産のバサラは、3列シートの車で私たち2人にはもったいない大きさでした。
走行距離が10万キロを超えているベテラン車、きっと上手に島を回ってくれるのでしょう、まずは車にもご挨拶。

そこから、まずは海水浴!
五両だき へ
そこはシャワーもないので、島の人は泳がないらしいのですが
ガイドブックではとっても綺麗な写真が載っていました。

まずは、車を仮設駐車場なる場所へ


そこから、歩いて向かいます。
こんなゲートがあります、猪が入らないようにとのこと



そこを通り、駐車場を振り返ると、こんな感じ


すっぽりグリーンにうまっているのでした。

ぐんぐん、歩いていくと、こんな風景が見えてきました



この岩場を降りていきます
バリアフリーの対極にあるような場所です。

そこに広がるのはエメラルドグリーン海と、波にえぐられて出来た岸壁でした



完全にプライベート・・誰も泳いでいないどころか
誰もいません。

ちょっと怖いくらいの切りだった岸壁なのでした。



海に入りながら、太極拳を満喫!



けっこう、波が強いんで、泳ぐのがちょっと怖い感じです。
何かあっても、この近隣に誰もいないし、誰も来ないので
助けも呼べないのも、ちょっと心配なところ。
波打ち際で遊んでいましたが、
妖精はちょっと深みに入っていこうとした、その時!

くらげちゃんに、チクリ

見たところ、全くクラゲはいないのですが、どうやらやられたようで
海水で、ジャバジャバ洗ってから
持っていた水筒の水で、洗って
エレファントバームを塗りました。
二箇所はこれで、すぐにひいたのですが、一箇所、水をかけ忘れてしまったようで
針が抜けきらなかったようで、かなり腫れました。

その後、よく洗ったら大丈夫でした。
普通のクラゲだったみたいでよかったです。そして
エレファントバームには、クラゲにやられた時に、またもや助けられました!
しかし、
地元の方が泳がないのは、それなりの理由があるのだと学ぶ。


4時間くらいのんびりして

次に島を守る 地ノ神島神社へ

ここがまたすっごいんです。



鳥居のあちら側が海
そして、見えている島は今は無人島となった野崎島
野崎島にある神社と向かい合わせになっているのだそうです。

温かく優しい場所でした。


そうそう、島は案外起伏が激しくて、誰もレンタサイクルの人など
いませんでした。というか、すれ違いませんでした。
危なかった・・・。
バサラちゃんに助けられました。

その後、宿へ。
小値賀島は古民家再生事業があり、
おしゃれ古民家が6棟ほどあり、泊まれます。
人気のようで、お盆も満室、17日以降、1棟だけ空いていたのが
先小路という物件でした。

こんな建物です。ここは2~3人用です。



この黒塗りな感じもまたかっこいいんですが、
引き戸の玄関をあけますと、土間が



この壷を荷物にひっかけて、倒しそうになって、冷や汗をかきました。
この奥に洗濯機があり、洗剤も備え付け、
島の環境にいい洗剤をご用意しています とのことでしたが、
シャボン玉のEM液体洗剤でした
(こちらは、環でも販売中でございます。笑)

そして、一階にお風呂



ぎょぎょ~なガラス張り

寝室も


布団の上の布は、帯でした。

二階がリビング


右側にキッチンがあって
お皿もお鍋も冷蔵庫も、IHですが、2口のコンロがあります。
調味料もあります。

便利!

二人で泊まるのに、二階にもお手洗いが


水周りは最新な感じです。
二階へ上がる階段はとても急なので、ちょっと気をつけます。

テレビがない我が家には、まるでシアターのように見える、テレビ。

妖精は夜、映画をみていました。

夕飯は、自炊です



島の野菜とお米をオプションで頼めます。
頼んでおくと、冷蔵庫に入れておいてくださいます。
スーパーも近くにあって、朝7時から営業しています。
酒屋さんもあります。
妖精がビールを飲みたいというので、酒屋さんにいきました。

お店のおじいさんが
「それ持って帰るの?」


私「は、はい、いいですか?」

おじいさん
「それ、いくらだったかな?」

妖精「360円って書いてあります」

おじいさん
「え?どこにいるの?え~、誰ぇ?、え~いつからぁ?」

私「先小路に宿泊しています」

おじいさん「え~、その横はうちの倉庫よ。わっはっは」

みんなで、わっっはっは~
このおじいさんとおしゃべりしたくて、結局毎日酒屋に通うのでした。笑



島の野菜で作ったシリーズでした。

きゃべつの豚汁
冷奴
じゃこてん
焼き茄子
トマトとハガツオの燻製のバルサミコ和え
ごはん

ハガツオの燻製が、めっちゃくちゃ美味しいんです。
小値賀島はマガツオではなく、ハガツオが獲れるそうで、
これを桜の木で燻製にするのが名産なのだそうです。

つづく






2015はじめての島巡りの旅 松山から佐世保へ編

2015-08-21 14:35:10 | Weblog
さて、二日目15日は、松山の祖母宅へ。

仏様となった祖母が帰ってきているので、ご挨拶。

9時に淡路島を出て、松山についたのが、午後2時くらい

両親、伯母、従姉妹ファミリーが泊まっていたが、出かけており
8人分の夕飯作り。
妖精はジョギングへ。

なんて、元気な私たちなんでしょうか。
ハモとおじさんの愛のおかげなのだと思います。

3日目朝、7時に出発
この日は佐世保まで行きます。

まずは、愛媛の八幡浜からフェリーに。9時15分着
予約していましたが、満席に近い状態でした。

二等席は、カオス!

甲板にまで家族連れが。3時間も海風に当るのはけっこう
疲れると思うのですが、それくらい、場所がないんですね。
車も、非常に細いスロープをあがり、上の階へ。



二台前にいた車は、車高が低すぎて、スロープを登れないので、はじかれました。
たぶん、一階に停めるのだと思います。
およよよ、ドキドキ。

降りるときも、まさかのその細い急なスロープ。

ま、まえがみえまへん。

おっかなびっくりしながら、別府へ到着!

そのまま、順調に長崎へ入り、生まれて初めての佐世保へ
午後4時ごろ到着 この日ももっぱら妖精の運転

なにやら、黒船ならぬネズミ色の船がたくさん停泊中



物々しいというよりも、見慣れなさすぎて、
テーマパークの置物のように感じるのでした。
平和な時代に生まれた幸福感にひたる。

佐世保ではホテルで一泊します。
アーケード街へ繰り出すと

アメリカと日本の国旗がたくさん掲げてあって
フレンドシップがどうのこうのと。

待ち行く人も、外国人が多い。

お祭りもアメリカン


アーケード街はとても綺麗で、新しいのでした。
複雑な気持ち。

夜は雨が降って来ました。

明日も雨の予報、小値賀島も雨なら、レンタサイクルで回るのはキツイかもしれない
と、急遽島のレンタカー屋さんに電話をして、レンタカーを予約。

あいにく、一社は、全部車が貸し出し中とのこと
もう一社は、軽は全部貸し出し中だが、ちょっと大きめの車ならあるとのこと

高いのかしら?
と、思ったら、軽と同じ値段とのこと。一日4000円!

横で妖精が
「なんていう車?」と、しきりにそこを気にしている

おばさん
「日産のバサラです」


「日産のバサラだって」

妖精
「・・・・」


「マニュアルですか?オートマですか?」

おばさん、笑いながら
「オートマです」

ですよね~~!
失礼しました。

つづく


2015はじめての島巡りの旅 沼島編

2015-08-21 14:12:44 | 旅行
愛するみなさま こんにちは

今年の夏は、いざ五島列島は小値賀島へ!
そして2013年に行った淡路島の沼島で食べたハモ料理がまた
食べたかったのと、沼島の海がとっても綺麗で、次は泳ぎたい!と
思っていた夢を叶えるべく、沼島へまずは一泊することにしました

古事記では、日本は沼島から出来たとされている伝説の島。
しかし、
初日から、いきなりのパンチです!

午前1時45分起床。真っ暗な中おきだして、3時に出発!
なぜ、こんな強行スケジュールかといいますと、本当は淡路島に前泊する予定だったのです
ところが、お盆で淡路島の宿がどこもとれず、結局当日早朝出発してお昼の船に
間に合うようにということで、こんな時間に出発することになったのでした!

さて、この日は淡路島は曇りのち雨の予報、泳げるかな~?

行きは、福島先生のCDを聞きながらいきました。
面白い!
だけども、聞きすぎて、道を何度か間違えました。笑

その後は順調に渋滞もなくすすむも、淡路島に渡る橋の手前で事故渋滞

淡路島出発の船の2時間近く前(お昼12時前)に到着するくらい余裕をもっていたけれど
結局、船が出る10分前(船は13時50分発)に到着!ふ~、危なかった。
ところが、2013年に来た時は、駐車場にも余裕でとめられたのに
今回は、満車!
臨時駐車場も満車で、路駐組もいるくらい!
ただ、私たちは一泊するので、できれば、ちゃんと駐車場に入れたい。
そこで、沼島から帰ってくる船の人が、もしかしたら、車を出すかもしれないといとの
かすかな望みを胸に、駐車場に並ぶ!

そして、船からもどってきた方々が数台、車を出されたのでした。

というわけで、私たちも、無事に停められました。

セーーーフ!

沼島へは、船で10分ほどです。
そして、お天気は見事に晴れ!わ~い!

まずは宿に荷物を預けて、っと、うきうき気分で民宿へ。
「こんにちわ~環で~っす」と声をかけるも

おじさんは、こちらに背を向けて、携帯をいじったまま
「はいはい、ちょっと待ってね」

・・・・・。

まあ、いいや、海!海!
沼島の海はとっても綺麗です。





町並みも昔ながらの漁師町が、素敵です





てくてく



お盆の飾りなのでしょうか?美しい飾りがたくさんの家に飾ってありました



夕方になって、宿へ引き上げました


ここで、またおじさんのパンチをくらう
 「大きな荷物は、部屋にはもっていけません、宿の前に置いて
  シャワーあびてきはりました?
  ぬれていたら、部屋にはあがらないでくださいね」

禁止事項の嵐!

全然ウェルカムのウェの字も感じませんが・・・
というわけで、お部屋へ
六畳一間



あれ!?誰もいないお部屋を撮ったはずが、お部屋に住み着いている妖精が
うつっているではないですかっ!

お布団は、ずいぶんカラフル



あぁ、キツイ!
キャンセル料払ってでも帰りたい。
といっても、お盆で他は空いていないから、泊まれないのだ・・・。我慢!
とりあえず、お風呂に入ろう。
お風呂はあるよね???

「お風呂はありますか?」

と、聞くと、

なんと、無視。
聞こえなかったのかと、近くにいって、再度聞くも、無視。
よくみたら、お皿を数えてはりました。

数え終わったおじさんが放った一言
「お風呂はありますけど、入れません!」

ええええ??どういう意味

家族風呂になっていて、今 入っている人がいるから という意味だったのでした。

イヤ、もうどうしよう、このおじさんムリ!

しょうがないので、体もぬれているから、部屋にも上がれず
お風呂にも入れず、とりあえず着替えをもって、お風呂に並ぶ、外で!

めっちゃ蚊がいるんですけど・・・・。

しょぼくれながら、お風呂に入り、気分をリフレッシュするためお散歩へ
夕日が見事~~~



ああ、心が洗われる~っと
夕飯へ

もう、正直、この時点で、ハモなんてどうでもよくなっている。

ところが、夕飯に出てきた おじさんは、まるで別人のように明るい笑顔で
とっても丁寧に接客してくださった。私たちが散歩で遅かったのを
えらく心配してくださっていて
「うわ~、よかったわぁ、どこ行かれたかと思いましたわ」とのこと。

そして、私たちが、以前ランチにうかがって美味しかったから、今回は宿泊で
来ました というと。

それはそれは、大喜びしてくれはりまして、
おじさんは、私たちに、とってもよくしてくれるのでした。

隣のテーブルの家族連れのお父さんと、こちらのおじさんは
同世代だということが会話から分かり
大盛り上がりで、その会話がまたおかしくて、笑いをこらえるのが必死!

ところで、肝腎のハモ料理はやっぱりめちゃくちゃ美味しいのでした。
ハモのフライ、それから、お刺身がめちゃくちゃ美味しいんです。
そして、ハモすき。
う~~ん、美味しい!
お料理は、おじさんのお兄さんが作られます。
たぶん、お年は70代半ばくらいでしょうか?
バリバリの現役で、お元気なんです!しかも、めっちゃ気さく。

夜は盆踊りが近くであるとのことでしたが、なにせ朝が早かった上
泳いだ私たちは、食後すぐに寝てしまいました。
そして、この六畳一間のせんべい布団がまたよく眠れるんですわ!

翌朝は
すっきり起きて、お散歩へ。
8時50分の船に乗りたいので、朝ごはんを早めにお願いしたいと申し出たら

朝ごはんは8時なのだそうだ。
お兄さんが
「ごめんなぁ」と。

そして、私たちに
「メシ、くうけ?」と、最高の笑顔で聞いてくださる。

お兄さんは、とっても優しいんです。
料理も最高です。

弟のおじさんは、実はすごく商売がうまい!
それは、金勘定という意味ではなくて、人の優しい心にフォーカスされているんです。お客さんのいう言葉の意味を、ものすごいプラスでとらえてらっしゃいました。

おじさんは時間をとても心配してくださって

「車出すから、乗ってって!」と、めっちゃ親切。

結局、朝ごはんをいただいて、おじさんの車に乗せてもらい
港へ向かう。
途中で、見知らぬおばさんが、大きな荷物を持って走ってはりました。
きっと船に乗る方なのだと思うのです
すると、おじさんは、その見知らぬおばさんの横に車をとめて
「乗る?港いくで」

と、言うと、おばさんも二つ返事で、車に乗り込む
ところが、車高の高い車で、おばさんはなかなか上がれない。
すかさず、おじさんは、おばさんの手をひいて、引っ張りあげて上がる、男気。
おばさんが
「知り合いと話してたら、ぎりぎりになってしもて・・」

というと、おじさんがすかさず
「名残おしいわなぁ」

って・・・・

すごい!
この一言で、おばさんの失敗で船に遅れそうになったんじゃなくて
おばさんが情が厚い人、いい人だとなったのでした。

本物の関西の商売人 というのは、きっとおじさんみたいな方を
言うのだろうな~と心から感激しました。

言葉は常に、発する人ではなく
受け取る人のもの 

またもや、おじさんの愛を見てしまったのでした。

もし、初日で、キャンセルして帰っていたら、
この旅は最悪な日からのスタートになっていたし、
おじさんを最悪な人だとジャッヂしていただろうと思うんです。

でも、人をジャッヂすることなんて出来ないんだと教わりました。
人の優しさを数回の言葉から気づくことが出来ない自分の未熟さ。

そして、出会いが最悪だと、その後のちょっとした優しさが100倍くらいの
有難さ、嬉しさに感じることも。

出会いは最悪がいい。

そういえば、映画やドラマだって、最悪な出会いから恋に発展したりするのは王道です。

これから、最悪な出会いにワクワクしそうな予感です。

沼島、最高でした!
ありがとうございます。

ああ、もうこの旅はこれで終わっても大満足というくらいのスタートに。

つづく