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1/24 TAMIYA 911GT1 その5

2006年05月16日 | 模型
 連日降雨が続いて、最早雨乞いとかしたくなる今日この頃ですが、「ほんまかよ!!」って思うくらい低い気温の御陰か、先日は事の他湿度が低めだったので、やっと塗装作業をする事が出来ました!そんなわけで、ここ最近4~5日の間の進行過程を一気に報告です。画像多くなっちゃったので少し重いかも知れない。

 と、その前に下地の最終チェックと修正。サフ吹いたことで露呈したパーツのバリであるとか、度重なる修正(前後フェンダーを若干修正したりしてます)の影響で埋まってしまったモールドのサイドの掘り起こし等も行いましたが、リアウィングのヒケ埋めと押し出しピン跡の修正も済ませます。画像の通り、豪快なピン跡がウィング裏面に入ってまして、パッと見「裏だから見えないしいっかー」と思わせておいて、ウィング真下の面が平面なので、磨き込むと反射して丸見えになる率91%って感じですので。
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 修正関係が済んだら、全体を#800~#1000クラスのスポンジペーパーで磨いで均しとアシ付け。で、先ずはボディーパーツ裏面にフラットブラックを吹きます。クレオスのスーパーフラットブラックに若干のゴールドを+したものを使用。リアセクションにデカい開口部があり、またコクピット内壁や天井のエアダクト内部もカーボンもしくは黒になってますんで、この時点で先に塗っておきます。


 で、黒く塗ったら当然今度はマスキング。通常行程の最後に裏面塗装を行うことが多いんですが、今回は画像のようにデカイ開口部が何カ所か有りまして、そこに発生する塗り分けラインをキチンとマスキングするには黒を先に入れた方が楽な気がしたから。あくまで気がしただけですが。特にリアバンパー上下の開口部やリアフェンダーのインナーが無いことによる”エンジンカウル内が隙間から見えまくり構造”になってますし。
 

 マスキングが終わったら、ボディーの下塗り開始。今回は、ボディー基本色が白ということで、フィニッシャーズのファンデーションホワイトを選択。この白ですが、あくまで下地用で発色用ではないため、無理に吹き重ねて真っ白に発色させようとすると、下地なのに厚塗りになっちゃいますよね。下地と割り切って程々に吹くと、下地としては充分な状態になります。
 で、ファンデーションホワイトを乾燥させたら、今度はボディー色を吹きます。手持ちの色々な白を比べたんですが、やはり使い慣れたクレオスのスーパーホワイトⅣが良さそうだったのでコレに決定。この白は、先の下地用と違って上層色なので、ちゃんと発色させるように斑無く吹きます。ボディー色のスーパーホワイトですが、
ボディ・フェンダー・リアウィング・リアウィング翼端板・アンダートレイ室内部・ダッシュボード下半分・ロールゲージ・ドアノブ
と塗装すべきパーツが意外と多いので、塗り忘れていないかチョト不安(笑)
←今回使用するメイン塗料

 


 ところで、今回製作中の911GT1は、当初スタジオ27から出ていたデカールを使って29号車のジョリー・モーター・マルボロ使用で作ろうと思ってたんですが、

 
 このようにロゴが全然足りない&貼る位置が違うで困惑。っつーか、もう少し考証して発売して欲しかった。上の画像をクリックして出てくる中で言えば、緑で囲んだ部分のマーキングは実車では左右ドア直下に貼られてますし、黄色で囲んだ部分に貼られるはずのロゴが足りません。御覧の通りかなりの量が不足。少々フォントが違ってるとか、色がチョット薄い気がするとかならともかく、「無い」ってのは正直厄介ですよね。Qちゃん三兄弟でも、どれほど身体が巧く描かれていたとしても、アイデンティティの象徴たる「毛髪」が無ければ、
もはやQちゃんとは呼べない。

 仕方ないので、足らない分が入ってるデカールは無いものかと色々調べ回ると、どうやらポルトガルのコロラド・カルペナから1/24用のデカールが出てる事が判りました。散々調査した結果、どうやら手持ちのスタジオ27のデカールとカルペナのデカールとを合わせると、全てのロゴを揃えることが出来ると判り、早速ポルトガルのコロラド社に注文打ち込んだんですが・・・・・・。未だ送付される気配無し(泣)。やっぱLOSTかぁ?ドライプリンターとか持ってないので、ひたすら待ってたけど、五月に突入したトコでタイムオーバーと考え、作戦変更を余儀なくされました。

 で、次に考えたのが、30号車のクレーマーポルシェ911-GT1。これもST27のデカールを持っていたので、コレは大丈夫だろうと細かく調べていきますと、これまたロゴ不足&色間違いが発覚。以前、コレを買った後にルネッサンスからも30号車用が出たんですが、「ST27持ってるしルネのデカールは硬いからリアの赤い部分とか使いにくいし要らんよね~」とスルーしたんですが、こんな事なら買っておけば良かった。

 
細かいミスも多いんですが、フェンダーとミラーとラジエターダクトに入る「ITOEN(伊藤園)」のロゴが、ダクト部分のモノが足りない上に、色も違うしフォントも全然違うというヤッツケぶり。日本のメーカーが日本の会社のスポンサードロゴを間違えるとは・・・・。その他は概ね使えそうなのですが、このITOENの部分だけが使えない。似て否なるモノは結果として「否」である!!!。

なんぼそっくりでもモンチはアヤヤではないのだ。でも、オヂさんは
アヤヤよりモンチの方が好きだぞ!!(力説)(もう下降気味だけど)
 それはともかく、伊藤園のマークくらいなら、これもドライプリンターがあればアッサリ解決できるのだが、自慢じゃないけど持ってない(笑)。クロマテックで作っちまうかとか考えたが、随分昔の製品とは言えど、スタジオのケツを何でユーザーが拭かにゃならんのよと思うと腹立たしいので、結局コレもヤメ。

 で、最終的に残ったのが、97年#33号車。ドライバーには懐かしのペドロ・ラミーがラインアップされてる車です。これはスタジオじゃなくてルネッサンスの製品で、インストに実車画像を使ってるだけあって、デカールのロゴ不足も無いですし、ホイールもセットされているので手間いらず。値段がボッタクリなのが玉に瑕ですが。


 デカールは、青い部分がフチしか有りませんが、全て塗装するのでややこしいフチの部分をデカールをガイドにマスキングテープを切り出して使うので問題なしです。ただ、極一部にデカールの青と塗装の青を合わせなければならない箇所があるため、塗料自体はインディーブルー・ブルー・コバルトブルー・パープルを調色。クレオス製ですが、純青とか純赤が存在しないのでややこしい調色になってます。こないだガイアノーツから、限定品で純色のシアンやマゼンタが出てたので、今度買ってみようかな?とか思ってたりします。クレオスと混ぜれると幅が広がるんだけどな~って感じで。
 そんな訳で、今回は33号車と96年26号車で作ってます。本命は33号車で、間に合えば26号車もって感じです。ティェリー・ブーツェンがドライブした25号車がパッケージイラストになってますが、ミラーが青になるんですよね。33号車も青だし、このキットはまだストックが余ってる状態なので、25号車は別な機会にしようと思い、今回は斯様な選択となってます。
 余談ですが、97年型の非ワークス用GT1は、左右のダクトの形状がモディファイされています。修正しようにも確認前にダクトパーツをボディーにくっつけちゃった為、今回はここは97仕様でも96仕様のマンマです。修正するなら、ボディーにダクトパーツを装着する前に修正しないと難易度が10:1位で異なりますんで。


 さて、随分グダグダ書きましたが、目下ブースにて乾燥中。今回はルネッサンス製もタミヤも貼付後に乾燥ブースを使うのはマズいらしいので、デカール→クリアーの作業には或る程度の日数を要しますんで、丁度一ヶ月前にここまで到達できてほっと一息です。


コメント (6)
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