本場ロシアの作家さんの作品。(日本のインターネット店で購入)。
メゼーニ塗りはロシアの北部のアルハンゲリスク地方の伝統的な模様、塗り方だそうです。
ずっと以前一度だけロシアに行ったとき、蚤の市で購入した「ロスピース(絵、模様)」という本にも紹介されていて、どうやらかなり伝統的な模様らしいです。
赤と黒で鳥や馬が一筆でさらさらと描かれていて、かき方も示されていますが、真似のできるものでもなく、伝統に裏打ちされた技術だなあ…と思いました。
アルハンゲリスクというところはサンクトペテルブルグよりさらに北、北緯65度くらい。
以前に「アルハンゲリスクの亡霊」(ロバートハリス著)、というのを読んで、これはスターリンの秘密文書に絡んだ結構恐ろしい小説で、アルハンゲリスクが出てくるのですが、かなり雪深く寒そうな村でした。
小説のイメージが先行してしてしまいましたが、寒くて夜の長い冬だから、このような明るい模様が描かれるのかな、と思いました。
こっちはやっと雨(雪)が降りました。降ったらふったで寒い…とかぼやいてます。